080-4199-0852
【ケルヒャー】外壁に高圧洗浄機の注意点|自分で外壁掃除するデメリットとは
高圧洗浄機を外壁汚れに使用したいけど大丈夫?
外壁に高圧洗浄機を使ってはいけないの?
自分で外壁の汚れやコケ取りがしたい
このような疑問にお答えします!
この記事では「外壁を高圧洗浄するデメリット・注意点」について以下の内容を解説。
解説内容
- 高圧洗浄機を外壁に使う注意点
- 自分で外壁掃除するメリットデメリット
- 外壁用の高圧洗浄機を選ぶポイント
- 高圧洗浄機の外壁掃除法
- 外壁洗浄にオススメの洗剤・ブラシ
外壁洗浄に家庭用の高圧洗浄機を使うことはできます。
ただし、外壁素材や劣化症状によっては、やらない方がいい場合も。
家の外壁清掃を高圧洗浄機でする際には、高水圧による外壁の損傷に注意する必要があるため。
一度傷ついた壁は、劣化の進行を早めてしまう恐れがあります。
それは、建物自体の寿命にも大きく影響。
高圧洗浄機を使ううえでの注意点やメリット・デメリットを把握できれば、外壁洗浄でのリスク回避に役立ちます。
失敗して後悔する前に、詳しく見ていきましょう。
【ケルヒャー】高圧洗浄機を外壁洗浄・掃除に使う注意点
KARCHER(ケルヒャー)が代表的である高圧洗浄機による外壁洗浄で「やってはいけないこと」とは具体的に何かを見ていきます。
便利で性能も良く、家庭でも利用者が多数ですが、外壁洗浄においてはいくつか注意すべき点も。
主に、以下の点に配慮する必要があると言えます。
ケルヒャー外壁洗浄でやってはいけないこと・注意点
- 水圧調整する
- 外壁から離して噴射
- 高所では使用しない
- 近隣への配慮が必要
- サイディングやモルタルには適さない
- 経年劣化した外壁には適さない
>>高圧洗浄機で外壁のコケ落としでは、業者やケルヒャーの使い方や、外壁塗装のコケ・汚れを放置するリスクについて解説しています。
水圧調整する・外壁ダメージ痛みへの配慮
外壁に高圧洗浄機を使用する場合、水圧の強さに気をつけることが重要ポイント。
水圧を強めにすると外壁が傷つく可能性があるからです。
高圧洗浄機の圧力が強すぎて、外壁の塗膜を剥がしてしまったり、リシン、ジョリパットを傷つけてポロポロと落としてしまうことがあります。
特にモルタル、サイディング、塗装の種類によっては美観の損失を招くこともあります。
水圧は弱めに設定して、様子を見ながら徐々に強くしていきましょう。
最初から「専門業者に依頼すべきだった」という声はよく聴きます。心配な方は遠慮なくお問合せ下さい!
外壁を傷つけるリスクを軽減しながら、汚れをキレイに落とすことができます。
外壁から離して噴射
高圧洗浄機を外壁に噴射する際は、30㎝ほど一定の距離をとって洗浄します。
近すぎると、外壁に負担がかかり過ぎてしまうためです。
また、同じ箇所に何度も噴射することも同様にやってはいけないこと。
コーキング(シーリング)なども傷つきやすいため避けるようにします。
高所では使用しない
高所の洗浄には高圧洗浄機の使用を避けましょう。
思うように操作できずに落下してしまう危険性があるからです。
無理をして、怪我しないためにも2階以上の高所洗浄は専門業者へ依頼することをオススメします。
近隣への配慮が必要
外壁の高圧洗浄をする際には、近隣住宅への配慮も欠かせません。
それは、近隣トラブルへの発展を回避するため。
高圧洗浄の音が気になる場合や、強い圧によって汚れを含んだ水が勢いよく周辺に飛散してしまいます。
もちろん、防ぐための養生が必要ですが、防ぎきれないケースもあるでしょう。
例えば、窓が開けっぱなしであったり、洗濯物が干してあったりと、さまざまなシチュエーションが考えられます。
そのため、洗浄する時間帯に配慮することや、洗浄前にご近所へ挨拶しておくことが大切。
サイディングやモルタルには適さない
サイディング・モルタル・ALCなどの外壁素材に高圧洗浄機を使用すると、外壁材を傷めてしまったり、破損させる可能性も。
モルタルやリシン、スタッコなどの吹き付け塗装の外壁については>>外壁塗装のスタッコ仕上げとはで詳しく解説。
それは、家庭用の高圧洗浄機であっても水圧の威力は強力だからです。
水圧を調整できるものの、耐性の低い外壁材には向いているとは言えません。
低圧洗浄やバイオ洗浄を専門業者に相談しましょう。
経年劣化した外壁には適さない
経年劣化した外壁も同様に、高圧洗浄機の使用はオススメできません。
これも、外壁に傷をつけないようにするため。
傷がついた外壁は、日々の雨風・紫外線などにさらされて劣化が激しく進んでしまうのです。
塗装の塗り替えが必要なケースなど、やはりこの場合にもプロの専門業者へ無料診断を行ってもらうのが良いでしょう。
>>では、について解説しています。
自分で外壁掃除するメリット・デメリット
メリット | デメリット |
高い洗浄力 短時間で効率的 節水しながら洗浄 環境にやさしい | 外壁塗装の塗膜が剥がれる 外壁の表面を傷つける 素材によっては不向き |
メリットは洗浄力
高圧洗浄機を外壁洗浄で使うメリットは、効率的に高い洗浄力を発揮できる点です。
さらに、最小限の水量で洗浄できるのが環境やコスト面にも配慮できます。
水圧の調整や温水洗浄など、適切な処置によって手軽に家庭でもメンテナンスが可能に。
デメリットは傷つける可能性
高圧洗浄機を外壁洗浄で使うデメリットは、外壁を傷つける可能性です。
塗膜を剥がして、深層部まで傷がついてしまう恐れもあります。
使い方を正しく理解し、無理な洗浄は避ける判断力を持ち合わせる必要があると言えるでしょう。
そのため、傷がついた箇所を放置すると、そこに汚れが吸着・風化することで劣化が進み、雨漏りや腐食を引き起こします。
その場合のメンテナンスは、外壁ごと張り替えなければ対処できない状態まで進んでしまうこともあり、その分の費用がかさんでしまいます。
ここまで、注意点やデメリットを把握できたら、いよいよ掃除方法を確認して、実践してみましょう!
外壁用の高圧洗浄機の選び方
外壁洗浄に適した高圧洗浄機を選ぶためには、以下のポイントをチェックしましょう。
チェックポイント
- 水圧
- 静音設計
- ホースの長さ
ポイントは、適切な水圧で外壁汚れを落とし切ることができ、静音設計で周囲への影響を最小限に抑え、十分な長さのホースで作業効率を高めること。
これらのポイントに注意して選ぶことで、効率的かつストレスなく外壁洗浄を行えます。
水圧
外壁汚れを落とすためには、強い水圧が必要となるためです。
高圧洗浄機の水圧は、外壁の汚れをどれだけ効果的に除去できるかを示す最も重要な性能指標。
ただし、水圧が強すぎる場合は、外壁の素材が痛む可能性もあるため、適切な水圧を選び、調整可能なタイプの洗浄機を選ぶことが望ましいです。
特にモルタルや劣化したサイディングなどは水圧への耐久性が低いため、高い水圧をあてないことをオススメします。
静音設計
隣家の家壁が近い戸建てやマンションでは、静音設計の高圧洗浄機を選ぶと近隣の騒音対策に効果的だからです。
また、長時間作業などで、自分自身に対しても騒音ストレスが少なるのがメリット。
静音設計かどうかは製品の仕様に記載されていますので、必ず確認しましょう。
ホースの長さ
外壁洗浄は広範囲を移動しながら行うことが多いため、ホースが短すぎると使い勝手が悪くなる点からです。
ホースが長ければ、洗浄機を頻繁に移動させる必要がなく、広い範囲をスムーズに洗浄できるため、効率的です。
また、2階の外壁などの高所を洗浄する場合にも、ホースが長ければ作業がしやすくなります。
自分でする高圧洗浄機の外壁掃除方法
自分で高圧洗浄機を使って外壁掃除する方法・手順をご紹介します。
手順
- 試し洗いする
- 広角のノズルで全体的に洗浄する
- ノズルを変えてスポット洗浄する
洗浄ポイント!
- ノズルと壁面との距離は20~30cmほど保つ
- 水流は上から下へ向けて流す
- 壁面に対して直角になるように水圧を当てる
- ノズルはゆっくり動かすと効率よく洗浄できる
手順①:試し洗いする
外壁の隅など目立たない部分で試し洗いをしてみましょう。
水圧を調整し、汚れの落ち具合を確認し、外壁に問題がないかの確認作業です。
手順②:広角のノズルで全体的に洗浄する
まず最初は、広い面を全体的に洗浄するようにします。
洗浄剤は、外壁素材に適合したものを選び、使用方法を守って使うように注意が必要です。
手順③:ノズルを変えてスポット洗浄する
特に汚れがひどい場所には、ノズルを変えてスポット洗浄します。
ご家庭の高圧洗浄機の使用方法に従って正しく使用するようにしましょう。
外壁洗浄にオススメの洗剤・ブラシ
ここでは、外壁洗浄をより快適に行うためのオススメ洗剤・ブラシについていくつかご紹介します。
ユニバーサルクリーナー
ケルヒャー家庭用高圧洗浄機専用の洗浄剤で、家壁や外周りなど様々な場所の汚れを効果的に落とすことができます。
価格 | 1,760円 |
成分 | 液性:中性 |
内容量 | 1リットル |
使用可能箇所 | 外壁・テラス・ウッドデッキ・パティオ・バルコニー・ベランダ・置物・玄関・ガーデン・庭 |
コケカビ取り
スプレー噴射で使用できる2mのコード・ノズル付きタイプです。
価格 | 3,885円 |
成分 | 液性:中性 |
内容量 | 4リットル |
使用可能箇所 | 外壁・バルコニー・ベランダなど |
>>高圧洗浄機で外壁のコケ落としでは、苔掃除でのケルヒャーの使い方についてご紹介しています。
延長パイプ専用アタッチメントセット
ケルヒャー家庭用高圧洗浄機専用の延長パイプと合わせて使用することで、高所の洗浄がより快適に。
ブラシとクロスの2種のアタッチメント付き。
価格 | 8,030 円 |
重量 | 0.6kg |
寸法(長さ×幅×高さ) | 194mm×338mm×160mm |
延長ランス
ノズルを約40cm延長できるケルヒャー高圧洗浄機専用のアクセサリー。
価格 | 3,850 円 |
重量 | 0.3kg |
寸法(長さ×幅×高さ) | 446mm×45mm×45mm |
延長パイプ
2.2m~3.7mまで延長可能で、標準ノズルでは届かない二階の外壁や屋根など高所の洗浄に。
価格 | 26,840 円 |
重量 | 2.8kg |
寸法(長さ×幅×高さ) | 3780mm×120mm×233mm |
雨の日に高圧洗浄は意外とオススメ!
雨の日に外壁洗浄するのは、意外にもこんな利点が。
- 雨の日は高圧洗浄機で落とした汚れを洗い流してくれる
- 風のない日だと汚れの再付着が抑えられる
なるべく、相乗効果が得られる日を選べると良いですね!
まとめ
今回は「外壁を高圧洗浄するデメリット・注意点」について解説しました。
水やお湯だけで洗浄することも可能な高圧洗浄機は、節水効果もあり、環境にも優しいすぐれもの。
その一方で、外壁洗浄においては注意しなければならないデメリットも。
サイディングやモルタルなどの刺激に耐えきれない外壁素材には痛む可能性が高く不向きです。
また、経年劣化が進んだ家の壁にも、傷をつけやすいため状態の悪化を促してしまうケースが。
適切な使い方を把握できれば、非常に便利な高圧洗浄機。
ぜひ、ご紹介した注意点を踏まえてお使いください。