外壁塗装でコケの原因|藻が生える場合の掃除・除去方法や予防対策を解説!

外壁塗装でコケの原因|コケが生える場合の掃除・除去方法や予防対策を解説!

自宅の外壁のコケの汚れに悩んでいませんか?

外壁にコケが発生するには、湿気や日当たりの悪さなど、一定の原因があります。

できたコケを放置しておくと、美観が損なわれるだけでなく、外壁が劣化してしまったり、健康を害したりと悪いことだらけです。

できるだけ、コケのないキレイな外壁を保ちたいものですよね。

齋藤

それには定期的な掃除やメンテナンスが欠かせません。

汚れの場所や程度によっては自分で掃除できるものがありますが、業者に頼まないと綺麗にならないものがあります。

本記事を読んで、外壁の苔の原因や対策をしっかり理解して、健康的で美しい住まいを保ちましょう!

目次

外壁に「コケ」「藻」が発生する原因

自分でできる外壁のコケ取りは「低い場所」「初期症状」の場合

なぜ、外壁にコケが生えるのでしょうか。

外壁の苔や藻の原因は、胞子が適切な環境で発芽し、繁殖することです。

そして、苔や藻が生える条件として重要なのが湿度と日光です。

特に湿度が高く、程よい日光が差し込む場所では、コケの奉仕が活性化しやすく、発芽が進みます。

湿気が多く、常に湿った状態の場所はコケや藻にとって最適な環境です。

一方、日当たりは完全に日光が当たらない場所ではなく、少しの光が差し込む半日陰のような場所が、コケの成長に理想的です。

齋藤

苔が生える土壌の条件が揃うと、外壁表面に苔が生えやすくなり、時間とともに繁殖が進みます。

苔がなぜ生えるのかを理解したら、自分の家に苔の温床となる場所がないか、確認しておきましょう。

外壁に苔が生える家に共通している代表的なものは次の3つです。

発生原因

  • 日当たりが悪い
  • 高湿度で風通しが悪い
  • 外壁の中の断熱材の湿気

日当たりが悪い

日当たりが悪い土壌はコケが発生しやすいです。

コケは日光があまり当たらない場所を好みます。

南側と北側の外壁では、コケが繁殖しやすいのは圧倒的に北側です。

コケの好むあまり日の当たりにくい場所、日陰や北側の外壁は要注意です。

庭が北側にある場合も、コケが生えてないかチェックしてみましょう。

高湿度で風通しが悪い

風通しの悪さもコケの好物です。

風通しの悪い場所は湿度が高くなり、コケが繁殖しやすくなります。

川や湖など、水場が近いことも湿度が高くなる要因です。

外壁周辺の風通しの悪さは、コケが発生するリスクを高めます。

外壁の中の断熱材の湿気

日当たりや風通しは外的要因ですが、外壁自体の内部にもコケの原因があります。

外壁内部の断熱材に湿気があると、その外壁の表面はコケが発生しやすいです。

齋藤

外壁の劣化が進んでいる時ほど、コケが繁殖しやすくなります。

自分で掃除できる外壁汚れ

自分でできる家の外壁洗浄

できてしまった外壁のコケは、自分で掃除可能です!

発生してから間もないコケや、外壁に劣化症状がない場合は、特別な技術や道具を使わずに除去可能だからです。

早めに対処することで、初めてでも簡単に洗浄でき、キレイな外壁を取り戻せます。

具体的には下記のような外壁汚れが挙げられます。

自分で掃除できる外壁汚れ

  • 発生してから期間が浅い
  • 外壁に劣化症状がない

発生してから期間が浅い

初期のコケであれば、自分で洗浄できます。

コケは一度生えたらどんどん広がりますが、できたばかりなら繁殖範囲も限られているので、ブラシなどでやさしく擦って除去しましょう。

ホームセンターでは、外壁のコケ取り剤も売っています。

外壁を傷つけてしまうと、外壁の劣化やコケの再繁殖に繋がります。

掃除の際は外壁を刺激し過ぎないようにしましょう。

オススメのコケとり剤は>>外壁の緑汚れ・コケを掃除でご紹介しています。

外壁に劣化症状がない

外壁が劣化していると、自分でのコケ汚れ落としはできません。

コケの原因が外壁内部の湿気の場合は、表面のコケを落としただけではすぐに再発してしまいます。

そればかりか、素人が外壁掃除に水を使うことで外壁内部への更なる浸水に繋がってしまうからです。

齋藤

こうなってしまうと、専門業者に掃除を依頼しないといけません。

専門業者に依頼すべき外壁汚れ

高圧洗浄の費用相場

外壁のコケで、次の条件に当てはまるような汚れは専門業者にお願いしましょう。

>>外壁洗浄・掃除で外壁の汚れを落とす方法はさまざまですが、誤った対策を行うと、外壁を痛めたり汚れが完全に取れない場合があるからです。

外壁が劣化している、高所にある、広範囲にわたる汚れ、長期間放置され強固にこびりついたコケなどは、専門的な知識と道具が必要です。

このような場合は、専門業者に依頼しましょう。

業者に依頼すべき外壁汚れ

  • 外壁の劣化
  • 高所
  • 広範囲
  • 放置し続けた強固な汚れ

外壁の劣化

外壁が劣化している場合は、業者による外壁のメンテナンスが必要です。

外壁の消耗で内部の断熱材が湿気を増し、コケが繁殖しやすくなっているからです。

早めに信頼できる専門の業者に依頼しましょう。

高所

外壁高所のコケ取りを自分で行うのは危険です。

高所掃除には、足場作りや専門の道具や知識が不可欠だからです。

初心者は手を出さずに専門業者に掃除してもらいましょう。

広範囲

広範囲に渡るコケは、自分ではなかなか落としきれません。

狭い範囲のできたばかりのコケなら、ブラシやホームセンターで手に入る洗剤で落とせます。

しかし、コケが広がっているということは、それだけ繁殖し汚れも落ちにくくなっているからです。

放置し続けた強固な汚れ

何ヶ月、何年と放置し続けてしまったコケ汚れは、強固で落ちにくいです。

根深いコケ汚れは落としきれず、更なる繁殖を止めることができません。

専門業者に根こそぎ洗浄してもらうべきです。

苔・藻の除去方法

コケ・カビ・藻の予防対策

>>外壁のコケ取りを自分で高所作業で洗浄するのは大変です。

頑固な汚れや高所は、専門業者が次のような方法で除去します。

苔・藻の除去方法

  • 高圧洗浄
  • バイオ洗浄

高圧洗浄

高圧洗浄は、外壁についているコケなどの汚れを高圧の水で洗い流すコケの落とし方です。

高圧洗浄機の強力な水圧を使い外壁のコケを落とすため、近隣への営業を防ぐための養生シートの設置や適切な準備が必要です。

この作業には専門の準備と知識が必要。

高圧洗浄は、もちろんコケの除去に有効ですが、外壁の塗り替えの前に汚れを徹底的に落とすためにも実施されます。

適切に高圧洗浄すれば、外壁を美しく保つのにとても有効です。

バイオ洗浄

バイオ洗浄は、専門の薬剤を外壁に塗布して、コケを分解してから洗浄を行う方法です。

水だけでは取り除けない汚れに対して非常に効果的です。

特に、高圧洗浄だけでは落としきれない頑固な汚れに有効な方法。

高圧洗浄よりも費用は高くなりますが、ひどい汚れを落としたい時は検討する価値ありです。

全体ではなく一部だけ、など外壁の状態に応じて、バイオ洗浄が必要なこともあります。

苔・藻の予防対策

自分で外壁掃除を行う際の注意点

コケ汚れを落としてキレイな外壁にしたら、再び発生させたくありませんよね。

そのためには予防対策が必要です。

塗料で予防する方法ならそこまで費用はかかりません。

この機会にコケの生えにくい、お手入れしやすい外壁にするのも良いでしょう。

自宅の環境や予算に応じて選択することをおすすめします。

苔・藻の予防対策

  • 塗料で予防する
  • コケの生えにくい外壁にする

塗料で予防する

外壁のコケを予防するには塗料による予防が有効です。

セルフクリーニング機能のある光触媒塗料とコケやカビを防ぐ薬剤配合の防カビ剤塗料があります。

光触媒塗料は、外壁に塗り日光を浴びることでコケの元になる胞子を浮かせてくれます。

雨が降ると、浮いた胞子が雨水と一緒に流れ落ちます。

齋藤

日当たりの良い場所で効果を発揮するので、北側や水の近くでは光触媒が追いつかない点がデメリットです。

防カビ剤入りの塗料は、コケやカビの繁殖を防ぐ薬剤が作用することで効果を発揮します。光触媒との違いは塗布した面にムラなく防カビ効果が期待できることです。

ただし、菌の種類によっては対応しない場合もあるので注意が必要です。

コケの生えにくい外壁にする

コケの発生を防ぐためには、コケの生えにくい外壁材を選ぶのが効果的です。

特に防水性の高い壁材は、湿気を防ぎ、塗り壁の苔の発生を抑えます。

例えば、金属系サイディング工法の外壁は水はけが良く、防水性に優れているため、苔の原因となる湿気対策にもなり、再発予防に役立つのでおすすめです。

苔が生えにくい外壁材を選べば、清潔で美しい外観を長期間保てるため、今後のメンテナンス負担を軽減でき並べ上げます。

外壁のコケに関するFAQ

FAQ

外壁のコケに関するよくある質問をまとめました。

  • 外壁のコケは塩素系漂白剤で落とせる?
  • 外壁のコケ汚れに使える洗剤は?
  • 業者に外壁掃除を依頼した場合の費用は?

Q.外壁のコケは塩素系漂白剤で落とせる?

A. 外壁のコケ落としに、市販の塩素系漂白剤やいわゆるカビ取り剤を使うのはやめましょう。

確かに、塩素系漂白剤はカビ取りに有効です。

しかし、外壁に使用すると、コケと一緒に外壁塗装も剥がれ落ちて外壁を痛めることになります。

外壁のコケ落としには、塩素系漂白剤はNGです。

外壁用のクリーナーでお掃除しましょう。

Q.外壁のコケ汚れに使える洗剤は?

A. 外壁のコケ取りを自分で行うときに使えるコケ取り剤は、ホームセンターやネットで購入可能です。

ランキングサイトなどで、評価が高い外壁のコケ取り剤は「アルタン 30SECONS ワンステップ・スプレー・クリーナー」です。

水で5倍に希釈して使用するタイプで、自分で行う外壁掃除に最適です。

砂壁や漆喰塗り壁など、一部、使えない壁があるので、よく確認しましょう。

スプレータイプもあるので、汚れの広さや程度によって使い分けできます。

外壁のコケの再発防止剤としても効果を発揮します。

Q.業者に外壁掃除を依頼した場合の費用は

A. 業者に外壁掃除を依頼する場合は、費用は一般的に数万〜10数万円程度が相場です。

価格は1㎡あたり200〜300円で、外壁の広さによって変動します。

また、バイオ洗浄なら通常の洗浄の2倍以上費用がかかります。

さらに、高所も洗浄が必要な場合は、足場を組むため追加料金が発生し、さらに高額になります。

自宅の外壁の状態や範囲を考慮して洗浄プランを検討することが大切です。

外壁掃除の費用について詳しくは、>>外壁洗浄の相場で外壁クリーニングの料金を解説しています。

まとめ

外壁にコケが生える主な原因は、日当たりの悪さや高湿度、風通しの悪さなどです。苔が生える理由には、庭の位置も関係します。

これらは、立地的に避けられないこともあるでしょう。

しかし、外壁のコケをそのまま放置すると、外壁の美観を損なうだけでなく、外壁や建物の劣化や健康への悪影響にも繋がります。

軽度の汚れに気づいたら、繁殖が進む前に自分で掃除しましょう。

外壁が劣化したり、高所に発生した汚れは、無理をせず専門業者の力を借りるべきです。

コケが再発しないような予防対策も重要です。

本記事で紹介したように、光触媒塗料や防カビ剤入り塗料を使って予防したり、外壁材を防水性の高いものに変えるなどして、コケが生えない外壁を保ちましょう。

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