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外壁塗装で高圧洗浄が雑!トラブル・手抜き工事の事例や雨の日の屋根外壁洗浄
外壁塗装前に、高圧洗浄が大事なのはわかっているが、具体的にどんなトラブルがあるか事前に知っておきたい、と思っていませんか?
高圧洗浄をしなかったり、雑な作業をしたり外壁洗浄でトラブルになるケースもあります。
トラブルにならないためには、優良な業者を選んだり作業を確認することが大切です。
契約の段階で、きちんと作業が行われるように信頼できる業者を選びましょう。
この記事では、手抜き工事の具体例や雨の日の洗浄について詳しく解説し、あなたが安心して外壁塗装を進められるような知識を提供します。
これを読めば、失敗を避けるためのヒントが得られますので、最後までお読みください。
外壁洗浄で高圧洗浄に関するトラブル・手抜き工事などの被害にあわないように、事前に確認することが大切です。
外壁洗浄・塗装における手抜き工事の事例
では、手抜き工事の事例について、よくあるトラブルとその対処法について詳しく見ていきましょう。
- 高圧洗浄が雑またはしない
- 足場設置や養生をしっかり行わない
- 下地処理や外壁補修を省く
- 無断で塗料のグレードを下げる
- 塗料の計量・希釈が適当
- 塗装回数がいい加減
- 乾燥時間を守らない
- 近隣への事前説明・挨拶を行わない
手抜き工事をされてしまうと、仕上がりに影響があります。
高圧洗浄が雑またはしない
外壁塗装における高圧洗浄で最も多いトラブルの一つが高圧洗浄不足です。
高圧洗浄は、外壁に付着した汚れ、カビ、コケ、古い塗膜などを除去し、新しい塗料の密着性を高めるための重要な工程です。
一般的に、高圧洗浄の作業は外壁と屋根を合わせて、1人の場合は7~8時間かかります。
高圧洗浄は、塗装の仕上がりと耐久性に直結するため、決して手を抜いてはいけない工程です。
>>外壁塗装の高圧洗浄で汚れ残りの記事で高圧洗浄の作業について詳しく紹介しています。
足場設置や養生をしっかり行わない
外壁塗装工事では、足場の設置と養生が不可欠です。
足場が不安定だと、手が届きにくい箇所の作業を安全に行うことができません。
また、養生が不十分だと塗料が飛散して近隣トラブルにつながる恐れや、水が当たることでインターホンなど設備の故障にも繋がりかねません。
窓やドア、植木以外にも、エアコンの室外機や換気口、照明器具なども養生が必要です。
電気配線やスイッチボックスに水が侵入すると、故障や漏電の可能性があるからです。
下地処理や外壁補修を省く
外壁塗装前に、下地処理や外壁補修を行うことが重要です。
外壁の古い塗膜や汚れ、ひび割れ(クラック)などを補修せずに塗装を行うと、新しい塗料が十分に付着せずに、早期に剥がれたり、劣化したりする可能性があります。
下地処理や外壁補修をしっかりと行うことは、塗装の耐久性を高めるために欠かせない非常に大事な工程です。
見積もりに下地処理が含まれているか確認をしておきましょう。
無断で塗料のグレードを下げる
外壁塗装でグレードの低い塗料を無断で使用することは、重大な契約違反です。
外壁塗装に使用される塗料は、主に
- アクリル
- ウレタン
- シリコン
- ラジカル制御型
- フッ素
- 光触媒
- 無機
の7種類に分類され、耐用年数と単価に影響します。
グレードが低い塗料を使用すると、塗装の質が低下する可能性があります。
塗料の計量・希釈が適当
塗料の希釈を規定以上に薄められることは、明らかな手抜き工事です。
塗料の配合が不適切だと、塗膜が薄くなり数年で劣化してしまう可能性があります。
塗料メーカーが指定する配合を守り、正確に計量・希釈を行うことが重要です。
塗装回数がいい加減
塗装回数は、塗料の種類や外壁の状態によって異なりますが、一般的には下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りです。
例えば、2回塗りしか行われなかった場合、防水性・防汚性・遮熱性など、塗料が備えている機能性の持続が発揮されないばかりか、建物の外観の美しさにも影響します。
契約通りの塗装回数が実施されているかを確認しましょう。
乾燥時間を守らない
塗装後には、塗料をしっかりと乾燥させる必要があります。
塗料を十分に乾燥させないまま次の工程に進むと、塗料の密着性が弱まり、剥がれやひび割れの原因になります。
塗料メーカーが指定する乾燥時間を守り、十分に乾燥させることが重要です。
近隣への事前説明・挨拶を行わない
外壁塗装工事は、騒音や塗料の飛散などで、近隣住民に迷惑をかける可能性があります。
そのため、工事前に近隣住民に挨拶と説明を行い、大きな音が出てしまう事や、洗濯物を干すのを控えてもらうなど、理解と協力を得ることが重要です。
何も挨拶がなく麹を進めてしまうと、後々トラブルになってしまう可能性があるので、近隣住民への配慮は、円滑に工事を行う上で不可欠です。
>>外壁の高圧洗浄で隣家とトラブル?の記事で、近隣とトラブルにならないための対策も紹介してます。
きちんと外壁洗浄を行う時間の目安
高圧洗浄にかかる時間は、建物の大きさや形状、汚れの程度によって大きく変動します。
そのため、一概に「これくらいの時間がかかる」と断言することはできません。
しかし、一般的な目安として、戸建て住宅の外壁のみであれば半日程度、外壁と屋根の両方を行う場合は1日程度かかることが多いです。
目安は以下を参考にして下さい。
- 外壁のみなら半日
- 外壁・屋根なら1日
ただし、これはあくまで目安であり、汚れがひどい場合や、建物の形状が複雑な場合は、さらに時間がかかる場合もあります。
作業前に業者としっかり打ち合わせを行い、作業時間の見積もりを確認しておくことが大切です。
外壁のみなら半日
戸建て住宅の外壁のみを高圧洗浄する場合、一般的には半日程度で作業が完了します。
ただし、これは建物の大きさが標準的な場合であり、2階建て以上の住宅や、外壁面積が広い場合は、半日以上かかることもあります。
また、外壁の汚れがひどい場合も、洗浄に時間がかかるため、作業時間が延びる可能性があります。
外壁・屋根なら1日
外壁と屋根の両方を高圧洗浄する場合、作業時間は1日程度かかることが多いです。
屋根の洗浄は、外壁の洗浄よりも高所作業となるため、安全確保のための時間や、作業の難易度も上がります。
そのため、外壁のみの場合よりも作業時間が長くなる傾向があります。
また、屋根の形状や勾配によっても作業時間が変動します。
雨の日の高圧洗浄は問題なし
雨の日に高圧洗浄を行うことは問題はありません。
せっかく洗浄したのに雨が降っていて大丈夫なの?と不安に思う方は多いですが、作業に影響はありません。
ですが、外壁塗装は雨の日はNGです。
それぞれ確認しておきましょう。
高圧洗浄はOK
外壁塗装の高圧洗浄は、雨天時でも基本的に可能です。
高圧洗浄は水を使って汚れを落とす作業であるため、多少の雨は作業に影響しません。
ただし、大雨や強風の場合は、作業が危険な場合もあるので、天候の状況に応じて作業を延期することもあります。
また、雨天時に高圧洗浄を行う場合は、水はけが悪くなり、周囲が滑りやすくなるため、安全管理に注意が必要です。
作業員は、滑りにくい靴を着用し、足元に十分注意しながら作業を行う必要があります。
塗装工事はNG
高圧洗浄とは異なり、塗装工事は雨天時に行うことはできません。
塗料が雨水で薄まってしまい、本来の性能を発揮できないからです。
また、湿度の高い状態では、塗料が乾きにくく、仕上がりが悪くなる可能性があります。そのため、塗装工事は晴天の日に行うのが理想的です。
もし、雨天時に塗装工事を行う必要が生じた場合は、天候の回復を待ってから作業を行うようにしましょう。
優良業者を選ぶためのチェックポイント
優良な外壁塗装業者を見分けるには、いくつかのチェックポイントがあります。
まず、国家資格である「建築塗装技能士」の資格を保有しているかを確認しましょう。
この資格は、塗装に関する専門的な知識と技能を証明するものです。
次に、これまでの施工実績や顧客からの評判を確認することも重要です。
ホームページや口コミサイトなどを参考に、信頼できる業者かどうかを判断しましょう。
さらに、見積もりを複数社から取得し、価格やサービス内容を比較検討することも大切です。
信頼できる業者を選ぶために>>外壁高圧洗浄の業者の記事もチェックして下さいね。
洗浄剤の種類と選び方
外壁塗装の高圧洗浄に使用する洗浄剤は、大きく分けて中性洗剤とアルカリ性洗剤の2種類があります。
中性洗剤は、外壁材への負担が少なく、一般的な汚れを落とすのに適しています。
一方、アルカリ性洗剤は、頑固な汚れやコケ、カビなどを効果的に除去できますが、外壁材によっては変色や劣化を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
外壁材の種類や汚れの程度に合わせて適切な洗浄剤を選ぶことが重要です。
業者に相談し、最適な洗浄剤を選んでもらいましょう。必要に応じてバイオ洗浄をすることもあります。
>>外壁のバイオ洗浄とはの記事で、洗浄剤についても詳しく紹介しています。
洗浄後の確認事項
業者の高圧洗浄作業が完了したら、トラブルを回避するために確認してほしいことを紹介します。
- 洗浄ムラがないか
- 外壁材の損傷がないか
確認せずに気づかないままだと、仕上がりが悪くなる可能性があります。
洗浄ムラがないか
高圧洗浄後には、洗浄ムラがないかを確認することが重要です。
洗浄ムラがあると、塗料が均一に密着せず、剥がれやひび割れにつながる可能性があります。
外壁全体をくまなくチェックし、洗浄ムラがないかを確認しましょう。
もし洗浄ムラがあれば、業者に再洗浄を依頼する必要があります。
外壁材の損傷がないか
高圧洗浄によって、外壁材が損傷していないかを確認することも重要です。
水圧が強すぎたり、洗浄方法が不適切だと、外壁材が割れたり、ひびが入ったりする可能性があります。
特に、古い住宅では外壁材が劣化している場合があるので、注意が必要です。
外壁塗装で手抜きをされたら
外壁塗装で手抜きをされた場合の対処法を紹介します。
- 業者へやり直すように言う
- 第三者機関へ調査依頼する
外壁塗装で手抜き工事をされた場合、適切な対応をすることが重要です。
手抜き工事の内容によっては、建物の耐久性や美観に影響を与える可能性があるため、早急な対応が必要です。
まずは、業者に連絡を取り、手抜き工事の内容を伝え、やり直しを依頼しましょう。
話し合いがまとまらない場合は、第三者機関に相談し、解決策を検討することも可能です。
業者へやり直すように言う
手抜き工事が発覚した場合は、まず業者に連絡し、やり直しを依頼しましょう。
具体的にどの部分がどのように手抜きされているのか、写真や動画などの証拠を提示しながら説明することが重要です。
その際、感情的にならず、冷静に状況を説明し、誠意ある対応を求めましょう。
多くの業者は、顧客からの指摘に対して真摯に対応してくれるはずです。
しかし、業者との話し合いが難航する場合や、業者が対応を拒否する場合は、次のステップとして第三者機関への相談を検討しましょう。
第三者機関へ調査依頼する
業者との話し合いで解決しない場合は、第三者機関に調査依頼をするという方法があります。
国民生活センターや消費生活相談窓口、住宅リフォーム紛争処理支援センターなどに相談することで、専門家のアドバイスを受けることができます。
これらの機関は、中立的な立場で問題解決をサポートしてくれるため、安心して相談できます。
状況に応じて、専門家による調査や鑑定が行われ、解決策が提示されます。
場合によっては、法的措置を検討する必要があるかもしれません。
専門家の助言を参考に、適切な対応を行いましょう。
まとめ
外壁塗装における高圧洗浄は、建物の美観を保ち、塗料の密着性を高めるために重要な工程です。
しかし、高圧洗浄にはトラブルも潜んでおり、事前の注意点や業者選びを慎重に行う必要があります。
高圧洗浄を依頼する際は、
- 資格や実績
- 見積もりの詳細
- 事前の打ち合わせ
- 保証内容
などを確認し、信頼できる業者を選びましょう。
また、高圧洗浄後に洗浄ムラや外壁材の損傷がないかを確認することも大切です。
万が一トラブルが発生した場合は、業者に相談し、必要であれば第三者機関に相談しましょう。
高圧洗浄に関する知識を深め、適切な対応をすることで、トラブルを未然に防ぎ、安全に外壁塗装を行いましょう。