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外壁塗装でコケ放置|コケ落としで除去する方法と苔カビの原因・防止策
外壁のコケを発見した時、「まだ大丈夫かな」と放置していませんか?
実は、外壁塗装についたコケを放置するのは、とても危険です!
外壁のコケは塗装の見た目が悪くなるだけでなく、外壁の塗料や外壁材の劣化を早め、建物の寿命を縮める原因になります。
それだけでなく、カビを誘発しアレルゲンとなり健康にも影響を与えます。
きちんとした知識を学び、対策をすればコケのリスクは最低限に抑えられます。
今回は外壁塗装のコケについて以下の内容を解説していきます。
- コケを放置するリスク
- 発生原因と防止対策
- コケ・カビを落とす方法
- 費用相場
- 優良業者を選ぶコツ
- FAQ
後々困ることがないよう、しっかりと確認していきましょう。
外壁のコケを放置するリスク
外壁のコケを放置しておくとリスクしかありません。
コケは、カビの発生を助長しアレルギーや呼吸疾患など健康に悪影響を及ぼします。
また、コケの水分が外壁内部に浸透すると、外壁材が劣化し家の耐久性まで損なわれます。
さらに放置すると、外壁洗浄や補修では済まなくなることに。
特に危険な3つのリスクをチェックしておきましょう。
放置するリスク
- カビが増えて健康に有害になる
- 外壁内部にコケの水分が入って劣化する
- 外壁が補修できない状態になる
カビが増えて健康に有害になる
うっすらと付着した外壁表面のコケだけでも健康に影響があります。
なぜなら、コケはアレルギー性皮膚炎誘発物質となるからです。
コケは胞子をまくことで増えます。
つまり、家のすぐそばにある外壁にコケがあることは、家にもコケの胞子が舞い込む原因となります。
外壁内部にコケの水分が入って劣化する
外壁のコケを放置すると、表面だけでなく、根を張り内部へと繁殖します。
湿度や日当たりなどの繁殖の条件が揃っていれば、コケはさらに増殖していきます。
放置した苔が化学反応を起こして外壁が劣化して崩れやすくなります。
そうすると、コケの掃除では済まされず、外壁補修や外装工事が必要な状態になってしまいます。
外壁が補修できない状態になる
コケを長期間にわたり放置し続けると、最終的には補修さえもできない状態になってしまいます。
コケの根には水分が持っており、外壁の内部に水が溜まってしまうからです。
外壁内部がもろく劣化してしまうと、もうお手上げです。
洗浄や補修では済まされず、外壁の張り替えという大工事になってしまいます。
張り替え工事では費用も数百万円になってしまうので、注意しましょう。
>>外壁塗装でコケの原因で、藻が生える場合の掃除・除去方法や予防対策を解説。
コケ・カビの発生原因と防止対策
外壁のコケ・カビの主な発生原因と防止対策は下記の内容が挙げられます。
コケ・カビの発生原因 | 防止対策 |
湿度が高い | 風通しをよくする |
日当たりが悪い/北側 | 雑草や植物を整理する |
外壁に凹凸やざらつきがある | 掃除/防止塗料で塗装する |
塗装の防水性が弱くなっている | 外壁塗装をしなおす |
コケは植物でカビは菌類ですがどちらも胞子で増えます。どちらも外壁には発生してほしくないですよね。
胞子で繁殖するコケ・カビに共通する発生原因がわかれば、それぞれの防止対策も立てられます。
外壁に藻や苔が生える原因が湿度や日当たりなら、周辺環境を整理して対策しましょう。
苔が生える理由には庭の方角やその土地の土壌までも関係しています。
外壁そのものに原因があれば、苔が生えにくい外壁や、苔が生えない外壁への塗り替えが有効です。
自宅の外壁にあてはまるものはないか、チェックしましょう!
外壁に放置したままのコケ・カビを落とす方法
外壁のコケは、住宅メーカーや塗装業者の保証内で除去することができません。
一度発生してしまったコケやカビは、まずは洗浄して落とすことが大切です。
>>外壁の掃除方法には自分でできるものと、業者に依頼した方がよいものとがあります。
たとえば、手の届く低い位置のコケやまだ発生したばかりの外壁のコケ取りなら自分でもできます。
一方、高所にあるコケや長年放置し続けた頑固なコケ、広範囲なものは専門業者に依頼して、安全に洗浄してもらいましょう。
苔カビ落としの選択肢は2つ
- 自分で洗浄
- 業者へ依頼
自分で洗浄
手の届く範囲の軽度な>>外壁の緑汚れ・コケを掃除することは、自分でも可能です。
家にある身近なものでお掃除できます。
例えば、外壁表面の薄いコケ汚れなら、軽く濡らしたスポンジの柔らかい面を使って優しく拭きとります。
なかなか汚れが落ちないからと言って、スポンジの硬い面やタワシで強く擦るのはNG。外壁のコケに高圧洗浄機も使ってはいけません。
外壁のコケの落とし方は、意外とデリケートです。
どちらも苔だけでなく外壁塗膜を落としてしまい、コケの付きやすい状態や外壁劣化の原因になります。
>>外壁のコケを高圧洗浄機で!では、ケルヒャーの使い方や外壁塗装を高圧洗浄する注意点をご紹介しています。
業者へ依頼
自分でお掃除できない汚れや、高所など危ない場所のコケ取りは、専門業者に依頼して洗浄と塗装をしてもらいましょう。
なぜなら、塗り壁に苔が繁殖しているということは、外壁の防水性が落ちているか、外壁そのものが劣化している可能性があるからです。
一度専門家に点検してもらって、外壁メンテナンスの方向性を決めるべきです。
外壁洗浄専門店の費用相場
コケのついた外壁洗浄を専門業者に頼むと、いくらかかるのかが気になりますよね。
最終的な費用は数万〜10数万円が相場です。
>>外壁洗浄の相場で詳しく解説。
洗浄する範囲の広さや足場を組む場所なのかどうかによっても異なります。
また、バイオ洗浄をすると金額が高くなります。
具体的には、専門業者の高圧洗浄作業の単価は1㎡あたり100〜300円が相場です。
これが、バイオ洗浄を使って汚れを分解して洗浄すると、単価は1㎡あたり500〜800円となり、高圧洗浄と比べ高額です。
これに外壁塗装が加わります。洗浄と塗装をセットで行うと、その後の汚れがつきにくくなるためです。
最近はオンライン見積もりに対応している業者もあるので、気軽に相談してみましょう。
優良業者を選ぶコツ
外壁洗浄は高額になるため、安心できて任せられる優良業者を選びたいですよね。
複数の業者を比較してみて、自分の予算や希望にあう業者を選びましょう。
優良業者かどうかを判断するには、次の3点を押さえておきましょう。
優良業者を選ぶコツ
- 無料診断や無料相談があるか
- 外壁洗浄や塗装の実績は確かか
- 洗浄の前に外壁調査を行なっているか
さらに、スタッフの対応などがよいと安心です。
無料診断や無料相談があるか
優良業者の多くは、無料診断や無料相談を受け付けて、事前に外壁の状態を無料でチェックしてくれます。
事前の診断で外壁の状態をしっかり把握しておくことは、洗浄の際に大切なことだからです。
まずは無料相談で困りごとを伝えて、事前の無料診断をしてくれる業者なのか確認しましょう。
外壁洗浄や塗装の実績は確かか
外壁洗浄や塗装の過去の実績を確認することも大切です。
優良業者は施工事例を掲載していることもあるからです。
実績が確かなら、安心できます。
悪徳業者の場合は、適当な洗浄を行い汚れが残ったり、その後外壁の劣化が進んだりということがあります。
洗浄の前に外壁調査を行なっているか
優良業者は、事前に外壁調査を実施します。
外壁の状態を把握し、適切な洗浄方法を行うためです。
- 汚れがどの程度なのか
- 外壁内は劣化していないか
- 修繕はどの程度必要なのか
と実際の外壁洗浄の前に現地調査するものです。
外壁調査がしっかりしているのかを確認するのも、優良業者を選ぶコツです。
外壁のコケを放置することに関するFAQ
最後に、外壁のコケを放置した場合のよくある質問についてお答えします。
- 外壁の苔防止スプレーでおすすめは?
- 外壁のコケ落としに重曹は使える?
- 建売の家の外壁はコケがつきやすいのは本当?
Q.外壁の苔防止スプレーでおすすめは?
A. >>外壁の緑汚れ・コケを掃除するのに使える苔防止スプレーは、ホームセンターやネットで買えます。
ネットのコケ取り剤のランキングを各サイトで比較するのもいいでしょう。
手軽に使えるスプレータイプのコケ落としだと、「ワンステップ・スプレー・クリーナー(アルタン)」がおすすめです。
スプレーした後は、製剤が外壁に染み込み、カビやコケの再発生を抑える効果もあります。
掃除だけでなく、外壁のコケ防止剤としても力を発揮します。自分で外壁掃除する際に、ぜひお試しください。
>>外壁塗装のコケでは、外壁掃除でおすすめの洗剤・コケスプレーランキングTOP5をご紹介していますので参考にご覧ください。
Q.外壁のコケ落としに重曹は使える?
A. 外壁のコケ落としにも重曹は使えます。
重曹のアルカリ性がコケを分解し、除去するからです。
自分で>>外壁汚れ落としや外壁の掃除をする際に、重曹を思い浮かべる人も多いです。
重曹は掃除のあらゆるシーンで活躍してくれます。
掃除の仕方
- 重曹小さじ2杯を200mlの水に溶かし、よく混ぜた後、スプレーボトルに入れます。
- コケが付着している箇所に吹きかけて、柔らかいブラシで優しく擦り水で洗い流します。
ただし、コケのついた外壁は強い刺激に弱いので、塗装に影響しないか汚れの薄い小さな面で試し、徐々に掃除するようにしましょう。
>>外壁塗装のコケ|重曹で苔退治!でも掃除の手順や注意点など詳しくご紹介しています。
Q.建売の家の外壁はコケがつきやすいのは本当?
A. 建売住宅だから外壁にコケがつきやすいということはありません。
外壁塗装の目安は築7〜10年なので、何もメンテナンスしないでいると、北側の外壁や湿気などの条件が揃えばコケは発生します。
ただし、住宅メーカーによって使用している外壁材はさまざまなので、コケ汚れのつきやすいものかどうかを確認するとよいでしょう。
まとめ
外壁にコケやカビが発生すると、建物の外観が損なわれるだけでなく、外壁や建物の劣化、健康を損ねるといった二次被害となるリスクが生じます。
放置すればするほど、外壁の修繕は難しくなります。
最終的には大規模な改修工事が必要になる可能性もあり、早めの対策が重要。
定期的な外壁洗浄や防水対策を行ない、湿気や日当たりの悪さのような環境要因にも注意しましょう。
コケやカビの発生や繁殖を防ぐために効果的なことです。
すでに発生しているコケでも、自分で清掃できるものは早めに対処しましょう。
広範囲や高所の場合は、信頼できる専門業者に依頼するのが安全で確実。
美しい外壁は建物を守り、家族の健康を守ってくれます。
ぜひ、適切なメンテナンスを行ないましょう。