高圧洗浄の平米単価｜外壁高圧洗浄の費用相場・屋根の高圧洗浄について解説

外壁や屋根の汚れが気になってきたとき、いくらくらいかかるのかわからなくて不安になるのではないでしょうか。

・高圧洗浄の費用は業者によって違う？

・相場はどれくらい？

この記事では、高圧洗浄の平米単価を中心に、

• 外壁や屋根の洗浄費用の相場
• 業者選びのポイント

を解説していきます。

外壁の高圧洗浄の相場感をつかみ、安心して見積もり依頼や業者比較ができるようになる参考にして下さいね。

高圧洗浄の平米単価

高圧洗浄の費用は「1平米あたり〇円」という平米単価で算出されるのが一般的です。

高圧洗浄の単価の目安

項目	単価の目安(㎡)	備考
外壁洗浄	100〜300円	状況によって前後あり
屋根洗浄	150〜600円	勾配があると高くなる傾向
30MPa洗浄	500〜900円	特殊機材を使うため高単価
防音・足場等	別途見積もり	足場なしのケースもある

単価は建材の素材・劣化状況・使用機材などで変動します。

平米単価に影響する要素一覧

要素	内容と影響
建材の種類	サイディング・モルタル・コンクリートなど素材によって水圧の調整が必要になる。 劣化が進んでいると施工に手間がかかって費用が高くなる傾向。
建物の形状・面積	凹凸が多い・2階建以上・面積が大きいなどで作業時間が増えると単価が上がる。
苔やカビの程度	頑固な汚れが多いと高圧水や洗浄剤を多く使用。 時間もかかるため費用が増加する。
地域相場	都市部は人件費・交通費が高いため、単価も地方より高い傾向がある。
水圧の強さ(MPa)	30MPaのような高圧機材を使用する場合は、高度な作業のため単価が割高になる。

平米単価はあくまで目安です。
自宅の高圧洗浄の単価については現地調査と合わせて判断しましょう。

屋根の高圧洗浄については>>屋根に高圧洗浄は必要？の記事でメンテナンスの必要性について解説してるので参考にして下さい。

高圧洗浄の費用相場

外壁の高圧洗浄の総費用は、「単価×面積」だけではありません。

その他に、足場・養生などの諸経費がかかります。

例として、30坪の戸建ての外壁洗浄の高圧洗浄をした費用構成を紹介します。

高圧洗浄費用の構成要素 一覧表（参考：30坪住宅の場合）

項目	内訳	金額例	備考
外壁洗浄費用	150㎡ × 150円／㎡	22,500円	汚れ・素材により100 〜500円で変動
屋根洗浄費用	80㎡ × 200円／㎡	16,000円	勾配・苔の程度により150 〜600円で変動
足場設置費	約100㎡（2階建相当）	50,000〜120,000円	高所作業に必須、外壁塗装と共用できる
養生・保護作業費	窓や植栽などへの飛散防止養生	5,000〜20,000円	丁寧な業者は必ず実施
高圧機材使用料	30MPaクラスの特殊高圧装置使用時	15,000〜30,000円	通常圧(15〜20MPa)なら不要
諸経費・管理費	工程管理・安全対策費など	10,000〜20,000円	一式表記に含まれがち
合計費用（概算）		110,000〜300,000円	洗浄単体の施工の平均的水準

見積もりで単価が相場内にあるか確認しましょう。

複数社から見積もりを取って、必ず比較検討することをおすすめします。

単価が安くても、別項目で費用がかさむケースは少なくありません。

総額と内訳を確認し、内容に納得できる業者に依頼することが重要です。

高圧洗浄にかかる時間は>>外壁塗装の高圧洗浄の時間が2時間？の記事で解説しています。

信頼できる業者選びのポイント

外壁洗浄を業者に依頼する際は、価格だけでなく対応力や信頼性の高い業者を選ぶことが重要です。

選ぶ際のポイントを確認しておきましょう。

信頼できる業者選びのヒントは>>外壁洗浄業者の選び方でも詳しく解説しています。

見積もりの内訳が明記されている

見積もりの内訳が明記されているかどうか確認しましょう。

一式表記では費用が適正かどうか判断できないからです。

「高圧洗浄一式○○円」といった表記の業者は避けたほうが無難です。

高額な追加費用を後出しされるリスクがあります。

高圧洗浄・足場・諸経費など個別に明示している業者は信頼性が高いといえます。

費用が相場に比べて高すぎたり安すぎたりしない

見積もりの費用が地域相場に比べて、高すぎずも安すぎずもないことを確認しましょう。

極端に提示した費用が安い業者は、必要な作業を省略している可能性があるからです。

逆に、高圧洗浄の費用が相場に比べて、2～3割以上高いという業者も信頼できません。

安すぎると雑な作業をする可能性が高く、トラブルの原因になったり再洗浄が必要になったりすることも。

相場と比較して納得できる費用かどうかチェックしましょう。

近隣への挨拶をする

近隣への挨拶をしてくれるか、見積もりの段階で確認しましょう。

挨拶をしない業者は配慮が足りない可能性があります。

高圧洗浄は音や水しぶき・足場作業でトラブルが起きやすいです。

事前の挨拶は必須です。

過去の施工実績が確認できる

過去の施工実績が確認できる業者がおすすめです。

施工例や費用の相場感を把握できます。

Googleの口コミや地域の掲示板での評判も確認してみましょう。

公式サイトで、外壁の高圧洗浄だけの料金の掲載している業者は専門性が高い傾向があります。

保険・保証制度の有無

トラブルにも備えた体制がある業者がおすすめです。

保証がないと、何かあった時に契約者側のリスクが高いからです。

例えば施工後1年以内のトラブル補修対応がある業者は、責任ある業者であると判断できるでしょう。

保証がついている業者になら安心して任せられそうですね。

契約書・施工報告書を発行してくれる

契約書や施工報告書を発行してくれるかどうか確認しましょう。

きちんと書面で工程・日程・金額を提示する業者は誠実だと判断できます。

口約束でOKなどという業者は避けたほうが良いです。

洗浄前後の写真報告があることも、信頼性につながります。

見積もりの内訳・説得力・対応姿勢を確認しましょう。
相場よりも少し高くても、丁寧で誠実な業者のほうが結果的に満足度が高いです。
安いということだけで決めずに、説明や印象などを総合して比較することが大切です。

高圧洗浄の平米単価に関するQ＆A

外壁・屋根の高圧洗浄に関して、よくある疑問について解説していきます。

屋根の高圧洗浄の単価は？

屋根の高圧洗浄の単価は、勾配や汚れの種類によって変動します。

1㎡あたり150円～600円と、金額に幅があります。

外壁の洗浄よりも単価が高いケースが多いです。

高所作業や防滑対策のための人件費が上がることもあります。

>>屋根に高圧洗浄は必要？の記事で屋根の高圧洗浄の費用やリスクを解説しています。

30mpaの高圧洗浄の単価は？

30mpaの高圧洗浄は、特殊な作業になるので通常の2倍以上の単価になることもあります。

1㎡あたり500～900円が目安となるでしょう。

コンクリートの油汚れの除去など、こびりついたしつこい汚れの場合に使われることがあります。

外壁の高圧洗浄でトラブルになることがある？

事前に状況を調査して圧力設定を適切にしなかった場合、トラブルになることがあります。

外壁材の種類や劣化度合いによっては、水圧で外壁が剝れたり雨漏りするケースがあるからです。

劣化部分は高圧洗浄前に補修を行うなど、トラブル対策は必須です。

まとめ

高圧洗浄の平米単価は、外壁の種類や状況によって異なります。

費用は単価×施工面積だけでなく、付帯費用も確認しましょう。

単価だけでなく、何にいくらかかっているのか、見積もりの内訳が明瞭な業者がおすすめです。

価格が相場から大きく離れていないことや、業者の対応力などをチェックすることで、失敗のリスクを減らすことができます。

業者に依頼する際は、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。

単価の安さだけでなく総合的に判断することが重要です。