外壁汚れ落としや外壁の掃除・洗浄|外壁の汚れ原因と自分で掃除する方法

外壁汚れ落としや外壁の掃除・洗浄|外壁の汚れ原因と自分で掃除する方法

外壁の汚れを落とす方法が知りたい

壁面清掃は自分でもできる?

プロに頼んだ方がいい?

このように外壁の汚れが気になっている方は最後までご覧ください。

この記事では、「外壁の掃除汚れの落とし方」について詳しくご紹介していきます。

解説内容

  • 外壁掃除で得られる効果
  • 汚れの原因
  • 外壁の汚れの落とし方
  • 自分で掃除する方法
  • 人気の洗剤・掃除道具
  • 自分で行う注意点
  • 外壁汚れを目立たなくするポイント
  • 外壁汚れを放置するリスク

結論から言うと、外壁の汚れを落とすには「手洗い」「高圧洗浄」「薬剤(バイオ)洗浄」という3つの方法が挙げられます。

齋藤

日々のメンテナンスとしては自分で手洗いするのが効果的ですが、放置し続けた汚れにおいては業者に依頼するのが確実です。

それぞれの特性や効果的な掃除方法、手軽に買える人気の洗剤・掃除道具を一挙に見ていきましょう。

目次

外壁の掃除で得られる効果

外壁の掃除で得られる効果

外壁を掃除することで得られる効果は、主に以下の内容が挙げられます。

外壁洗浄の効果

  • 外観の美しさを保つ
  • 外壁内部の劣化を防ぐ
  • 建物の寿命を延ばす

外壁の汚れを長く放置すると、劣化が進行するにつれて耐久性も落ち、「変色」「ひび割れ」「雨水による腐食」につながってしまいます。

これらを防ぐには、定期的なメンテナンスが必要となるのです。

汚れの原因

汚れの原因

外壁汚れの主な原因は以下のとおりです。

原因

  • 排気ガス
  • ホコリ
  • 黄砂
  • 花粉
  • 雨だれ
  • カビ・コケ・藻
  • 鳥のフン

黒・茶・緑・白色などの外壁汚れは、上記のように様々な原因物質から発生するもの。

特に落ちにくいとされる外壁の黒い汚れは、より外観を汚い印象にしてしまいます。

これは、排気ガスや雨だれに含む油分から発生しているケースが多く、専用の薬剤などで落とすことになるケースが考えられるでしょう。

その場合は、外壁洗浄専門業者へ依頼することをオススメします。

洗浄方法は3種類

洗浄方法は3種類

家の外壁汚れ落としをしたい場合の洗い方は大きく3つに分けられます。

外壁洗浄方法

  • スポンジ・ブラシでの洗浄
  • 高圧洗浄
  • 薬剤洗浄

スポンジ・ブラシでの洗浄

スポンジ・ブラシで行う洗浄は、家庭で行こなう際の基本的な洗浄方法です。

家庭で行う定期的なメンテナンスとして好ましい手法でしょう。

高圧洗浄

高圧洗浄は、業界内で「水洗い」とも呼ばれ、噴射の威力で汚れを削ぎ落とす洗浄方法です。

外壁洗浄の専門業者では最も一般的な手法。

また、業務用との性能は異なるものの、ホームセンターや通販サイトでも購入可能なため、自分でも行うことができます。

ただし、壁を傷つけない配慮や知識が必要です。

薬剤洗浄

薬剤洗浄は、「バイオ洗浄」とも言われる苔や藻の根絶ちを行う洗浄方法です。

目に見えない汚れの根源や、落ちにくい排気ガスによる油汚れ・黒ずみにも効果的な手法。

自分で掃除する方法

自分で掃除する方法

ここでは、自分で外壁をきれいにする方法をご紹介します。

準備するもの

ゴム手袋
マスク
雑巾
スポンジ
ブラシ
洗剤
バケツ
ホース
養生シート・テープ

外壁洗浄の手順

  1. 養生テープなどでマスキング(高圧洗浄する場合)
  2. スポンジや雑巾など柔らかい掃除道具で水洗い
  3. 落ちない汚れには専用洗剤を使用
  4. 洗剤が残らないようによく洗い流す
  5. 頑固な汚れには高圧洗浄機を使用
  • 高圧洗浄機は壁から離して使用する
  • サイディング・モルタルなどの材質には使用しない
  • 高圧洗浄は威力が強いため汚れや水の飛散に要注意

軽度の汚れはブラシで洗浄

まず、軽度の汚れにはブラシやスポンジを使って水洗いするのが基本です。

この方法なら、外壁に負担をかけずに済むからです。

塗膜を剥がしたり、劣化させないためには、なるべく水だけで強い刺激を与えないようにするのが望ましい手法と言えます。

軽い土汚れやすす汚れはホースの水流のみでも落とすことが可能。
掃除は刺激の少ない道具から順に使って使用するのがポイント。

落としにくい苔や黒カビには、外壁専用の洗剤や刺激の少ない重曹を使う場合もあります。

その場合、基本的には洗剤が残らないよう丁寧に洗い流すことが大切です。

使用方法については、洗剤に記載ある正しい使用方法に従いましょう。

重度の汚れは高圧洗浄機

手作業では落とせない重度の汚れに関しては、高圧洗浄機を取り入れるのも効果的です。

高圧洗浄では、水の噴射力で黒カビなどの強固な汚れを剥がし取ることができるからです。

ただその一方で注意しなければならないのが、圧力が強すぎると塗膜を痛める可能性があるという点。

ノズルでの噴射角度による圧力調整を行うなど、無理に落とそうとしないようにすることです。

また、高圧洗浄で傷つきやすい素材には使用を避けましょう。

高圧洗浄に不向きな壁材

  • サイディング
  • モルタル

高圧洗浄のやり方・手順は>>外壁洗浄だけでご紹介しています。

外壁洗浄で人気の洗剤・ブラシ

外壁洗浄で人気の洗剤・ブラシ

続いて、自分で家の壁を洗うのに人気の洗剤やブラシをご紹介します。

外壁専用の洗剤は、弱アルカリ性や中性が一般的です。

アルカリ性洗剤:洗浄力が高い
中性洗剤:洗浄力が弱め

アルカリ性の黒ずみ対応カビキラーや中性洗剤は、浴室や食器用洗剤として多く普及しているものですが、外壁洗剤の代用として使用するよりは、外壁専用の洗剤を使用することをオススメします。

また、外壁磨きに必要となるブラシには、小さめなタイプと高所用の2種類以上を用意しておくと便利でしょう。

スポンジや柔らかい布も一緒に用意すると仕上がりがキレイです。

外壁用洗剤

ホームケアシリーズ外壁汚れ用

画像:楽天

ヒルナンデスでも紹介されて話題となった外壁専用洗剤。

また外壁以外にも、テントや看板等のビニールやプラスチック製素材、玄関やベランダのお手入れにも使えます。

排気ガス汚れ、コケ、水垢に対応。

仕様スプレー式
内容量400ml
液性弱アルカリ性
成分界面活性剤、トリポリリン酸ナトリウム、アルカリ剤

キエ〜ル コケ・カビ

画像:Amazon

北側の外壁など、緑色の苔・カビの駆除に対応。

口コミ評価が高く、スプレーするだけで水洗い不要の手軽さが人気です。

仕様スプレー式
内容量400ml
液性中性
成分塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウム、銅化合物

ステイクリーンneo

ステイクリーンneo

画像:セキスイハイム公式通販

水で薄めず、そのまま使える液体タイプ。

液を市販のローラーやブラシで塗布して、10~30分後にブラッシングしながら水で洗浄します。

陽の当たらない北側外壁などに発生したコケを落とすプロ仕様の液剤。

仕様液体
内容量2L
液性アルカリ性
成分次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)、水酸化ナトリウム、界面活性剤

ブラシ

通水デッキブラシ

画像:カインズ

ホームセンターのカインズで店頭販売しているロングサイズ のブラシ。

特徴は、ホースとクリップ(別売り)を接続して、水を流しながら汚れを洗える便利グッズ。

水が柄を伝ってこない返し付きです。

長時間でも高所でも楽々お掃除できます。

サイズ幅23cm
奥行10cm
長さ143cm
材質・素材ブラシ:ポリプロピレン、合成ゴム、塩化ビニル樹脂
柄:チューブ被覆鋼管、EVA樹脂(スポンジ)
使用上の注意内径15mmのホースを使用する

電動お掃除ブラシ

画像:Amazon

電動タイプで付属ブラシの種類も充実、長さ調節もできて便利なお掃除ブラシ。

ブラシの回転速度は、400RPM・300RPMの2モードを搭載で力を入れることなく簡単に掃除できます。

4段階の長さ伸縮・コードレスタイプで口コミ評価も高め。

タイルなどの耐久性が高い壁材にオススメ。

サイズ長さ18〜121cm
材質・素材ハンドル:アクリロニトリルブタジエンスチレン
セット内容掃除ブラシ本体:1
替えブラシ:9
フック:1
USB充電ケーブル:1
日本語取扱説明書:1
使用上の注意Type-C充電ケーブルのみ、アダプターは付属なし。

傷つきやすい外壁には適していないのでご注意を!

壁清掃のDIY注意点は5つ

壁清掃のDIY注意点

一軒家などの自宅で、外壁掃除を自ら行う場合に注意するべき点は以下の5つです。

注意点

  • 汚れや水の飛散
  • 外壁を傷つける可能性
  • またすぐにカビが生える可能性
  • 高いところから転落の危険性
  • 業者に依頼する場合は相見積もりをとる

自分で一戸建ての外壁掃除をする場合には、できる範囲内にとどめておくのがポイントです。

例えば、飛散を防ぐために必要な養生や、外壁の状態に合わせた正しい洗浄方法については専門知識やスキルが必要となります。

また、戸建て住宅の二階部分といった高所作業は安全が確保できないため転落事故の原因に。

こうした側面から、専門業者に依頼するのが無難といえます。

その場合には、複数で見積もりを依頼し、比較検討することも大切です。

そうすることによって、適正価格がわかり、判断基準が明確にできるでしょう。

外壁汚れを目立たなくするポイント

外壁汚れを目立たなくするポイント

家の壁洗浄以外でも、外壁汚れを目立たなくするポイントがありますのでご紹介します。

主に挙げられるのは以下の5つです。

5つのポイント

  • 適切な外壁材と色の選定
  • 定期的なメンテナンス
  • 防汚対策の施工
  • デザインの工夫
  • 周囲環境を考慮した対策

外壁汚れを目立たなくするためには、これらのポイントを取り入れることで、美しい外観を長期間維持し、建物の価値を高めることができます。

外壁の色と素材の選定

明るい色を選ぶ

汚れが目立ちにくい明るい色の外壁は、汚れやほこりが目立ちにくい傾向があります。

  • ベージュ
  • アイボリー
  • ライトグレー

テクスチャーのある素材

塗り壁や吹き付けなど凹凸のあるデザイン、テクスチャーのある外壁材は、汚れが分散されて目立ちにくくなります。

  • スタッコ
  • タイル

汚れに強い外壁材を使用

光触媒コーティング

自浄作用のある光触媒コーティングが施された外壁は、太陽光で汚れを分解し、雨で流れ落ちる性能があって効果的です。

フッ素コーティング

耐汚染性のあるフッ素樹脂コーティングは、汚れが付きにくく、壁に付着した有機物なども洗い流しやすい特性があります。

定期的なメンテナンス

高圧洗浄

高圧洗浄機を使っての定期的な家の外壁洗浄で汚れの蓄積を防ぎます。

低圧洗浄

低圧洗浄(バイオ洗浄)では、高圧洗浄に比べて外壁材にダメージを与えにくい方法で、カビやコケを除去して再発を防ぐ効果が期待できます。

防汚対策の施工

雨樋の点検と清掃

雨樋が詰まっていると、外壁に汚れやシミが付きやすくなります。

定期的に雨樋を清掃し、適切に水が排出されるようにします。

防汚塗料の塗布

防汚塗料を塗布することで、汚れが付きにくく、雨水で自然に洗い流されるようになります。

撥水性の向上に効果的です。

5. 外壁のデザイン工夫

アクセントを加える

外壁の一部にアクセントカラーや異なる素材を使用するなど、部分的なデザインを施すことで、汚れが目立ちにくい外観にできます。

屋根のオーバーハング

庇(ひさし)やオーバーハングを設置することで、雨水が直接外壁に当たるのを防ぎ、汚れが付きにくくなります。

6. 環境を考慮した対策

風向きや周囲の環境

風の強い地域や交通量の多い道路沿いでは、汚れが付きやすいため、立地条件を考慮して外壁材や色を選ぶことが重要です。

植栽の配置

グリーンカーテンなど、建物の周囲に植栽を配置し、汚れの原因となるほこりや砂を減らす工夫も。

外壁汚れを放置すると修繕費が余計にかかるリスクも

外壁汚れを放置すると

外壁を洗うという課題は、なかなか腰が重いもの。

だからと言って、外壁の汚れをずっと放置し続けたままにしておくと、以下のように様々な問題が生じます。

  • 美観の低下
  • 建材の劣化
  • 健康リスクの増加
  • 断熱性能の低下
  • メンテナンスコストの増加
齋藤

これらのリスクを避けるためには、定期的な外壁洗浄やメンテナンスが重要です。

外壁を清潔に保つことで、建物の美しさと価値を維持し、長期的に見てもコストを抑えることができます。

美観の低下

視覚的な影響

外壁に汚れが蓄積すると、建物全体の見た目が悪くなり、古く見えたり、管理が行き届いていない印象。

価値の低下

建物の外観が劣化すると、不動産価値にも悪影響を及ぼす可能性。

建材の劣化

物理的ダメージ

外壁汚れには酸性雨や大気汚染物質が含まれることがあり、これらが建材を侵食する原因に。

カビやコケの繁殖

汚れを放置すると湿気が溜まり、カビやコケが繁殖しやすくなります。

これが建材を傷め、劣化を早めます。

健康リスク

アレルギー

外壁に繁殖したカビやコケの胞子が空気中に飛散し、アレルギーや呼吸器疾患の原因になるケースも。

害虫の発生

カビやコケは害虫の住処になることがあり、害虫の発生による健康リスクも高まります。

断熱性能の低下

湿気の浸入

外壁の汚れが原因で湿気が内部に浸入すると、断熱材が湿気を含み、断熱性能が低下します。

結露の発生

断熱性能が低下すると、結露が発生しやすくなり、内部の木材や断熱材がさらに劣化。

メンテナンスコストの増加

早期の修繕が必要に

汚れを放置することで外壁の劣化が進み、通常よりも早く修繕や塗り替えが必要になります。

高額な修繕費用

定期的なメンテナンスを怠ると、修繕費用がかさみ、結果的に高額な出費につながります。

落ちない汚れは信頼できるプロに依頼

落ちない汚れは信頼できるプロに依頼

落ちない外壁汚れや高所作業は、無理をせずにプロの専門業者へ依頼するようにましょう。

白い外壁塗装に生えた頑固な苔など、無理に汚れた部分を削り落としても、壁を傷めることになったり、高い箇所では足場が必要となり危険が伴うからです。

まずは、何社か無料で見積もりを取って検討することから始めてみてはいかがでしょうか。

家の外壁の掃除を業者に依頼する場合の費用相場については、
>>外壁クリーニング料金で詳しく解説しています。

まとめ

今回は、自宅の外装を綺麗にするための「外壁の掃除汚れの落とし方」についてご紹介しました。

外壁の掃除の仕方には「手で洗う方法」「高圧洗浄」「薬剤洗浄」と3つの洗い方があり、自分でもできる範囲であればメンテナンスとして行うと、専門業者に依頼する範囲が縮小できてコスパもいいです。

なにより、外壁は大掃除に限らず、日頃からこまめにお手入れすることで、寿命を延ばすことができます。

外壁の手入れでは、正しいメンテナンスを定期的に実施して、快適な住まいを維持していきましょう。

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