外壁洗浄の費用相場|高圧洗浄を業者に依頼したクリーニング料金を解説

外壁洗浄費用相場

「外壁の汚れが気になるけど、業者にクリーニングを依頼するとどれくらい費用がかかる?」
「高圧洗浄の費用相場はいくら?」

こういったことが気になる方は多いのではないでしょうか。

結論から言って、一般的な戸建ては3万円~15万円が相場です。

外壁洗浄は単価だけでなく、外壁面積やオプション費用などで料金が決まります。

費用を決定するのには、建物の種類や外壁の材質なども重要な要因。

費用相場・単価の決まり方を確認しておきましょう。

業者に依頼する際の注意点や費用を安く抑えるポイントについても解説していきます。

自宅の外壁洗浄の費用はいくらくらいになるか、判断する参考にして下さい。

目次

外壁洗浄の費用相場

外壁洗浄費用相場

外壁洗浄の費用相場を坪数別に一覧表にしました。

費用は地域や業者によって変動するので、一般的な高圧洗浄を行った戸建て住宅の例として目安程度にみてくださいね。

坪数延床面積(目安)外壁面積(目安)費用相場(税込み)備考
25坪約82㎡約125㎡3~6万円外壁面積が小さいので割安
30坪約99㎡約150㎡4~7万円一般的な戸建て住宅で多い
35坪約116㎡約175㎡5~8万円外壁の形状や高さで追加料金が発生する可能性あり
40坪約132㎡約200㎡6~9万円2階建て・3階建てで価格が上がりやすい
齋藤

外壁面積は坪数×5倍程度が目安(窓やドアの面積を含まない)です。
高圧洗浄の単価は 1㎡あたり100〜300円が一般的。

上記は一般的な洗浄を足場なしで行った場合の目安になります。

一般的な高圧洗浄だけでなく、足場代や洗剤費用などの追加費用がかかることが多いです。

実際に外壁洗浄の費用をイメージするためには、以下のステップを踏んで算出してみましょう。

STEP
外壁面積を算出する

外壁面積は坪数×5倍程度が目安です。
住宅によってかなり違うので、自分の家の外壁面積を確認しておきましょう。

STEP
㎡単価の洗浄費用を算出する

高圧洗浄の単価は 1㎡あたり100〜300円が一般的です。
洗浄の種類によって単価が異なるので、算出した外壁面積から算出しましょう。

洗浄方法(単価の相場)107㎡の場合129㎡の場合150㎡の場合
高圧洗浄(300円)約3.2万円約3.8万円約4.5万円
バイオ洗浄(500円)約5.3万円約6.4万円約7.5万円
STEP
足場やオプションなどの追加費用を加える

追加料金のかかる可能性のある費用は以下を参考に。

費用項目料金備考
足場3~7万円2階建て以上だと必要なことが多い
薬剤5,000~2万円汚れの種類によって薬剤を使用するケースがある
オプション5,000円~1万円程度によって費用の変動がある

例として、30坪2階建ての住宅の外壁洗浄の費用の総額を計算してみました。(外壁129㎡で高圧洗浄の場合)

項目金額の目安
洗浄費用(129㎡×300円)約38,700円
足場費用約50,000円
薬剤代約8,000円
合計(概算)約10万円

外壁洗浄の費用は高圧洗浄の単価だけでなく、足場や薬剤などの追加料金を加えた総額の目安を把握しましょう。

後述していますが、外壁の材質によって洗浄費用の単価が異なります。

汚れの状況や作業内容によって費用は大きく変動するので、現地調査をして正確な見積もりを出してもらうことが重要です!

外壁洗浄の費用を決定する要素

外壁洗浄費用相場

外壁洗浄の費用は、様々な要素で決定されます。

  • 建物の種類・階数・面積
  • 外壁の材質
  • 汚れの種類
  • 洗浄方法
  • 付帯工事
  • 地域差

「〇坪の戸建てなら〇万円」とは簡単には言い切れません。

どんな要素で外壁洗浄の費用が決まるのか主な要素を確認しておきましょう。

建物の種類・階数・面積

建物の種類や階数によって、外壁洗浄にかかる費用は変動します。

2階建て以上だと足場が必要になるだけでなく、作業効率や安全対策が大きく異なるのでコストアップするでしょう。

戸建て住宅よりも集合住宅のほうが費用が掛かることが多いです。

外壁の面積が大きければ大きいほど費用は高くなる傾向があります。

外壁の材質

外壁の材質によって外壁洗浄の費用は変動します。

代表的な外壁材ごとに適した洗浄方法・単価目安・注意点を一覧表にしました。

外壁材洗浄方法単価目安注意点
モルタル(塗り壁)高圧 or バイオ洗浄(苔・カビ対策)400〜600円/㎡経年劣化でもろくなっていると剥離のリスクがある
状況によって部分的に手洗いを取り入れると安心
窯業系サイディング高圧洗浄(薬剤を使用する場合もある)300〜500円/㎡コーキング部が劣化している場合は水が入り込む可能性があるので注意
事前にひび割れや剥がれのチェックをしてもらうと安心
タイル高圧洗浄+中性〜アルカリ洗剤500〜700円/㎡目地のカビ・苔除去には薬剤が必要になる場合がある
ALC低圧洗浄+中性洗剤500〜800円/㎡水を吸いやすいので高圧洗浄は推奨されていない
圧力調整できる機材を使用した業者に依頼すると良い
木材・板張り手洗い or 低圧洗浄+専用洗剤600〜1,000円/㎡高圧洗浄はNG
割れ・ささくれ・変形に注意

汚れの程度・高所作業の有無や地域によって単価は大きく変動します。目安程度に参考にして下さい。

外壁の材質に適した洗浄方法を選ぶことが重要です。

仕上がりの美しさだけでなく外壁の寿命に左右する可能性があります。

材質に合った安全な洗浄方法を提案してくれる業者に依頼しましょう。業者によって費用単価等は異なるので目安として参考にして下さい。

汚れの種類

汚れの種類も外壁洗浄の費用を決める重要な要素です。

汚れの種類内容
カビ・苔薬剤を使うバイオ洗浄が必要なことが多い高コスト
排気ガス・油汚れ高圧洗浄に洗剤を使って洗浄。高額になるケースもある

コケや油汚れがひどい場合は、洗剤や洗浄方法が変わってきます。

高圧洗浄だけで落ちない汚れの場合は、追加費用がかかるケースもあることは理解しておきましょう。

洗浄方法

外壁の汚れの状況によって洗浄方法が変わります。

一般的な高圧洗浄はコスパが良いですが、コケやカビに対応するバイオ洗浄などの場合はコストアップの可能性があります。

洗浄方法単価の目安特徴
高圧洗浄100〜300円/㎡一般的な洗浄でコスパが良い
バイオ洗浄500〜800円/㎡コケやカビの汚れに効果が高い
薬品洗浄600〜1,000円/㎡頑固な油汚れの場合に対応

汚れの状況によって洗浄方法が異なります。

定期的なメンテナンスを行うことで、汚れがひどくなる前に対応できるので費用が抑えられる可能性があります。

付帯工事

外壁洗浄を依頼する際、一緒に雨どいの清掃などの付帯工事の費用がかかることがあります。

追加費用が発生すると高額になるケースも。

ベランダや窓などの洗浄がオプションになる業者もいるので、見積もりは確認しましょう。

足場を設置する場合、費用が高くなるケースが多いです。
必要かどうか事前に確認しておきましょう。

地域差

外壁洗浄は地域によって価格が変動することも。

これは、都市部は人件費が高いこと、地方は業者が少ないので価格競争が起きにくいということが理由です。

交通費がかからないので近隣の業者に依頼したほうが、費用がかからないケースが多いです。

外壁洗浄の費用を抑えるポイント

外壁洗浄費用相場

外壁洗浄の費用を抑えるポイントはこちら。

  • 相見積もりをとる
  • 定期的にメンテナンスをする
  • 洗浄する範囲を限定する
  • 見積もりをしっかり確認する

業者によって外壁洗浄の費用は異なります。

見積もりをしっかり確認し、何にいくら費用が掛かっているのか比較検討することが重要です。

相見積もりをとる

相見積もりは必ず取りましょう。

最低でも3社程度の見積もりを比較することで、価格の妥当性と業者の信頼性を判断できるからです。

見比べることで、価格の相場も把握することができます。

1社だけでなく複数社の見積もりをとり、比較検討するとよいでしょう。

信頼できる業者を選ぶ際は>>外壁洗浄業者の選び方を参考にして下さい。

定期的にメンテナンスをする

定期的にメンテナンスをすることで、外壁洗浄の費用は抑えられます。

なぜなら、頑固な汚れになる前に対処できるので結果的に安上がりになるからです。

2~3年に1回程度の洗浄がおすすめです。

長年蓄積してこびりついた汚れはなかなか落ちないので、洗剤が必要になったり作業工程が増えたりする可能性があります。

定期的にメンテナンスをすることで、結果として割安になるケースは少なくありません。

洗浄する範囲を限定する

業者に依頼する作業範囲を限定することで、費用を抑えることができます。

定期的にメンテナンスをしていれば、部分的に依頼するだけで済む場合もあるからです。

また、見える部分だけ洗浄するというと、全面洗浄より2~4割費用が安くなることもあります。

状況によって洗浄範囲を限定する選択肢も検討しましょう。

見積もりをしっかり確認する

見積もりはしっかり確認することが重要です。

必要のない作業や薬剤が勝手に加えられているケースがあるからです。

悪質な業者の場合、追加費用として高額請求をする場合も。

「一式」表記ではなく、

  • 単価
  • 面積
  • 使用薬剤
  • 追加費用

など、明細が明記された見積もりを作成してくれる業者を選びましょう。

齋藤

予算を伝えて、納得できる提案をしてくれる業者に依頼したいですね。

外壁洗浄を業者に依頼する際の注意点

外壁洗浄を業者に依頼する際の注意点はこちらです。

  • 実績が豊富な業者を選ぶ
  • 水道代は家主の負担
  • 現地調査をする業者がおすすめ
齋藤

実績が豊富な業者は適切な作業が期待できます。
口コミも参考にして優良な業者に依頼しましょう。

実績が豊富な業者を選ぶ

実績が豊富な業者がおすすめです。

なぜなら、経験値が高いので様々な状況に対応できる安心感があるからです。

ホームページで実際の作業内容を公開していていたり、作業を依頼した人の口コミが掲載されていたりするかチェックしましょう。

自宅と同じような作業例があれば、費用などの参考にもなりますね。

水道代は家主の負担

外壁洗浄でかかる水道代・電気代は基本的に家主の負担になります。

高圧洗浄で使用する水は、家の水道を使用するケースがほとんどです。

水道代が高くなるのでは?と心配になると思いますが、2,000円以内で収まることが多いです。

電気代も高額になることはあまりないですが、事前に確認しておくと良いでしょう。

外壁洗浄の水道代については>>外壁塗装の高圧洗浄にかかる家の水道代は?の記事で詳しく解説しています。

現地調査をする業者がおすすめ

電話やメールでの見積もりだけでなく、実際に現地調査を行って見積もりを出してくれる業者がおすすめです。

電話などでは正確な状況は把握できず、作業後に高額な追加料金を請求するケースがあるからです。

事前に現地調査をして、正確な見積もりを出してくれる業者は信頼できるでしょう。

契約前には見積もりをチェックすることが、トラブルを防止することにつながります。

細かいことでも疑問があったら遠慮せずに確認することが重要です。

外壁洗浄を業者に依頼するメリット・デメリット

外壁洗浄費用相場

外壁洗浄を業者に依頼することはメリットが多くありますが、デメリットも存在します。

メリットデメリット
仕上がりが良い

高所作業を任せられる

外壁の劣化や異常を発見してもらえる

近隣への配慮
費用が掛かる

作業後に追加営業をされる可能性がある

汚れを落としきれないことがある

仕上がりが良いだけでなく、近隣への配慮や異常部位の発見など、プロに任せる安心感を得ることができます。

一方で、コストがかかること、追加営業されるケースがあるなどのデメリットも。

メリット・デメリットをそれぞれ確認しておきましょう。
>>外壁洗浄のメリット・デメリットの記事で高圧洗浄について詳しく紹介しているので参考にして下さいね。

メリットは仕上がりの良さと安心感

プロによる丁寧な仕上がりと、高所やデリケートな箇所も安心して任せられることがメリットです

外壁洗浄は足場の設置・高圧機器の取り扱いには専門知識が必要です。

高所の作業は転落のリスクがあるので、自分でやるよりも業者に任せたほうが安全。

洗浄中に外壁の劣化箇所を発見してもらえて、早期修繕につながったケースもあります。

事前に近隣に挨拶をしてくれるので、飛沫や騒音による近隣>>トラブルを未然に防ぐ場合もあります。

洗浄だけでなく、家の異常個所の発見やご近所トラブルの回避もプロに依頼するポイントとなります。

デメリットはコストがかかること

デメリットとしてはコストがかかるということがあげられます。

ですが、専門的な作業になるので、失敗や事故のリスクを考えると妥当な費用といえるでしょう。

一方でリフォームや塗装工事など、追加の営業をされることがあるのは注意が必要です。

この場合、本当に必要な提案をしているのか、営業目的なのか見極める必要があります。

プロの作業とはいえ、汚れの状況によっては除去しきれないものがあることは理解しておきましょう。

まとめ

外壁洗浄の費用相場は、

  • 建物の外壁面積
  • 汚れの状況
  • 施工方法

によって大きく異なります。

単価は目安に過ぎないので、足場費用・洗剤代などを加えた総額を考慮して判断しましょう。

費用相場を確認するために、複数社から相見積もりをとると良いでしょう。

見積もりの内容はしっかりチェックし、何にどれくらい費用がかかるのか、疑問点は解決して比較検討して下さいね。

安心して外壁洗浄を任せるためには、納得のできる見積もりを出す信頼できる業者を選ぶことが重要です。

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