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【外壁汚れ】雨だれの落とし方|屋根や外壁塗装に雨だれの原因と掃除・予防法
近頃、家の外観で、黒い筋が気になっていたりしませんか?
それはおそらく「雨だれ汚れ」です。
外壁や屋根にできる雨だれは、美観を損ねるだけでなく、放置すると外壁材の劣化を早める原因になるため、早めの対処が重要です。
雨だれは、雨水に含まれる汚れや埃、屋根材から流れ落ちた鉄分や化学成分が外壁に筋状の跡を残す現象で、多くの家庭で見られる一般的なトラブル。
本記事では、雨だれが発生する原因を解説するとともに、具体的な掃除の方法や注意点、さらに雨だれを予防するための効果的な対策について詳しくご紹介します。
屋根や外壁の美観を長く保つために、適切なお手入れ方法を知って清潔・丈夫な住まいづくりを目指しましょう。
外壁の雨だれは中性洗剤で落とせる
タイトルの通り、外壁の雨だれ跡は中性洗剤で落とすことができます。
中性洗剤とは、酸性とアルカリ性の中間に位置する性質を持つタイプ。
強い性質を持たないため、デリケートな素材にも緩やかに洗浄するのが特徴です。
中性洗剤の例
- 台所用洗剤
- 浴室用洗剤など
用意するもの
掃除には、以下の道具を用意しましょう。
- 中性洗剤
…食器用洗剤や専用の外壁クリーナー - 柔らかいスポンジや布
…硬いブラシは外壁を傷つける可能性があるためNG - バケツ
…洗剤を希釈するため - ホースまたはバケツの
…すすぎ用 - ゴム手袋
…手を保護するため
掃除の手順
雨だれの落とし方は以下の手順です。
バケツに水を入れ、中性洗剤を適量加えてよく混ぜます。外壁の材質によって濃度を調整します。
外壁全体を軽く水で濡らして、汚れを浮かせやすくします。この工程で洗剤の効果が高まります。
スポンジや布に洗剤を含ませ、雨だれの部分を優しく拭きます。縦方向に動かすと筋ができにくいです。
洗剤が残らないよう、ホースやバケツの水で十分にすすぎます。洗剤の成分が外壁に残ると、逆に汚れやすくなることがあります。
自然乾燥させるか、必要に応じて柔らかい布で水気を拭き取ります。
雨染み・雨だれ汚れの予防法
雨だれや雨染みなどの水垢をなるべく予防するために、以下の効果的な対策をご紹介します。
予防法
- 雨だれ防止グッズを活用する
- 定期的な雨樋の清掃
- 撥水性の高い塗料を使用する
- 汚れが目立たない色で塗装する
雨だれ防止グッズを活用する
後付け可能な雨だれ防止プレートや水切り部材を設置すると、汚れの筋ができにくくなります。
水切りすることで、雨水が外壁を伝わらずに地面に落ちるからです。
定期的な雨樋の清掃
定期的に雨樋を清掃して正常に排水されるように保つことで、外壁への水流を防ぎ、汚れの蓄積を抑えられます。
雨樋に詰まりがあると、雨水が外壁に流れる原因となるためです。
撥水性の高い塗料を使用する
撥水性や防汚性の高い塗料を外壁に使用することで、雨水が汚れと一緒に壁を伝うのを防ぎます。
また、汚れがつきにくく、ついても雨水で流れ落ちやすいのが特徴です。
汚れが目立たない色で塗装する
汚れが目立ちにくい色に外壁を塗装すると、雨だれが多少発生しても気にならなくなります。
特にグレーやベージュ系の中間色は、汚れが溶け込んで視覚的な負担を軽減してくれます。
建築における雨だれの原因
家などの建物で、外壁に雨だれの跡が付着する原因を見ていきます。
原因
- 屋根や庇からの雨水流出
- 排気ガスや大気汚染の影響
- 外壁の素材と塗装の特性
- 雨樋の詰まりや排水不良
- 外壁のデザインや形状
屋根や庇からの雨水流出
屋根や庇(ひさし)、窓枠などの形状や傾斜によって、雨水が集中して流れる箇所ができます。
この流れが外壁に伝わり、時間の経過とともに汚れが雨水に混ざり、縦方向に筋状の汚れを形成します。
排気ガスや大気汚染の影響
車や工場などから出る排気ガス、大気中の微細な塵や汚染物質が外壁に付着し、それが雨水と一緒に流れることで雨だれが発生します。
都市部や交通量の多い地域では特に顕著で、汚れが雨水で流れるたびに積み重なり、目立つ黒い筋状の汚れになります。
外壁の素材と塗装の特性
外壁材の表面が粗い場合や、塗装が劣化している場合、雨で流された汚れが吸着しやすくなります。
塗装が古くなると、雨水が弾かれず、汚れを含んだ水分が染み込んでシミや筋状の汚れを引き起こします。
また、防汚性の低い塗料が使用されている場合も雨だれが発生しやすい原因に。
雨樋の詰まりや排水不良
雨樋が詰まっていると、雨水が本来の排水経路から溢れ出し、外壁を伝って流れます。
この際、外壁が濡れやすい部分に汚れが集中し、雨だれが形成されやすくなります。
雨樋の定期的な清掃やメンテナンスを怠ると、この問題が頻発します。
外壁のデザインや形状
建物のデザイン上、雨水が特定の箇所に集中して流れる形状をしていると、汚れがその部分に溜まりやすくなります。
特に装飾的な要素が多い外壁は、角や溝に汚れが堆積(たいせき)する傾向が強いです。
>>外壁の緑汚れ・苔掃除では、苔・カビ対策について参考にできる内容を解説。
雨だれ洗浄の注意点
外壁についた雨垂れ跡や雨汚れを落とす際に、注意すべきポイントをお伝えします。
それは主に以下の内容です。
注意点
- 漂白剤やハイターは使用しない
- モルタル・サイディングに高圧洗浄機を使わない
- 雨や風が強い日は避ける
- 高所は避ける
漂白剤やハイターは使用しない
外壁の雨だれを落とす際に漂白剤や塩素系洗剤を使うと、外壁材を傷める可能性があります。
特に、塗装が剥がれたり、素材自体が劣化することも。
代わりに、中性洗剤や専用の外壁洗浄剤を使用すると、安全かつ効果的に汚れを落とすことができます。特にデリケートな素材を傷めないことを重視するのがポイントです。
モルタル・サイディングに高圧洗浄機を使わない
モルタルやサイディングなどのデリケートな外壁材に高圧洗浄機を使用すると、外壁材がひび割れたり、コーキング部分が剥がれる危険性があります。
代替方法として、柔らかいブラシやスポンジを使い、洗剤を用いて手洗いするのが良いでしょう。
塗装が劣化している場合は慎重に作業しましょう。高圧洗浄機の使用はプロに任せるのが安心です。
>>ザラザラ外壁の掃除・外壁洗浄で詳しい洗浄方法や汚れの予防法をご紹介しています。
雨や風が強い日は避ける
雨や風が強い日に外壁掃除を行うと、洗浄剤や汚れが周囲に飛散して近隣トラブルを引き起こす可能性があります。
また、風が吹くと洗剤が狙った部分に留まらず、効率が悪くなるだけでなく、余計な場所を汚すリスクも考えられます。
さらに、足場やはしごを使う場合は安全性が大きく損なわれたり、と。
外壁清掃は風や雨が穏やかな日を選び、安定した作業環境を確保することが大切です。
>>外壁の高圧洗浄は雨の日がおすすめ!では、雨の日の洗浄作業や、高圧洗浄後の外壁塗装トラブル回避方について解説。
高所は避ける
高所での外壁掃除は、転落や怪我のリスクが非常に高いため、専門的な知識や設備がない場合は避けるべきです。
特に、はしごや足場を使う作業では、安定性を確保するのが難しく、不意の事故に繋がりやすいです。
高所の汚れが気になる場合は、プロの業者に依頼するのが安全。
劣化した外壁洗浄はプロに任せる
外壁の劣化が進んでしまっていたし、高所の汚れが目立つ際には、外壁洗浄の専門業者に依頼しましょう。
無理な高所作業は危険ですし、劣化した外壁を間違った方法で洗浄するとかえって外壁が痛む原因になりかねません。
建物寿命にも影響する外壁の健康状態を保つためにも、こういったケースではプロの業者へお任せすることをお勧めします。
優良業者を選ぶポイント
信頼できる業者を選ぶためには以下の3つをチェックしましょう。
- 外壁洗浄の実績がある
- 相場の見積り金額を提示している
- 作業ごとの金額を詳細に提示している
- 現場調査に基づいて提案してくれる
現場調査にじっくり時間をかけ見積りをご提案させていただきます。
無料見積りで、安心できるまで丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。
まとめ
外壁に付着した雨だれ汚れの落とし方について解説しました。
黒ずんで線になった汚れは目立ってしまい、外観の質も損なわれ、放置すると外壁の劣化がどんどん進んでしまいます。
自分でもできる手軽な掃除方法を定期的に取り入れることで、汚れの予防にもなり、建物寿命を伸ばすことにつながります。
また、雨だれ防止グッズを取り入れると、お手入れもより一層ラクになることでしょう。
ご紹介した注意点も参考に、快適な住まいの維持にお役立てください。