外壁塗装の高圧洗浄で汚れ残り|2時間で外壁の高圧洗浄・トラブルを解説!

外壁塗装高圧洗浄汚れ残り

外壁塗装の高圧洗浄の作業を2時間くらいで完了した場合、汚れ残りがあるのでは?手抜きをされた?と不安になるのではないでしょうか。

これから外壁塗装依頼するか検討する場合も、高圧洗浄でどんなトラブルがあるのか知っておきたいという方は少なくありません。

結論から言って、高圧洗浄が2時間で完了した場合、汚れ残りがある可能性があります。

とはいえ、下地の状況によっては作業が適切であるケースもあります。

  • 外壁の高圧洗浄で起こるトラブル
  • トラブルを回避するために知っておきたい優良業者を選ぶコツ

なども紹介していきますので、外壁塗装の高圧洗浄の不安を解消するために参考にして下さい。

目次

2時間ではしっかり洗えていない可能性

外壁塗装高圧洗浄汚れ残り

高圧洗浄の作業は、2時間ではしっかり洗えていない可能性があります。

通常は1台の高圧洗浄機で作業を行います。

1時間・2時間では外壁に付着したホコリやカビ・コケなどの汚れをきれいにすることは難しい場合が多いです。

外壁洗浄をする際は、この汚れだけでなく古い塗膜をはがすことも重要です。

汚れや古い塗膜が付着していると塗料が密着せず、剥がれや仕上がりの悪さにつながります。

また、カビやコケの再発防止のためにバイオ洗浄を行うことがあります。

バイオ洗浄を行うとさらに時間がかかります。

>>外壁塗装で高圧洗浄しないとダメな理由を参考にして下さい。

外壁洗浄は7時間前後が一般的

一般的な2階建て住居の場合、外壁洗浄の作業時間は7時間から8時間が目安になります。

ひどい汚れの場合には洗浄に一日かかるケースもあります。

洗浄する面積や汚れ具合によって時間は異なりますので、汚れが少なければ早く終わることもあります。

高圧洗浄した後は、乾燥も大切です。

季節や天候にもよりますが、最低でも24時間は乾燥させる必要があります。

外壁が劣化していたり崩れやすい素材である場合は、高圧洗浄は2~3時間程度で終わらせることもあります。
状況に応じて業者が適切に作業を行っている可能性もあるので、手抜きをしているとは言い切れません。
不安がある場合、汚れが残っていると思う場合は業者に確認することをおすすめします。

外壁塗装の洗浄方法は2種類

外壁塗装の洗浄方法は2種類あります。

  • 高圧洗浄
  • バイオ洗浄
作業内訳平米単価水道代特徴
高圧洗浄100〜300円/㎡1,000円~2,000円高圧の水で洗浄する
バイオ洗浄500〜800円/㎡3,000円~4,000円特殊な薬剤でコケやカビを落とし、高圧の水で洗浄する

それぞれ紹介します。

屋根塗装も行う場合は、屋根も高圧洗浄します。

高圧洗浄

高圧洗浄は、高圧洗浄機を使って強い圧力で水を噴射して汚れを取り除きます。

洗浄する場所によってノズルを変えて洗浄します。

ノズルタイプ水圧特徴
ストレートタイプ110㎏~150㎏/㎠高い圧力で汚れを落とす
トルネードタイプ110㎏~200㎏/㎠水が飛散しにくくより頑固な汚れを落とす
圧力が強いので外壁を傷める可能性がある

基本的にストレートタイプで洗浄し、汚れがひどい部分や屋根はトルネードタイプを使用します。

外壁の劣化が進んでいる場合は、トルネードタイプだと傷める可能性があります。

圧力やノズルの角度を適切に調節する必要があるので、経験と技術力が求められます。

バイオ洗浄

バイオ洗浄は薬品を使って洗浄する洗浄方法です。

軽く洗い流して薬剤を付け、汚れが浮いてから洗い流します。

高圧洗浄だけできれいに見えても、カビやコケが落としきれずにすぐに発生する場合があります。

再発を防止するためにバイオ洗浄は効果的です。

高圧洗浄〜塗装作業の手順

外壁塗装高圧洗浄汚れ残り

外壁塗装で高圧洗浄~塗装作業の手順を確認しておきましょう。

  • 足場仮設
  • 養生
  • 高圧洗浄
  • 乾燥
  • コーキングの補修
  • 下塗り
  • 中塗り
  • 上塗り

足場仮設

まずは職人が作業する足場を設置します。

足場には飛散防止ネットがかけられ、隣家に水しぶきや塗料が飛ばないように保護します。

他にも、職人が作業道具を落とした際、通行人や他の作業員の怪我の防止の役割もあります。

高圧洗浄

足場が準備できたら、塗装する部分の高圧洗浄を行います。

ホコリや汚れ・古い皮膜を取り除くのは重要な作業です。

洗浄なしで外壁塗装を行うと仕上がりが悪くなる可能性があります。

汚れを落とすだけでもすっきりした印象になります。

日常的に外壁の洗浄を自分でするという方は>>外壁洗浄を自分で掃除する方法の記事も参考にして下さい。

乾燥

高圧洗浄の後の乾燥も大事な工程です。

なぜなら、乾燥時間をしっかりとらないで塗装をすると、時間が経つと塗膜が膨れたり気泡ができる可能性があるからです。

季節や天候によって変わりますが、24時間~48時間の乾燥させます。

コーキングの補修

コーキングの補修も行います。

古くなったコーキングはサイディングのひび割れの原因にもなります。

古くなったコーキングを取り除いてから新しいコーキング材を打ち込みます。

ひび割れの箇所の補修も行います。

サイディングのひび割れを放置すると、雨水が入って住宅の劣化を早めます。
ひび割れに気づいたら早めに補修することが大切です。

養生

高圧洗浄が済んだら養生を行います。

玄関ドアや窓枠など、塗料が付くと困る箇所をビニールシートで保護します。

下塗り

コーキング補修が終わったら外壁塗装の下塗り作業です。

下塗りは外壁と塗料の密着度を高める役割と、上に塗る塗料が浸透するのを防ぐために行われます。

下塗りは中塗り・上塗りの塗料と色を変えるのが一般的。

塗り残しを防ぐために色で見分けることができます。

下塗り塗料は適正な材料を選択しないと、その後の作業や仕上がりに影響が出ます。
下塗り塗料の選定は専門知識が必要になります。

中塗り

下塗りが完了したら中塗りの工程に入ります。

中塗りをする目的
  • 塗装に厚みを確保する
  • 色むらを防ぐ
  • 塗装の接着を強化する
  • 塗膜の耐久性を高める

外壁の仕上がりや耐久性に影響を与える重要な工程です。

上塗り

上塗りは美しい仕上がりと耐久性のためにも重要です。

基本的に中塗りと同じ色で塗装し、塗り残しの無いように仕上げます。

一般的な住宅とマンションとでは外壁塗装・外壁洗浄の規模が大きく異なります。
>>マンションの外壁塗装を参考にして下さい。

外壁の高圧洗浄で起こるトラブル

外壁の高圧洗浄で起こるトラブルをいくつか紹介します。

  • 水が室内に侵入する
  • 洗浄が不十分
  • 近隣への水撥ね
  • 養生が不適切
  • 汚水処理をしない
齋藤

高圧洗浄でのトラブルを回避するために、事前に確認しておきましょう。

水が室内に侵入する

室内に水が浸入するトラブルがあります。

これは、水圧を適切に調整しないことが原因です。

外壁や屋根が傷んでいる場合、水圧を調整しないと室内に浸水してしまうことがあります。

  • 窓枠周りのコーキング
  • ひび割れ箇所
  • 金属製のサイディング

などは水圧を弱めないと浸水したりキズが付くこともあります。

適切に水圧の調整をしなかったために、室内がびしょぬれになったり外壁が欠けたというトラブルもあります。

洗浄が不十分

洗浄が不十分で、外壁に汚れが残ったまま塗装してしまうトラブルもあります。

2時間程度で高圧洗浄を済ませ、汚れが残っているのに塗装してしまったケースです。

外壁に汚れが残っていると、仕上がりが悪くなったり塗膜が膨れてきたりする可能性があります。

近隣への水撥ね

近隣への水撥ねをして、車や壁を汚されたというトラブルも起こっています。

水撥ね防止で飛散防止ネットをするので、基本的には隣家への水撥ねは心配ないはずです。

ですが、高圧洗浄は音がしますし、完ぺきに水撥ねを防ぐことは難しいです。

作業前に近隣へ挨拶しておくことが重要です。

養生が不適切

養生が不十分のために、高圧洗浄の水が当たって破損したり汚れるというトラブルもあります。

車に汚水がかかると、汚れるだけでなくキズが付く可能性があります。

インターホンや植木鉢などもぬらさないように養生が必要です。

汚水処理をしない

汚水の処理をしなかったために、雨樋が詰まったというトラブルもあります。

基本的に屋根から高圧洗浄は行われますが、雨樋にとどまってしまうことがあります。

汚水が雨樋に溜まっていると、雨の日に雨水があふれてしまうかもしれません。

雨樋から排水溝にスムーズに排水されないことで、外壁が劣化したり雨漏りをする可能性もあります。

トラブル回避!優良業者を選ぶコツ

優良業者を選ぶコツを紹介します。

  • 見積もりを複数社からとる
  • 実績と経験の確認
  • 資格・認定の確認
  • 契約内容の明確さ

高圧洗浄のトラブルを紹介しましたが、優良業者に依頼することでトラブルを回避することができます。

見積もりを複数社からとる

少なくとも2~3社から見積もりを取りましょう。

これは、内容や料金の比較ができるからです。

見積もりの項目や費用の内訳が明確であることを確認します。

業者によって明細が異なりますが、費用の相場をつかむことができます。

見積もりでのスタッフの対応を確認するためにも、複数社から見積もりをとりましょう。

実績と経験

施工業者の過去の施工実績・経験年数を確認することが大切です

ホームページで実績や経験について記載されているか確認しましょう。

Googleマップなどの口コミや近所の評判をチェックすることで、信頼できる業者か調べるのも良いでしょう。

資格・認定

塗装技能士の資格がある業者を選びましょう。

認定を受けている業者は、一定の技術力があると判断できます。

こちらもホームページで確認することができます。

契約内容が明確

契約内容を確認し、不明瞭な箇所がないかチェックしましょう。

追加で請求されることが無いか、不明なことは事前に確認することが大切です。

質問に対し明確に対応してくれる業者を選びましょう。

まとめ

外壁塗装の高圧洗浄の工程を2時間で終わらせた場合、汚れが残っている可能性があります。

一般的には外壁の高圧洗浄は7~8時間はかかるといわれています。

汚れが残ったまま塗装の工程に入ってしまうと、仕上がりに影響します。

2時間で作業が終わって、手抜きをされてしまったのではないかと不安なら業者に確認することが大切です。

ですが、下地が劣化していたり傷みやすいものの場合、汚れが少ない場合は2時間程度で終わる場合もあります。

心配なことがあるなら、業者に問い合わせて不安を解消しましょう。

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