【外壁汚れ落とし】外壁の掃除方法・高圧洗浄や洗剤での汚れの落とし方

外壁汚れ落とし

外壁の汚れが気になった時、できればDIYで費用を抑えたいと思うのではないでしょうか。

実は、外壁の汚れは洗剤やブラシを使って自分でも落とせることも多いです。

ブラシや洗剤などを使って、自分で外壁の汚れの掃除をする方法を解説します。

黒ずみやコケは放置しておくと見た目が悪いだけでなく、外壁の劣化を早める恐れがあります。

気づいたら早めに対処することが大切です。

とはいえ、高所や広範囲の汚れは、無理をせずに業者に依頼することをおすすめします。

業者に依頼する前に、自分で汚れ落としができないか試してみる際の参考にして下さいね。

目次

外壁汚れ落としを自分でする方法

外壁汚れ落とし

外壁の汚れ落としを自分でする際は、以下の手順で作業してみましょう。

  • 道具の準備
  • 養生
  • 水洗い
  • 洗剤の塗布
  • 放置
  • ブラシなどでこすり落とす
  • すすぎ・チェック

素材に合わせて、洗剤を選んだり高圧洗浄機を使ったりすることが重要です。
>>家の外壁の掃除方法の記事で汚れに適した洗剤などを紹介しています。

齋藤

塗装剥がれや水漏れなどのトラブルにならないように手順を確認しておきましょう。

手順は以下を参考にしてください。

STEP
掃除に必要なものをそろえる

外壁の掃除に必要なものを準備しましょう。

必要なもの備考
ブラシ・スポンジ柔らかめの外壁用ブラシ
柄付き・高所用など使いやすいものを選ぶ
外壁専用洗剤中性洗剤がおすすめ
汚れの種類に合ったものを選ぶ
養生テープ・ブルーシート・ビニールカバー窓や設備を保護する
ゴム手袋・長靴・ゴーグル・帽子洗剤やケガから身を守る
高圧洗浄機頑固な汚れ・広範囲の洗浄に効果的

ホームセンターや100均で外壁用のブラシを購入することができます。

洗剤ははじめは中性洗剤から試してみましょう。それでも落ちない場合は専用の洗剤を必要に応じて準備しましょう。

STEP
作業場所の養生をする

養生する場所と注意点は以下を参考にして下さい。

養生する場所注意点
窓・網戸洗剤や水しぶきで汚れたり、内部に浸水しないように覆う
電気設備コンセント・インターホンなど感電や故障のリスクあるので注意
植木・花壇洗剤で植物が枯れることがある
近隣との境界洗浄水や音でトラブルにならないように養生し、事前に声掛けをする

マスキングテープやビニールなどでカバーし、養生後に軽く水をかけて水漏れしないかチェックして下さいね。

養生が不十分だと洗剤がしみこんで傷んだり近隣トラブルにつながったりすることがあります。

STEP
外壁を水洗いする

水は上から下に流しましょう。

表面のほこり・泥などを流して洗剤が効きやすくなるからです。

ケルヒャーなどの高圧洗浄機を使う場合は、30㎝以上離して使います。

塗膜が剝れる恐れがあるので、高圧洗浄機を使用してもよい素材かどうか確認してから使いましょう。

STEP
洗剤を塗布する

上からむらなくスプレーやスポンジを使って塗布します。

黒ずみやすすがついている箇所は重点的にかけましょう。

洗剤をかけたら5~10分程度放置して下さい。

STEP
洗浄・こすり落とし

塗装を傷めないように、柔らかいブラシでこすりましょう。

力を入れすぎると塗膜が剝れる可能性があるので、時間をかけて優しくこするのが鉄則。

広範囲のコケや黒ずみは、ノズルの距離や角度に注意して高圧洗浄機で洗浄することも検討しましょう。

STEP
すすぎ・チェック

ホースで上から下へゆっくり水を流します。

洗剤の泡が残らないように2回以上繰り返すと良いでしょう。

洗い残しがあると、白くムラになったり汚れが再発したりしやすくなります。

汚れや洗剤が残っていないかチェックして下さいね。

外壁の汚れ落としでの注意点

外壁汚れ落とし

外壁の汚れ落としでは、きれいにするだけでなく建物を傷つけないことも注意する必要があります。

  • 天気がよく風のない日に行う
  • 高所の作業は無理をしない
  • 外壁や目地に傷をつけない
  • 近隣に配慮する
  • 素材に合った洗剤を使う
  • 高圧洗浄機は圧力と角度に注意する
齋藤

自分でできる範囲を無理せずに行いましょう。

天気がよく風のない日に行う

外壁掃除は、天気がよく風のない日に行いましょう。

これは、洗剤や水が近隣に飛散したり仕上がりにムラができたりするのを防ぐためです。

雨の日は作業がしにくいだけでなく、汚れが残ってムラになる可能性があります。

風が強いと、洗剤や水の飛散して近隣からクレームが来るかもしれませんね。

午前中に作業を開始して日が出ているうちに完了させましょう。

高所の作業は無理をしない

高所の外壁の掃除は無理にしてはいけません。

  • 不安定な脚立やはしごから転落
  • バランスを崩して洗剤が体や顔にかかる

などのリスクがあるからです。

地上2m以内の外壁を、無理のない範囲で行いましょう。

  • 2階の外壁や屋根の近く
  • ベランダの外側の外壁

などは業者に相談することをおすすめします。
>>外壁の高所のコケ取りを自分でする方法の記事も参考にして下さい。

外壁や目地に傷をつけない

外壁や目地に傷をつけないように気を付けましょう。

傷をつけてしまうと塗装の劣化や雨漏りの原因となるからです。

たわしや金属のブラシでごしごしこすったり、高圧洗浄機を至近距離で噴射したりすると外壁や目地が痛みます。

特に高圧洗浄機で目地を洗浄しないように気を付けましょう!

近隣に配慮する

外壁の掃除をする際は、近隣に配慮することが重要です。

近隣トラブルに発展しかねません。

よくあるトラブル

  • 洗剤が車にかかった
  • 高圧洗浄機の音がうるさい
  • 敷地内に水が浸入した

作業前に声をかけたり、養生をしっかりしておくことが大切です。

作業する時間帯は9時~17時など、迷惑にならない時間帯にしておきましょう。

素材に合った洗剤を使う

外壁の素材のあった洗剤を使うことも大切です。

素材によっては傷んでしまう可能性があるからです。

気を付けたいポイントは、そのまま使うタイプと希釈して使うタイプがあるということ。

希釈するタイプの洗剤を原液で使うと白く変色するリスクがあります。

まずは安全性の高い中性タイプの洗剤から試し、汚れが落ちにくいなら酸性・アルカリ性の洗剤を試しましょう。

住宅の外壁に使える洗剤なのか、必ずチェックしてくださいね。

高圧洗浄機は圧力と角度に注意する

高圧洗浄機を使う際は、以下の注意して適切に使いましょう。

  • ノズルを外壁から30㎝以上離す
  • 噴射角度は45度
  • 常に動かしながら洗浄する

間違った使い方をすると外壁の塗膜が剝れたり、水が入り込んでしまったりすることがあるからです。
>>高圧洗浄機は外壁が痛む?の記事をチェックしてトラブルなく掃除をしましょう。

使用前に目立たない箇所で試してみて、素材に問題がないが確認すると良いでしょう。

外壁の汚れ落としにおすすめの外壁洗浄剤

外壁の洗浄に使う洗剤は、目的に応じて選ぶのがおすすめ。

汚れのタイプごとにおすすめの外壁洗浄剤はこちらを参考にして下さい。

汚れの種類備考おすすめの洗剤
黒ずみ・花粉・ほこりお風呂や住宅用の中性洗剤でもOK
泡タイプのスプレーが使いやすい
アサヒペン(Asahipen) 外壁・タイル用洗浄スプレー
雨だれ中性洗剤・雨だれ除去洗剤
水垢や雨筋を分解して除去
日本ミラコン産業 屋外の洗浄 エクステリア・外カベ洗い 500ml

友和 外壁用クリーナー 水あか・コケ専用 320ml
カビ・コケカビ・コケ専用の洗剤が効果的
カビやコケの根にまで効果を発揮
効果の持続性が期待できる
アルタン 30 SECONDS ワンステップ・スプレー・クリーナー 1L

トーヤク コケカビ取り 850ml

カビ・コケの洗剤は水洗いしなくてOKなものもあります。

即効性はありませんが効果が持続するので、コケで悩んでいるならおすすめです。

外壁の洗剤を選ぶときは、使える素材かどうかを確認することが重要です。

軽い汚れなら中性洗剤で対応できるので、まずは中性洗剤で試してダメなら専用クリーナーを選ぶと良いですよ。
>>家の外壁の掃除方法の記事で外壁掃除におすすめの洗剤を紹介してます。

外壁の汚れのクリーニングを業者に依頼する料金

外壁汚れ落とし

外壁の汚れを自分で落とすのが難しい際は、業者に依頼することを検討しましょう。

料金相場は以下を参考にして下さい。

料金相場一覧|一般的な戸建て住宅のケース

項目内容相場料金備考
外壁のみ 高圧洗浄水圧のみで汚れを除去約2万〜4万円足場なし
(平屋 や 手作業でできる範囲)
外壁+洗剤洗浄(薬剤使用)専用洗剤を使用して洗浄約3万〜6万円コケや黒ずみに強い
足場設置費用2階建て以上などの場合約5万〜10万円基本は別途請求

汚れの状況や建物によって料金は大きく変動します。参考程度にみてくださいね。
>>外壁洗浄の費用相場の記事で単価や料金の決まり方を解説しています。

DIYで外壁の掃除をすると1,000円~2万円程度ですが、業者に依頼すると2万円~20万円くらいかかるケースがあります。

ですが、高所や広範囲の汚れも安心して任せることができ、自分でやるよりも仕上がりに満足できるはずです。

費用がかかるのでできれば自分でやりたいという方は多いですが、2階以上の高所や根深いコケやカビは業者に任せたほうが結果的に安上がりなケースもあります。

業者を選ぶ際は必ず複数社から見積もりを取り、実績のある信頼できる業者を選びましょう。
>>外壁洗浄業者の選び方を参考にして下さい。

費用だけで決めないで、保証やサービス内容を比較検討することが重要です。

まとめ

外壁の汚れ落としは、軽い汚れなら自分できれいにできるケースもあります。

正しい手順で汚れの種類に合った洗浄方法で行うことが重要です。

ですが、高所や劣化した外壁など、状況によっては業者に依頼したほうが安全で確実なケースも。

安易に高圧洗浄機で外壁を掃除をすると、塗膜が剝れたり外壁を傷める原因となるかもしれません。

自分でできる範囲を無理のない範囲で試してみて、難しい場合はプロの業者に相談することも検討して下さいね。

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