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外壁のメンテナンス|戸建てのサイディング外壁・屋根塗装のメンテ時期や費用
家の外壁メンテナンスを検討中
戸建ての外壁メンテナンス費用はどれくらい?
窯業系サイディングはメンテナンスフリーなの?
ご自宅の外壁塗装、そろそろメンテナンスが必要と感じていませんか?
新築から10年以上何もしていないという方も実は多いです。
ただし、気になりつつある外壁を放置し続けると、後になって余計に費用がかさむ可能性も。
今回は、「戸建の外壁・屋根塗装のメンテナンス時期や費用」について、なぜメンテナンスが必要なのかも詳しくご紹介していきます。
解説内容
- サイディングは7年目以降からメンテナンス
- 外壁メンテナンス方法・時期
- サイディングの劣化症状
- メンテナンス費用相場
サイディングを使用した外壁は、ハウスメーカーなどで「メンテナンスフリー」「長持ち」といわれていますが、実際には定期的なメンテナンスが必要。
なぜなら、持ちがよいとされているサイディングも、紫外線や雨風などのダメージを受け続けると劣化していくから。
外壁材自体が丈夫でも、目地や下地、使用している接着剤などは経年劣化が避けられません。
そのほかにも、錆びにくくメンテナンスフリーと言われるガルバリウム鋼板でもメンテナンスは必要。どんな頑丈な外壁材であっても一生メンテナンスが不要な外装というものは存在しないのです。
また、外壁メンテナンスの費用相場は20万円~300万円と様々です。
それは、補修方法や面積、塗料などによって変動することから価格帯にも幅が生じるため。
ランニングコストをかけたくないなら、定期的にメンテナンスを行うのが一番です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
サイディングの外壁は7年目以降からメンテナンスの検討を!
サイディングの外壁は主に、以下の4種類に分けられ、メンテナンスが必要となる時期も異なります。
種類 | メンテナンスの | 目安
窯業系サイディング | 7年~10年 |
木質系サイディング | 8年~10年 |
金属系サイディング | 10年~15年 |
樹脂系サイディング | 10年~30年 |
最短で、最も主流となっている窯業系(ようぎょうけい)サイディングが、塗料が劣化する7年~10年周期でメンテナンスが必要となってきます。
サイディングの特徴は、火に強く施工時間・コストもかけずに済み、軽量で耐久性も高いといったメリットがたくさん。
一方で、熱を吸収しやすく、シーリング材の劣化が目立つ点がデメリットと言えます。
>>屋根塗装の耐用年数では、屋根の塗り替えタイミングについてご紹介しています。
外壁塗料ごとのメンテナンス時期
以下のように、外壁に使われる塗料の種類によってもメンテナンスの時期が変動します。
種類 | 耐用年数 |
ウレタン | 5~10年 |
アクリル | 5~10年 |
シリコン | 10年以上 |
フッ素 | 15年以上 |
セルフメンテナンスはオススメしない
サイディングのセルフメンテナンス(DIY)をオススメしない理由は、適切な工具・材料・作業方法を理解していなくてはならないためです。
万が一、誤った方法で行うとサイディングを傷つけてしまう恐れもあります。
清掃、小規模な修理、防水処理、色褪せ補修など、定期的なメンテナンスは自分で行える範囲内です。
このような日々のお手入れは、サイディングの寿命を延ばし、美しい外観を保つことに効果的です。
自分で行えるメンテナンス方法については>>家の外壁洗浄・汚れ落としで詳しくご紹介していますので参考にご活用ください。
それ以外の専門的な知識・技術が必要となる作業は、専門業者に依頼しましょう。
メンテナンスのサイン!サイディングの劣化で見られる症状
メンテナンスの目安となる時期よりも早く外壁の劣化症状が見られる場合もあります。
そういったケースでは、年数に関わらずメンテナンスを必要とするサインとなります。
外壁のサイディング材で見られる劣化症状の多くは、主に以下の状態が挙げられます。
劣化状態 | 症状 | 種類 |
色褪せ | 窯業系サイディング 木質系サイディング 金属系サイディング 樹脂系サイディング | |
コケ・藻 | 窯業系サイディング 木質系サイディング | |
チョーキング | 窯業系サイディング 金属系サイディング | |
塗膜の剥がれ | 窯業系サイディング | |
シーリングの消耗 | 窯業系サイディング | |
クラック(ひび割れ)や反り | 窯業系サイディング |
>>マンションの外壁塗装では、マンション・アパートなどの外壁メンテナンスなど、大規模修繕工事で気をつけることについて解説しています。
色褪せ
新築時と比べて外壁の色味が褪せてきたように感じたら、塗り替えなどのメンテナンスを検討することをお勧めします。
特に南・西側などよく日に当たる箇所は色褪せが生じやすいので確認が必要です。
コケ・藻
塗膜・塗装などがはがれたことによって、水が染み込むとカビ、コケ、サビなどが生じます。
表面だけの場合では洗浄のみで問題ありません。
時間が経過するほど根をはって交換が必要になるケースもあるため早めの対処が大切です。
チョーキング
手で触るとチョークの粉のように、白くなる現象。
塗膜の防水機能がなくなることで、このような現象が起こり、劣化のサインとなります。
塗膜の剥がれ
塗膜剥離を確認できる場合は早急に対処する必要があります。
塗膜の劣化による外壁へのダメージは進行が早く、外壁内部まで雨水が入り込んで腐食の原因になる可能性もあるからです。
外壁塗装の塗り替えを検討しましょう。
シーリング材の消耗
サイディングボードの継ぎ目のシーリング材となるコーキングの消耗・劣化によって、外壁の剥がれや破損の原因になります。
また、コーキングの劣化をそのまま放置してしまうと、雨漏りの原因になることも。
クラック(ひび割れ)や反り
サイディングボードの反りや割れが見られる場合は、すぐにメンテナンスを依頼しましょう。
メンテナンスをしないでそのままにしておくと、塗り替えだけでは対応できないケースに発展してしまう可能性が高く、サイディングボードごと張り替える工事となると大幅なコストがかかってしまうからです。
【4種類のサイディング】メンテナンス方法
サイディング外装のメンテナンス方法についてご紹介します。
主に、以下4つの方法があります。
メンテナンス方法
- 塗装
- 補修
- 重ね張り工事(カバー工法)
- 張り替え工事
塗装
まず1つ目のメンテナンス方法は、塗装です。
外壁塗装には、紫外線や雨風などからサイディングを保護する役割があるからです。
塗装が剥がれている場合、そこから水が入り込むことでサイディング自体が劣化していきます。
再塗装の目安は10~15年ですが、塗料の種類にもよります。
補修
2つ目のメンテナンス方法は、補修です。
塗装だけでカバーしきれない部分には、以下のようなメンテナンスが必要となるためです。
補修方法 | 費用の目安 |
コーキングの打ち替え | 1,260円/m |
コーキングの打ち増し | 900円/m |
高圧洗浄で外壁全体の汚れ落とし | 200~300円/㎡ |
重ね張り工事(カバー工法)
3つ目のメンテナンス方法は、重ね張り工事(カバー工法)です。
サイディングの激しい劣化、寿命が来ている場合には、塗装・補修だけでは対処しきれないためです。
一般的には、重量が軽い金属系サイディングが新しいサイディングとして採用されます。
張り替え工事と比較すると、費用や工期を抑えることが可能に。
張り替え工事
4つ目のメンテナンス方法は、張り替え工事です。
- サイディングの状態が悪い
- 外壁の内側部分まで劣化
こういったケースでは、張り替え工事の検討が必要となるためです。
既存のサイディング撤去となるため、ほかのメンテナンスと比較すると費用が高くなる傾向に。
ただ、サイディングの内側までメンテナンスが行き届くこともあって、雨漏りや耐震性など根本から問題解決することができます。
>>工事挨拶・近隣では、外壁塗装・リフォームでご近所への挨拶文や粗品について解説。
費用相場は20万円〜
外壁メンテナンスの費用相場の目安は以下のとおりです。
メンテナンス方法 | 費用相場 |
シーリング材の打ち増し | 20万円~30万円 |
シーリング材の打ち替え | 25万円~40万円 |
サイディングの塗り替え | 70万円~150万円 |
サイディングの重ね貼り | 150万円~200万円 |
サイディングの張り替え | 180万円~300万円 |
>>外壁洗浄の相場では、外壁クリーニングの内訳と単価についてさらに詳しく解説。
「もっと安く済ませたい…」
外壁メンテナンスの助成金については>>外壁塗り替えでご紹介しています。
まとめ
今回はマイホームである「戸建の外壁・屋根塗装のメンテナンス時期や費用」についてご紹介しました。
サイディングのメンテナンスを行う目安は7年〜10年。
サイディングが劣化すると、内側にある柱や防水シートまで腐食してしまう可能性が高いからです。
また、劣化が進むほど、メンテナンスや補修にかかる費用が増える恐れも。
定期的にメンテナンスをすることでコスパよく住宅の寿命を延ばせるということでした。
新築一軒家で、まだ一度もメンテナンスをしたことがないという方は、無料診断を依頼してみてはいかがでしょうか。