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外壁の鳥のフンの掃除方法|洗剤などで落とす方法・届かない場所の対策を解説
外壁についた鳥のフン、雨で流れるだろうと放置していませんか?
実はそれ、とっても危険なんです。
乾燥するほど落ちにくくなる特徴があり、健康被害や外壁の劣化につながります。
大事な家を健やかに守るためにも今回は、
壁に鳥のフンがなぜよく落とされるのか理由や、掃除の仕方と対策、オススメの洗剤などをご紹介していきます!
外壁の鳥のフンは掃除が必要!
外壁についてしまった鳥のフンは掃除が必要不可欠です。
その必要性には、下記の3つのリスクから。
掃除が必要な理由
- 美観を損なう
- 病原菌・寄生虫・ウイルスなど健康被害の恐れがある
- 外壁が劣化する
理由①:美観を損なう
鳥のフンは外壁に茶色や白いシミ、黒ずみを残し、見た目に悪影響を及ぼします。
これにより住宅の美観が損なわれ、清潔感がなくなるため、定期的な掃除が必要に。
理由②:病原菌・寄生虫・ウイルスなど健康被害の恐れがある
鳥のフンにはサルモネラ菌や寄生虫、ウイルスが含まれていることがあり、乾燥して飛散したフンを吸い込むと健康被害につながる可能性があります。
特に小さなお子様やペットがいる家庭では注意が必要です。
理由③:外壁が劣化する
鳥のフンは酸性で、長時間放置すると外壁の塗装や素材を傷めてしまいます。
これが原因で外壁の劣化が進行し、防水効果が低下してしまうため、建物の寿命を縮めるリスクもあります。
外壁についた鳥のフンの掃除方法
外壁についてしまった鳥のフンを自分で掃除する方法と、その際に準備するものをご紹介します。
必要な道具をそろえる
外壁についている鳥のフンを落とすためには、以下のものを用意しましょう。
用意するもの
- ブラシ
- ゴミ袋
- ゴム手袋
- 使い捨てマスク
- 新聞・ペーパータオル
- 雑巾などの布類
- 水(ぬるま湯)
- 消毒用アルコール
- 外壁用洗浄剤
外壁の鳥のフンを落とす手順
外壁の鳥のフンを落とす手順は以下のとおりです。
鳥のフンには雑菌が含まれていることがあるため、使い捨ての手袋とマスクを着用して、衛生面に気を付けます。
フンが乾燥している場合は、霧吹きや濡れたタオルで湿らせて柔らかくします。時間を少し置くと、表面が柔らかくなり除去しやすくなります。
濡らした布や柔らかいスポンジで、やさしくフンを拭き取ります。強くこすると外壁に傷がつくことがあるため、力を入れすぎないように注意しましょう。
フンのシミが残る場合は、洗剤を使用して、スポンジに少量つけ優しくこすります。洗剤は外壁材に適したものを使うと安心です。
洗剤が残らないように水で洗い流し、タオルで軽く乾拭きして仕上げます。最後に、除菌用のアルコールを吹きかけて完了です。
外壁の鳥のフンを掃除する際の注意点
外壁に付着した鳥のフンを掃除する際には、以下のことに注意します。
注意点
- 高圧洗浄機は使用しないほうがいい
- 気づいたら早めに掃除する
- 風が強い日には掃除しない
- マスクや手袋をつけて掃除する
- 高所は掃除しない
高圧洗浄機は使用しないほうがいい
高圧洗浄機の強い水圧が外壁を傷める原因になるためです。
痛んだ部分からきんが内部に入り込んで繁殖する恐れもあります。そのため、ホースの水流などで洗うのがいいでしょう。
気づいたら早めに掃除する
鳥のフンは酸性が強く、放置すると外壁が変色しやすいためです。
また、乾燥するほど固まって落としにくくなります。見つけたら早めに対処しましょう。
風が強い日には掃除しない
風が強いとフンの粉や洗剤が飛散する点からです。
周囲に汚れが広がるリスクがあるため、風の穏やかな日に作業を行います。
マスクや手袋をつけて掃除する
鳥のフンには雑菌が含まれるためです。
衛生面を考慮してマスクと使い捨ての手袋や、必要に応じてレインコートなどを着用するのが望ましです。
高所は掃除しない
安全対策のため、高所のフンは無理せず、清掃が難しい場所はプロの業者に依頼します。
高所を業者に依頼すべき理由については、>>【外壁のコケ取り】自分でコケ落とし掃除でも解説していますので参考にしてください。
外壁の鳥のフン掃除におすすめの洗剤
外壁の鳥のフン掃除におすすめの洗剤を2つご紹介します。
商品名 | 画像 | 価格(税込) | 成分 |
オーブテック スペースショット外壁用クリーナー | 3,304円 | 弱アルカリ性 界面活性剤(1%以下)、脂肪酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、脂肪酸、ココ、メチルエステル | |
30セカンズ アウトドアクリーナー | 2,650円 | アルカリ性 次亜塩素酸塩、界面活性剤(2%陰イオン系) |
【オーブテック】スペースショット外壁用クリーナー
画像:Amazon
初めて使用する箇所には原液~3倍希釈で試し洗いします。
水性、油性、鉱物油、複合汚染の汚れをきれいにできる外壁用クリーナーです。
【30SECONDS】アウトドアクリーナー
画像:Amazon
ホース接続希釈タイプで、散布後は3~15分放置した後、必ず水洗いをします。
落ちにくい場合はブラシやスポンジで洗うとさらに効果的です。
外壁に鳥のフンを付けさせない対策
外壁に鳥のフンを付けさせないためには以下の対策5つを実践してみましょう。
対策
- 防鳥ネットの設置
- 光の反射
- 天敵の模型の設置
- 忌避剤の使用
- 有刺鉄線などの設置
防鳥ネットの設置
建物の周りに防鳥ネットを設置することで、鳥が建物の周囲に近づくのを防ぎます。
特にベランダや屋根の出っ張り部分に設置すると効果的で、物理的な障壁となるため鳥がとまりにくく、効果が持続しやすい対策です。
光の反射
鳥は強い光や反射を嫌うため、アルミテープや反射板など、光を反射する素材を外壁や屋根周辺に設置することで鳥を遠ざけます。
風が吹くと反射が強まるため、ベランダや外壁に吊るすことで効果的に鳥を防ぐことができるでしょう。
天敵の模型の設置
鳥の天敵であるカラスや猛禽類(タカやフクロウ)の模型を設置することで、鳥にとっての危険を感じさせ、寄り付かなくなります。
定期的に位置を変えると効果が持続しやすいです。
忌避剤(きひざい)の使用
市販の鳥用忌避剤は、鳥が嫌がる匂いや成分が含まれているため、外壁や鳥がとまりやすい場所に塗布することで寄り付かなくなります。
噴霧タイプやジェル状のものがあり、こまめな塗り直しが効果の持続に必要です。
有刺鉄線などの設置
ベランダや屋根の縁に有刺鉄線や専用のトゲつきシートを設置すると、鳥がとまりにくくなるため、フンの被害を予防できます。
視覚的にも鳥が寄り付きにくくなる効果があり、ベランダ手すりや屋根の縁部分に取り付けるのが一般的。
屋根や高所など届かないところはプロの業者に依頼しよう!
屋根や高所にある鳥のフンや汚れは、無理に自分で掃除を行うと転落や事故のリスクが高まります。
また、高所の作業は適切な道具や技術が必要で、外壁や屋根を傷めてしまうことも。
こうした場所の清掃は、経験と装備を持つプロの業者に依頼するのが安全かつ確実です。
プロは専門の洗浄機材を使用し、汚れを効果的に除去するため、建物の美観を保ちながら耐久性を向上させることができます。
外壁についた鳥のフン掃除でよくあるQ&A
外壁についた鳥のフン掃除でよくある質問をまとめました。
- 鳥のフンが付いた場所を消毒したほうがいいですか?
- 市販の外壁用クリーナーで掃除しても大丈夫ですか?
- 鳥のフンが原因で外壁にシミが残ってしまいました。どうすれば良いでしょうか?
- 鳥のフン掃除に適したタイミングはありますか?
- 鳥のフンで感染する病気は?
Q. 鳥のフンが付いた場所を消毒したほうがいいですか?
A. はい、可能であれば消毒を行うことをおすすめします。
鳥のフンには病原菌や寄生虫が含まれることがあるため、掃除後にアルコールスプレーや市販の消毒剤で消毒すると安心です。掃除する際は、マスクや手袋を着用し、掃除後はしっかり手洗いを行いましょう。
Q. 市販の外壁用クリーナーで掃除しても大丈夫ですか?
A. 外壁素材に適したクリーナーであれば問題ありません。
ただし、鳥のフンは中性洗剤で落ちることが多いため、外壁に強い洗剤を使用する必要はないです。
外壁に適合しない洗剤を使うと、塗装が剥がれたり、変色する恐れがあるため、使用する際は成分や注意書きをよく確認してください。
Q. 鳥のフンが原因で外壁にシミが残ってしまいました。どうすれば良いでしょうか?
A. 鳥のフンのシミは放置するほど落ちにくくなるため、専用のクリーナーで対応します。
外壁の素材や状態に応じて適した洗剤を使うことでシミが目立たなくなる場合もありますが、専門業者に依頼した方が外壁にダメージを与えずにきれいに仕上がります。
Q. 鳥のフン掃除に適したタイミングはありますか?
A. 発見したらなるべく早めに、また風の強くない穏やかな天気の日に掃除するのが理想です。
風が強いとフンの粉や洗剤が飛散し、他の場所を汚してしまう可能性があるため、天候が安定した日に掃除すると良いでしょう。
Q. 鳥のフンで感染する病気は?
A. 例として以下の病気が挙げられます。
- 鳥インフルエンザ
- 鳥アレルギー
- オウム病
- サルモネラ食中毒
- ニューカッスル病
- トキソプラズマ症
- ヒストプラズマ病
- クリプトコックス症
まとめ
外壁の鳥のフンは、放置すると外壁を劣化させる原因となるため、早めの掃除が重要です。
フンが付着している場合、まず水で湿らせ柔らかくしてから、布やスポンジで優しくこすり落とします。頑固な汚れには洗剤を使い、しっかり洗い流すことが大切です。
届かない高所に付いたフンについては、無理に自分で行うと転落や外壁を傷めるリスクがあるため、プロの業者に依頼するのが安心。
プロの高所対応は、適切な機材で効果的に汚れを除去し、美観を保ちながら建物の耐久性も守ります。適切な対策と定期的な清掃で、住まいの美しさを長持ちさせましょう。