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ジョリパットの塗装・塗替え|外壁塗装の塗り替え塗料やメンテナンスを解説!
外壁ジョリパットは、おしゃれな模様や自然な風合いで人気の高い仕上げ材です。
比較的塗り替え回数が少ないといわれていますが、塗り替え時期を過ぎるとひび割れが目立つようになってしまいます。
- ジョリパットの塗り替え時期・タイミング
- ジョリパット外壁塗装の費用の相場
- ジョリパット外壁塗装の注意点
外壁ジョリパットの塗り替えを検討の方は参考にして下さいね。
ジョリパット塗装の特徴
ジョリパットとは、フランス生まれの塗り壁材の一つ。
漆喰やモルタルのように粘性がある外壁材で、アイカ工業が販売している商品です。
扇模様や櫛目模様など、コテ仕上げなどパターン付けしてオリジナルの外壁仕上げが可能。
素朴な風合いやおしゃれな外観として人気があります。
- 耐久性が高い
- 意匠性が高い
- 質感を残したまま塗り替えリフォーム可能
- 安全性が高い
ジョリパット塗装仕上げは、塗り壁材の中でもひび割れしにくいのが特徴。
伝統的な和風模様から洋風の仕上げなど、塗料の色味や素材と組み合わせることでオリジナルの外壁を楽しむことができます。
ジョリパットは専用の塗料があるので、質感を残したままリフォーム可能。
安全性の高い商品としてたくさんの住宅に選ばれています。
>>ジョリパット外壁の記事でメリット・デメリットも紹介しています。
塗り替え工事の目安・タイミング
ジョリパットの塗り替え工事の目安・タイミングは以下になります。
- 色褪せ
- 撥水性の低下
- 汚れが落ちにくい
- カビ・苔・藻などの繁殖
- ひび割れなどの劣化症状
色褪せ
色褪せてきたら塗り替えのタイミングの目安となります。
ですが、ジョイパットは色褪せがゆっくりなので気づきにくいものもあります。
築10年程度が経過したら、専門業者に点検して外壁塗装してもらうことをおすすめします。
撥水性の低下
ジョリパットの撥水性が落ちてきたら、外壁の塗り替えを検討しましょう。
なぜなら、塗膜の防水性が落ちてくると壁が傷みやすくなるからです。
雨上がりなどに観察して、水でぬれた後がいつまでも残っている場合は防水性が落ちていると判断できます。
汚れが落ちにくい
ジョリパットの汚れが落ちにくくなってきた場合も、塗り替えのタイミングです。
塗膜が弱って防汚性が弱まってきているからです。
普段のお手入れで汚れが落ちにくくなってきたら、点検してみましょう。
ジョリパットの中には光触媒で塗装されたものもあります。
こういったものは防汚性が長持ちしますが、年月が経つと機能が低下して汚れが落ちにくくなります。
カビ・苔・藻などの繁殖
藻やコケ・カビなどが繁殖してしたら、外壁塗装を検討するタイミングです。
理由としては、防水性能が落ちている証拠だからです。
風通しが悪くて湿った環境だと、藻やコケが発生しやすくなります。
環境によるものか、劣化によるものなのかは専門業者に判断してもらいましょう。
ある特定の場所だけなら問題ありませんが、広範囲に拡がっている場合は防水性が落ちている可能性が高いです。
塗り替えのタイミングの目安と考えられますね。
ひび割れなどの劣化症状
ジョリパットの外壁にひび割れが発生した場合も、外壁の塗り替え目安となります。
防水効果が無くなっているサインだからです。
ジョリパットは水を吸い込むとわずかに膨らみ、乾くと縮むといった、微妙な伸び縮みを繰り返します。
この伸縮により負荷がかかり、クラック(ひび割れ)が入ってしまうのです。
ジョリパットにクラックを見つけたら、塗装業者に相談してくださいね。
- 外壁の角部分
- サイディングのジョイント部分
- サッシやドアの周り
- 極端に厚塗りされた部分
塗り替え費用の相場は80万円〜140万円
外壁ジョリパット塗り替え費用の目安は80万円~140万円くらいです。(延べ床面積が30坪の一般的な住宅の例)
実際の費用は、外壁塗装が必要な面積・塗料のグレードにより異なります。
その他、補修内容でも工事費用が増減するので、見積もりを取って確認しましょう。
塗料は耐用年数が長いものほど費用が高くなります。
ジョリパットを改修する際は、予算・ライフプランに合わせて選ぶと良いですね。
オススメの塗料
外壁ジョリパットのおすすめの塗料をいくつか紹介します。
ジョリパット専用の塗料だけでなく、おすすめの塗料があります。
- 質感を残したいなら「専用艶なし塗料]
- 汚れにくい塗料がいいなら「低汚染型艶消し塗料」
それぞれメーカーや特徴などを比較して、予算や好みに合うものを選びましょう。
ジョリパットの塗り替えの下塗りには、専用のシーラーを使用する必要があります。
質感を残したいなら「専用艶なし塗料」
ジョリパット特有のざらついた雰囲気が気に入っているなら、専用の艶なし塗料がおすすめです。
艶の無いマットな風合いが保たれるからです。
おすすめの塗料を3種紹介します。
名称 | メーカー | 特徴 |
---|---|---|
グラナダフレッシュ | 汽水化学工業 | 「透湿性」に優れ外壁の湿気を逃がしやすいので、塗った後の剥がれや膨れを防止 ジョリパット特有の細かな凹凸部分にまんべんなく入り込み、既存の風合いを損ねずキレイな仕上がり |
インディフレッシュセラ | 日本ペイント | 優れた耐久性と透湿性で塗装の剥がれや膨れを抑制 細かな凸凹にまんべんなく入り込むので風合いを損ねない仕上がり |
ビーズコートフレッシュ | スズカファイン | 紫外線に強く、優れた防水効果を発揮する可とう性の塗膜。 外壁の湿気を逃がす透湿性に優れ、塗った後の塗装の剥がれや膨れを抑制 |
汚れにくい塗料がいいなら「低汚染型艶消し塗料」
ジョリパットのカビや藻の汚れが付きにくい仕上がりを希望するなら、微弾性(可とう性)を持つ低汚染型の外壁艶消し塗料がおすすめ。
これは、外壁塗装の回数を少なくできるからです。
ジョリパットは、微弾性を持つ外壁艶消し塗料で塗装することもできます。
表面が緻密な仕上がりになり汚れが付きにくくなりますが、つるんとした仕上がりなので風合いは微妙に変わります。
おすすめの低汚染型塗料を2つ紹介します。
名称 | メーカー | 特徴 |
---|---|---|
ナノコンポジットF | 水谷ペイント | 落ち行いた艶消しの仕上りで、汚れが付きづらく、耐候性がれている ジョリパットの模様が完全に消えてしまう訳ではないので安心 |
アレスシルクウォール | 関西ペイント | キメが細かく落ち行いた艶消しの仕上りで、ジョリパット部分に汚れが付きにくい 上品で落ち着いた外壁に仕上がる |
再塗装・塗り替え時の注意点
ジョリパット外壁塗り替えをする際は、いくつか注意したい点があります。
- 専用の塗料を選ぶ
- 丁寧な高圧洗浄が必要
- ひび割れ補修は後が目立つ
ジョリパットの塗り替えは塗装屋さんに相談しましょう。
専用の塗料を選ぶ
ジョリパットは専用の塗料を選ぶことが重要です。
なぜなら、ジョリパットは吸水性が高いからです
透湿性の低い微弾性塗料や弾性塗料で外壁塗装すると、ジョリパットの内部に残った水が水蒸気となったときに、塗膜に膨れができてしまいます。
透湿性が高い塗料を選択する必要があります。
見積もりの際には、「ジョリパットの風合いを残した外壁塗装」・「艶ありでの塗装」など数種類の見積もりを依頼しましょう。
メーカー専用塗料・ジョリパットを塗るために開発された塗料など、透湿性の高い塗料の見積もりを作成してくれるはずですよ。
丁寧な高圧洗浄が必要
ジョリパットの外壁塗り替えには、丁寧な高圧洗浄が必要です。
なぜなら、ジョリパットは塗膜表面の凸凹がとても細かいからです。
凸凹部分に汚れが残ったまま塗装すると、数年後に剥がれや膨れなどの不具合の原因となります。
ですが、強すぎる水圧で洗浄すると、ジョリパットの模様が欠ける恐れも。
適切な水圧で丁寧に洗浄することが重要です。
ひび割れ補修は後が目立つ
ジョリパットのひび割れは、補修しても残る場合があります。
理由としては、繊細な凸凹模様なので、ひび割れの補修をすると質感が変わって目立つからです。
ですから、外壁に大きなひび割れが発生する前の塗り替えをおすすめします。
大きなひび割れの場合、補修跡がみみずばれの様に目立つ可能性が高いです。
外壁塗装のジョリパットに関するFAQ
外壁塗装のジョリパットに関するFAQを紹介します。
Q.ジョリパットの再塗装はDIYでもできる?
DIYでもジョリパットの再塗装は可能です。
ですが、再塗装前に丁寧な高圧洗浄が必須です。
ジョリパット専用の塗料や、ジョリパットに合った塗料を選ぶという点でも注意が必要です。
広範囲のジョリパットの再塗装を検討しているなら、塗装業者に依頼することをおすすめします。
Q.ジョリパットの汚れ落としはどうすればいい?
ジョリパットの汚れは、柔らかいブラシで力を入れず水洗いが基本。
高圧洗浄機を利用すると、塗装が剥げてしまう可能性があります。
だからといって、たわしでゴシゴシするのは大変な作業になります。
汚れが気になってきたら、塗装業者に相談しましょう。
Q.ジョリパットの上の塗装は専用塗料のみ?
ジョリパット専用の塗料も販売されています。
ですがジョリパットの塗装に合わせた塗料が、他のメーカーからも販売されています。
ジョリパットは吸水性が高いので、透湿性の高い塗料を選ぶことが重要です。
まとめ
ジョリパットの風合いを保つためには、定期的な外壁塗装によるメンテナンスが重要です。
撥水性が低下したり汚れが落ちにくくなったら、塗装業者に塗り替えの見積もりを依頼しましょう。
ジョリパットは吸水性が高いので、専用塗料など性質に合った塗料を選ぶことが重要です。
ひび割れができると補修しても目立ってしまうので、早めの外壁塗装の検討をおすすめします。