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漆喰外壁にケルヒャー|高圧洗浄機で外壁掃除!漆喰壁・塗り壁汚れの落とし方
漆喰の外壁にケルヒャーなど高圧洗浄機で掃除はできるのか、自分できれいにしたいというかたは多いのではないでしょうか。
結論から言って、漆喰の外壁に高圧洗浄機で掃除をするのはおすすめできません。
漆喰の種類によってはケルヒャーなど高圧洗浄機で掃除ができる場合もありますが、水圧が強すぎて穴が開いたり崩れる可能性があります。
高圧洗浄をしても大丈夫か、施工業者などに確認することが大切です。
自分で漆喰の外壁の洗浄を行う際の注意点を紹介しています。
漆喰の外壁は耐久性・断熱性があるだけでなく、高級感のある質感が人気です。
綺麗な漆喰の外壁を保つために参考にして下さい。
漆喰外壁にケルヒャー高圧洗浄機で掃除はやめた方がいい
画像引用:アイカ工業株式会社
漆喰外壁にケルヒャーで掃除をするのはおすすめできません。
なぜなら、高圧洗浄機で掃除をすると漆喰がはげる恐れがあるからです。
漆喰外壁の汚れの落とし方としては、基本的に水をかけてブラシで軽くこする程度にしましょう。
十年に一回程度、専門業者に漆喰塗装を依頼するのがおすすめです。
高圧洗浄機で掃除をすると、高圧で塗り壁に穴を掘ってしまう可能性があります。
漆喰でもケルヒャーを使える場合もあります。
漆喰には以下の種類があります。
- 本漆喰
- 漆喰風
- 洋漆喰
漆喰風や洋漆喰の場合は使用している材料にもよりますが、ケルヒャーを使ってもOKな場合があります。
施工業者や住宅メーカーに問い合わせてからケルヒャーを使いましょう。
以下で、ケルヒャーを使ってOKな漆喰におすすめのやり方を紹介します。
蒸気で加圧温水がオススメ
漆喰外壁を高圧洗浄機で掃除するのには、蒸気と組み合わせた加圧温水がおすすめです。
理由としては以下があげられます。
- 温水なら低圧でも洗浄力アップ
- スチーム洗浄で優しくしっかり落とす
表面を傷つけないように、一か所の時間をかけすぎないように注意が必要です。
参考:ケルヒャー公式サイト
ケルヒャーなど高圧洗浄機で外壁を掃除する際は>>【ケルヒャー】外壁に高圧洗浄機の注意点の記事も参考にして下さい。
漆喰など塗り壁洗浄は痛みやすいため注意が必要
漆喰などの塗り壁を洗浄する際は、傷みやすいので注意が必要です。
- 外壁材に適した洗浄剤を選ぶ
- テスト洗浄する
- 強い水圧をあてない
- 短時間で済ませる
外壁材に適した洗浄剤を選ぶ
漆喰の外壁を洗浄する際は、適した洗浄剤を選ぶことが重要です。
以下の2つを紹介します。
- 次亜塩素酸ナトリウム水溶液
- 塩化ベンザルコニウム溶液
次亜塩素酸ナトリウム水溶液 | 塩化ベンザルコニウム溶液 | |
---|---|---|
使い方 | 4~6倍に薄める | 5倍くらいに薄める |
即効性 | あり | なし |
塗布後の水洗い | 必須 | 必要なし |
次亜塩素酸ナトリウム水溶液は4~6倍に薄めて使います。
藻・カビなどに即効性があるのですぐにきれいになります。
塗布したら水洗いが必須です。
塩化ベンザルコニウム溶液を5倍くらいに薄めて使うのもおすすめです。
こちらは即効性はありませんが、3~10日くらいで徐々にきれいになります。
塗りっぱなしで水洗いの必要がありません。
どちらも、きれいにならない場合は何回か試してみましょう。
テスト洗浄する
漆喰の外壁を洗浄する際は、テスト洗浄することが重要です。
劣化が進んでいる場合は、水を当ててこするだけでもボロボロと崩れる場合があるからです。
薬剤を使う際も外壁材に適しているか、目立たない箇所でテストすることが大切です。
洗浄すると崩れてしまうような場合は、専門業者に補修などメンテナンスを依頼することをおすすめします。
強い水圧をあてない
漆喰の壁には強い水圧は当てないようにしましょう。
穴が開く可能性があるからです。
ケルヒャーなど高圧洗浄機を使っても大丈夫という漆喰もありますが、強すぎる水圧だと崩れることもあります。
高圧洗浄機を使う場合は、メーカーや施工業者に使っても大丈夫か確認してから使用しましょう。
短時間で済ませる
漆喰外壁の洗浄は短時間で済ませるようにしましょう。
一か所に長時間水を高圧で当てていると、穴が開いてしまうかもしれないからです。
穴が開くと専門業者に補修を依頼しなければなりません。
高いところだと足場が必要になり、費用がかかってしまうこともあります。
漆喰の外壁汚れの特徴とは
漆喰の外壁汚れの特徴を確認しておきましょう。
- 交通量による排気ガスの影響
- 湿気の多い北面
- 植物の花粉が多い環境下
- 基本的にはアルカリ性で汚れにくい性質
新築の時は真っ白でも、10年後にはどうしても汚れが目立つ場合が多いです。
交通量による排気ガスの影響
交通量が多い場所は排気ガスの影響で汚れやすくなります。
同じ漆喰の外壁でも、汚れが付きやすいところとほとんど汚れないところがあるのです。
交通量が多い場所にある外壁は、排気ガスで黒っぽい汚れが付きやすくなります。
湿気の多い北面
湿気の多い北面の外壁は、カビや藻などの汚れが付きやすくなります。
黒・緑・灰色の斑点や筋のように見えるのが特徴です。
蒸気や加圧温水洗浄が効果的に汚れを落とせます。
植物の花粉が多い環境下
植物の花粉が多い環境下でも汚れが目立ちやすくなります。
ホコリと花粉が混ざり、漆喰に溜まりやすくなるからです。
漆喰の表面に堆積すると、見た目が悪いだけでなく漆喰の劣化にもつながります。
定期的に漆喰外壁の洗浄などメンテナンスが必要です。
基本的にはアルカリ性で汚れにくい性質
基本的に漆喰はアルカリ性で汚れにくい性質です。
排気ガスや酸性雨など、酸性の汚れを中和する働きがあるからです。
カビや藻などは、アルカリ性の環境では成長しにくいといわれています。
ですが、表面に汚れが溜まったり、漆喰が劣化することで汚れが付きやすくなります。
汚れにくいといわれる漆喰ですが、適切な時期にメンテナンスを行うことが大切です。
心配なら外壁洗浄専門業者に相談を
漆喰の外壁の自分でするのが心配な場合は、外壁洗浄の専門業者に相談しましょう。
自分でケルヒャーなど高圧洗浄機できれいにしたい、と思って試した結果、外壁に穴が開いたり崩れる可能性もあるからです。
補修には専門の職人による施工が必要になり、足場が必要になると費用がかかるケースもあります。
漆喰の外壁洗浄は、専門業者に相談することをおすすめします。
漆喰の洗浄に関するノウハウがあるので、高圧・低圧洗浄を行い必要であれば補修もしてくれます。
薬剤で洗浄後、撥水防腐剤の塗布などを行えば、汚れの再発防止にもなるでしょう。
ご自宅の漆喰の状態によって作業内容は変わります。
複数社に見積もりを依頼して、優良業者に依頼するようにしましょう。
まとめ
漆喰外壁にケルヒャーなど高圧洗浄機での掃除はやめた方が良いでしょう。
水圧が強すぎて外壁に穴が開いたり崩れる可能性があるからです。
漆喰の種類によっては、高圧洗浄機を使える場合もあります。
使用する前にメーカーや施工業者に、高圧洗浄機が使えるか確認することが大切です。
外壁洗浄は専門の業者に相談することをおすすめします。
経験豊富な業者に依頼すれば、見違えるように外壁をきれいにしてくれるはずですよ。