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外壁に高圧洗浄機・ケルヒャーの使い方|外壁塗装や屋根塗装の洗浄・掃除方法
外壁洗浄したいけど、家庭用の高圧洗浄機でおすすめなのはどんなタイプ?メーカー?
などと、お考えの方にお伝えしておきたいこと。
それは、そもそも高圧洗浄機で外壁洗浄をするのは注意してほしい!ということです。
なぜなら、外壁の材質や状態によってはかえって傷つけてしまう恐れがあるから。
ここでは、家庭で高圧洗浄機を使って外壁洗浄しても大丈夫なケースと、NGなケースについて解説します。
場合によっては、自分でやるより専門業者に依頼した方が安心なので、それぞれ当てはまるかチェックしてみてください。
解説内容
- 高圧洗浄機がオススメ・NGなケース
- 高圧洗浄機の使い方
- 6つの注意点
- 外壁洗浄は専門店に依頼するべき
高圧洗浄機を安全で確実に使用するための注意点についてもチェックしてみてください。
外壁に高圧洗浄機がオススメ・NGなケース
外壁用高圧洗浄機で外壁洗浄しても問題ないケースと、やってはいけないケースについてご紹介します。
例えば、タイルなどの強い素材はOKですが、サイディングやモルタルのような弱い素材にはNG。
オススメなケース
高圧洗浄機を使って外壁洗浄するのにオススメできるケースは、以下の条件を満たす場合です。
OK
- 水圧の耐性が高い外壁材
- 劣化症状のない外壁
例えば、耐性の強い外壁材としてタイルやレンガなどが挙げられるでしょう。
ケルヒャーなどが代表的な家庭用高圧洗浄機で、手軽に自分で掃除できるのはいいですね。
その際の作業手順・やり方について詳しくは、>>【ケルヒャー】外壁に高圧洗浄機で解説しています。
ただし、こういった水圧に強いとされる材質であっても、劣化症状が見られる際には、自分で判断して高圧洗浄機を使うのは避けた方がいいでしょう。
破損箇所に強い水圧を当てることによって、内部まで水が侵入する恐れもあるためです。
そのため、こういった場合には、専門業者に調査依頼をするといいでしょう。
NGなケース
自分で外壁洗浄するのに高圧洗浄機を使ってはいけないケースは、以下のどちらかに当てはまる場合です。
NG
- 水圧の耐性が低い外壁材
- 劣化症状のある外壁
例えば、使用している外壁材が吹き付け塗装のモルタルや、サイディングなど。
中でも、近年の住宅において主流となっている窯業系サイディングは、熱を吸収しやすいというデメリットを持ちます。
そういった特性から、劣化症状が軽い場合でも、高圧洗浄機の水圧がかかることによって、さらに損傷を悪化させてしまう可能性が高いです。
また、サイディングボードのつなぎ目を埋めているシーリング材も劣化していくため、強い刺激を与えるのは避けたい材質と言えるのです。
サイディングの掃除方法については、
>>外壁材サイディングの洗浄で詳しく解説。
高圧洗浄機の使い方
ケルヒャーが代表的な家庭用高圧洗浄機を使用する際には、適切な準備と正しい操作が重要ポイントです。
安全対策を徹底し、機材のメンテナンスを怠らないことで、効率的かつ安全に洗浄作業を行うことができるからです。
高圧洗浄機の使い方・手順
- 使用前の準備
- 高圧洗浄機の設定
- 洗浄作業
- 使用後の手入れ
以下では、使用前の準備から実際の使い方〜使用後の手入れまでを詳しく説明します。
1. 使用前の準備
機材の確認
- 高圧洗浄機本体:本体が正常に動作することを確認。
- 高圧ホース:ホースに破損がないか確認。
- ノズルとアクセサリー:適切なノズル(ファンノズル、ポイントノズルなど)とアクセサリー(洗剤タンクなど)を準備。
作業環境の整備
- 作業場所の確認:作業場所の周囲に障害物がないか確認し、洗浄する表面に傷や損傷がないか確認。
- 電源と水源の準備:延長コードやホースを適切に配置し、水道の蛇口にホースを接続。
安全対策
- 保護具の着用:保護メガネ、手袋、防水エプロンなどを着用。
- 周囲の安全確認:近くに人や動物がいないことを確認し、必要に応じて作業エリアを区切ります。
2. 高圧洗浄機の設定
組み立て
- ホースの接続:高圧ホースを本体に接続し、ノズルをホースの先端に取り付け。
- 水源の接続:水道ホースを本体に接続し、水源の蛇口を開きます。
電源の接続
- 電源ケーブルの接続:高圧洗浄機の電源ケーブルをコンセントに接続。
- 延長コードの使用:必要に応じて、防水仕様の延長コードを使用。
圧力の設定
圧力の調整:洗浄する対象物に応じて、適切な圧力に調整。一般的には、外壁や車の洗浄には中程度の圧力が適しています。
3. 洗浄作業
洗浄の開始
- 電源をオンにする:本体の電源スイッチを入れます。
- 水流の確認:トリガーガンの引き金を引き、水流が正常に出ることを確認。
洗浄の手順
- ノズルの距離:ノズルと対象物の間に20〜30cmの距離を保ちます。近すぎると対象物を傷める恐れがあります。
- 一定の速度で移動:ノズルを一定の速度で動かし、均一に洗浄。一箇所に長時間当てないよう注意。
- 上から下へ:汚れを効率的に落とすために、上から下へ向かって洗浄。
洗剤の使用
- 洗剤タンクの使用:頑固な汚れには洗剤を使用します。洗剤タンクに適量の洗剤を入れ、洗浄機にセット。
- 洗剤の噴霧:洗剤を対象物に噴霧し、数分間放置して汚れを浮かせます。
- 水で洗い流す:再度高圧洗浄機を使い、水で洗剤を洗い流します。
4. 使用後の手入れ
洗浄機の停止
- 電源をオフにする:本体の電源スイッチを切ります。
- 水源を閉じる:蛇口を閉めて水の供給を停止。
機材のメンテナンス
- ホースとノズルの取り外し:ホースとノズルを本体から取り外し、乾燥させます。
- フィルターの清掃:本体のフィルターを取り外し、水で洗浄。
- 本体の清掃:本体を乾いた布で拭き、汚れや水滴を取り除きます。
保管
- 乾燥させる:全ての部品が完全に乾燥していることを確認。
- 適切な場所に保管:直射日光や湿気の多い場所を避け、適切な場所に保管。
自分で高圧洗浄機を使用する注意点6つ
自分で家の外壁掃除をする際に、高圧洗浄の機械を使用する場合の注意点をチェックしておきましょう。
6つの注意点
- 圧力と角度の調整
- 噴射の距離
- 近隣への周知と保護
- 保護具の着用
- 電源の確保
- 高所では使用しない
圧力と角度の調整
高圧洗浄機の圧力や噴射角度を適切に調整する必要があります。
外壁の素材や状態に合わせて適切な圧力と角度を確保することで、過度な圧力による外壁への損傷を防ぐことができるためです。
噴射の距離
高圧洗浄機を外壁に近づけすぎないようにして適切な一定の距離を保ちます。
噴射距離が近すぎると、高圧水流が外壁に損傷を与える可能性があるからです。
近隣への周知と保護
作業を行う周囲の保護(養生)や、近隣の方への周知・ご挨拶などをすませてから着手するようにします。
これは、ご近所トラブルを防ぐためには重要だからです。
保護具の着用
高圧水流や飛び散る汚れから身を守るための防護具を着用します。
- ゴーグル(メガネ)
- グローブ(手袋)
- 長袖の衣服
- レインコートなど
電源の確保
高圧洗浄機を使用する際は、安全な電源が確保されていることを確認しましょう。
屋外で作業する場合は以下のことに注意します。
- 防水の延長コードを使用
- 電源コードが水に浸からないようにする
高所では使用しない
高圧洗浄機を2階以上の高所などでは使用しないように気をつけましょう。
重量のある機械を持って、脚立などを使用すると滑落や落下事故などの危険性があるからです。
怪我をしないために、高所作業は専門業者に依頼することをおすすめします。
外壁洗浄は専門店に依頼するのが一番
ここまで、自分で高圧洗浄機を使うのがNGなケースや注意点についてお伝えしてきました。
ひとりで色々と配慮しながら、広範囲の対応はとても大変な作業…
そうらを踏まえると、プロに任せるのがいちばん確実で効果も実感できるということが言えます。
外壁洗浄専門店に頼んだ方がいいと言えるポイントは以下のとおりです。
依頼すべきポイント
- 時間や労力をかけないで済む
- 新築のようにキレイな仕上がり
- 効果が持続できる
- コケやカビを根元から除菌
- 塗装の効果を最大限に発揮できる
高圧洗浄ではなく、低圧洗浄でしつこい汚れも優しく洗って除菌効果を実感できる外壁洗浄専門店はこちら
まずは、見積もりから検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
自分で外壁掃除する際に、高圧洗浄機を使用してもいいケースと、そうでないケースについてご紹介しました。
結論、高圧洗浄機は、場合によっては「外壁が痛む原因」となり、注意が必要だということです。
今回解説したNGなケースに該当する方や、自分で行うのが負担に感じた場合には、外壁専門業者を利用するのがいいでしょう。