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外壁塗装に高圧洗浄機|屋根塗装の洗浄時間や費用相場・注意点について解説!
家の外壁メンテナンスに高圧洗浄機を使いたい
戸建ての外壁に高圧洗浄機を使う注意点は?
外壁掃除に高圧洗浄はだめ?デメリットがある?
このように疑問をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。
この記事では、「外壁・屋根塗装の高圧洗浄」について以下の内容を詳しくご紹介していきます。
解説内容
- 外壁・屋根に高圧洗浄するメリット・デメリット
- オススメの外壁用ケルヒャー
- 外観補修工事の費用相場
- 洗浄時間
- 外壁掃除の必要性
- 外壁高圧洗浄の注意点
- 低圧洗浄という選択肢
外壁の掃除では、代表的なケルヒャーなどの家庭用高圧洗浄機を使用する方も多いです。
業者に依頼する場合でも、高圧洗浄が一般的な洗浄方法。
結論、高圧洗浄機を使った外壁掃除では、
手軽で効率よくキレイにできるメリットもあれば、正しいやり方でないと外壁を傷つける原因になるデメリットも挙げられます。
これらを踏まえて、外壁に優しい洗浄方法で長年蓄積された強力な汚れをキレイに、なおかつ抗菌効果で長持ちさせたい方には「低圧洗浄」をオススメします。
このように高圧洗浄機を使用する際のメリット・デメリットを比較しながら、自分の家にはどの方法が適しているのかをみていきましょう。
外壁の汚れを高圧洗浄機で落とすメリット・デメリット
外壁汚れを高圧洗浄機で落とす場合に挙げられる、「メリット」「デメリット」は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
節水 時短 ムラなくキレイ | 破損のリスク 黒ずみ・カビの誘発 |
家の壁に高圧洗浄機を使用するメリットは、ホースやスポンジ、ブラシ洗いと比べて効率的・経済的に汚れを落とせるということ。
反対にデメリットは、正しいやり方で外壁洗浄しないと塗装の剥がれ・汚れが増殖する可能性が考えられるという点です。
>>【ケルヒャー】外壁に高圧洗浄機の注意点では、自分でやる外壁洗浄にオススメの家壁用高圧洗浄機、外壁用洗剤・ブラシをご紹介しています。
メリットは効率的・経済的
メリットは、時短・節水できるといった効率的・経済的な点です。
高圧洗浄機なら、水道の約40倍の水圧で均一に水噴射、短時間で効率的に汚れが落とせるから。
例えば、ホースで洗うのと比較して、水の使用量を約70%削減できるので経済的と言えます。
>>高圧洗浄機で外壁塗装のコケ落としでは、カビ・コケ取りを自分で行うケルヒャーの使い方を解説。
デメリットは塗装の剥がれ・汚れが増殖する可能性
デメリットは、外壁塗装が剥がれて傷む可能性や、そこからさらに汚れが増殖するという点です。
理由は、高圧洗浄機で外壁の塗膜が剥がれるケースもあり、傷んだ壁に汚れが吸着して、黒ずみ・カビ・コケがかえって発生しやすくなるからです。
例えば、家庭用の高圧洗浄機であっても、水圧は外壁材によって負担をかけて傷む原因になってしまったり、破損させる可能性もあるので注意が必要です。
高圧洗浄機 | 水圧 |
家庭用 | 8~12MPa |
業務用 | 14〜50MPa |
>>外壁洗浄だけでは、高圧洗浄機で外壁掃除を自分でするやり方・手順について解説しています。
外壁用高圧洗浄機でオススメは「7MPa以上の圧力と静音性」
家の壁に適した高圧洗浄機は、7MPa以上の圧力と静音性に優れたタイプです。
また、外壁の広範囲を洗浄するなら、ホースの長さも重要。
このようなポイントを踏まえて外壁洗浄に適したケルヒャーでオススメの高圧洗浄機を3つご紹介します。
商品名 | 価格 | 特徴 |
k3サイレントプラス | 30,800 円 | 初心者にオススメ ノズル2種のみのシンプルセット 10m高圧ホースを本体収納 最大圧力:10MP |
k4プレミアムサイレント | 69,080 円 | 広い〜細い箇所の洗浄にオススメ 水切り機能付き 10m高圧ホースを本体収納 最大圧力:11MP |
k5プレミアムサイレント | 97,534 円 | ケルヒャー史上最高峰モデル 静かなのにパワフル洗浄 1つで5役の豊富なアクセサリー 12m高圧ホースを本体収納 最大圧力:12MP |
>>外壁の高圧洗浄の費用単価・相場では、自分で洗浄すると痛む理由を解説。
k3サイレントプラス
価格:30,800 円(税込)
k3サイレントプラスは、初心者の方にオススメするシンプルなセットです。
洗浄場所や汚れの具合によって使い分けるノズル2種のみ。
必要なアクセサリーは後からでも追加購入できるので、まずはお試しで!という場合にピッタリです。
k4プレミアムサイレント
価格:69,080 円
k4プレミアムサイレントは、水冷式モーター採用で、安定したモータートルクと体感音で50% のノイズカットを実現。
- 10mプレミアムフレックス高圧ホース
- ホースリール
- デッキクリーナー PS 30 Plus
を標準装備した静音モデルの高圧洗浄機です。スクイジー機能つきで洗浄後の水切りも可能。
k5プレミアムサイレント
価格:97,534 円
k5プレミアムサイレントは、プレミアムな高圧洗浄機シリーズとして、快適に高圧洗浄できるための
- 12mプレミアムフレックス高圧ホース
- ホースリール
- 5 in 1 マルチジェットノズル
- テラスクリナー T 7 Plus
などといった贅沢な標準装備。
静かでありながらもパワフル洗浄が実現できる、まさに外壁洗浄にぴったりな高圧洗浄機です。
>>外壁塗装に高圧洗浄はだめ?では、サイディングに高圧洗浄するデメリットやトラブルについて紹介しています。
外観補修工事の費用相場
次に、外観補修工事ごとの費用相場を比較していきます。
以下の一覧は、外壁・屋根の洗浄工事と塗装工事の費用相場です。
| 洗浄工事 | 塗装工事 |
外壁 | 1.5万円〜15万円 | 50万〜200万円 |
屋根 | 1.5万円〜15万円 | 18万〜200万円 |
塗装と比べて洗浄のみなら、10分の1以下の費用で外壁・屋根をキレイにすることができます。
経年劣化が激しくないのであれば、塗装せずに洗浄だけのメンテナンスで十分なケースもあります。
外壁塗装の関連記事では、>>外壁塗装を黒・軒天黒のデメリットをご紹介しています。
外壁・屋根洗浄の単価
作業の種類 | 費用相場 |
高圧洗浄 | 100〜300円/㎡ |
バイオ洗浄 | 500〜800円/㎡ |
足場設置 | 600~1,000円/㎡ |
養生 | 300~500円/㎡ |
水道代 | 1,000~4,000円 |
外壁・屋根洗浄の費用は、1平方メートル(㎡)あたり100円〜800円が相場とされています。
30坪程の一般的な住宅の場合、15,000~30,000円程度が平均的といえるでしょう。
また、通常の高圧洗浄(水洗い)と薬剤洗浄(バイオ洗浄)によって価格も変動します。
苔やカビなどの高圧洗浄だけでは取りきれない汚れの箇所に、特殊な薬剤で根本から汚れを分解・除去するバイオ洗浄が用いられます。
さらに足場代や養生費などが必要となれば、そのぶん工事費用は加算されますので、>>外壁クリーニング料金で、価格相場・費用の内訳をさらに詳しくご覧ください。
外壁・屋根塗装の費用
外壁・屋根塗装の費用は、1平方メートル(㎡)あたり約1,000〜5,500円が相場とされています。
以下は、例として挙げられる坪数ごとの費用目安です。
坪数 | 外壁の費用 | 屋根の費用 |
20 | 50〜90万円 | 18〜40万円 |
30 | 60〜100万円 | 20〜60万円 |
40 | 80〜130万円 | 43〜130万円 |
50 | 100〜160万円 | 100〜160万円 |
60 | 120〜200万円 | 120〜200万円 |
通常、塗装費用は坪単価ではなく、平方メートル(㎡)で算出されます。
ただし、塗装費用は、外壁や屋根を塗る作業以外にも付帯費用が発生します。
詳しくは以下の記事も参考にご覧ください。
>>外壁塗装の見積書例では、塗料代・工事の種類ごとに費用相場が変動することについて解説。
>>屋根塗装の耐用年数では、屋根の塗り替えタイミングや寿命は年々?についてご紹介しています。
高圧洗浄の作業時間
外壁と屋根をセットで、高圧洗浄にかかる作業時間は一般的に7〜8時間程です。
洗浄する外壁や屋根の面積や建物の形状にもよりますが、外壁と屋根それぞれ3時間以上かかる目安のためです。
また、足場設置が必要な場合には、2日ほどかかるケースもあります。
外壁掃除の必要性
外壁掃除は、外壁材の状態を維持するために必要なメンテナンスです。
理由は、壁表面の汚れを放置していると、塗料の密着性が損なわれ、将来的な塗膜剥離や劣化を早めてしまう恐れがあるから。
定期的に清掃を行うことで、早期劣化を防ぐことが可能です。
メンテナンスの目安は、年に1度。
やり方は、スポンジやブラシなどで軽く洗い流すようにするのがオススメです。
詳しくは、外壁のコケ用洗剤やブラシでおすすめをご紹介している>>外壁汚れ落としや外壁の掃除を参考にご覧ください。
外壁高圧洗浄の注意点
自分で洗浄する場合と、業者に依頼する場合で外壁洗浄する上での注意点をご紹介します。
自分でやる場合は、コストがかからない反面、専門的な知識がなく、外壁を痛めてしまうリスクもあります。
また、騒音や水しぶきなどで近隣住宅に迷惑をかけない配慮も忘れないようにしましょう。
もう一方で、業者に依頼する場合には、価格・仕上がりともに信頼できる業者選びがとても重要です。
相見積もりをとって、施工内容や料金提示、実績などサービスの質なども見極めるようにしましょう。
業者選びのポイントについては、>>高圧洗浄の業者の記事で解説しています。
自分で洗浄する場合
外壁の高圧洗浄を自分で洗浄する場合に注意すべきポイントを4つご紹介します。
注意点
- 圧力の調整
- 外壁の種類や特性
- 高所作業は避ける
- ご近所への配慮
圧力の調整
注意点1つ目は、高圧洗浄機を使用する際は、適切な圧力に調整することです。
高圧洗浄機の強すぎる圧力は、外壁や屋根の素材が痛む可能性があるため。
30㎝ほど離して噴射し、同じ箇所に長く水圧を当てないように気をつけましょう。
外壁の種類や特性を知る
注意点2つ目は、外壁材によって高圧洗浄機が不向きな場合もあるということです。
一般的な外壁に使用されているサイディングやモルタル、コンクリート、漆喰などの塗り壁には、強い水圧に耐えきれず破損する可能性があるからです。
事前に自宅の外壁について調べておくことをオススメします。
高所作業は避ける
2階や屋根などの高い場所を自分で洗浄するのは危険です。
それは、落下などの危険性があるため。
命綱などをつけて注意しながら行うことは可能ですが、万が一のことを考慮してなるべく避けることをお勧めします。
届きにくい箇所の洗浄はプロにお任せしましょう。
ご近所への配慮
注意点3つ目は、近隣住宅や通行人に迷惑をかけないように配慮することです。
高圧洗浄機の騒音や水しぶきなどの飛散が周辺にとって迷惑になるためです。
中にはトラブルに発展してしまうケースも。
近隣への注意事項については、>>外壁塗装の高圧洗浄でトラブルで詳しく解説しています。
業者に依頼する場合
外壁の高圧洗浄を業者に依頼する際に注意すべきポイントを3つご紹介します。
注意点
- 相見積もりをとる
- 見積もり内容をしっかりチェックする
- 汚れを除去しきれない場合も
>>工事挨拶・近隣では、業者に依頼した場合にご近所への挨拶文や粗品をご紹介しています。
相見積もりをとる
注意点1つ目は、相見積もり(あいみつもり)をとることです。
それは、最適な業者選びに役立つからです。
例えば、3社ほど比較検討することで、本当に必要な作業工程や適正価格が見えてきます。
見積もり内容をしっかりチェックする
注意点2つ目は、見積もり内容をしっかりチェックすることです。
理由は、工事完了後のトラブルを回避するためです。
業者によって、見積書の作成方法や記載内容は様々。
しっかりと工程ごとの費用が記載されているものから、いいかげんな印象を受ける大まかな内容しか書いていないケースもあるでしょう。
後悔のないように、明瞭な見積書を提示してもらう必要があります。
詳しくは、>>外壁塗装の見積書例を参考にご覧ください。
汚れを除去しきれない場合も
注意点3つ目は、汚れを完全に除去しきれない場合です。
業者に頼んでも「汚れが完全にとれていない!雑に扱われたのでは?」なんていうケースもあり得ます。
高圧洗浄では対応しきれない汚れが存在するためです。
その場合は、業者から高圧洗浄以外の方法を提案されたり、対応できないケースもあるでしょう。
1つの業者に依頼する前に、汚れの種類や洗浄方法や施工内容について、しっかりと相互の認識を擦り合わせておくことで仕上がり後のイメージギャップを防ぐことができます。
低圧洗浄という選択肢
ここまでで、高圧洗浄では外壁によっては水圧で傷つけるなどの注意点をご紹介してきました。
それなら、低圧洗浄という選択肢もあります。
低圧洗浄なら、薬剤で根深い汚れやコケ・カビを分解・剥離して、壁への負担を抑えながらキレイに清掃できるから。
水圧耐久の低い素材や、経年劣化で傷みやすい外壁にはオススメの洗浄方法です。
やさしい洗浄でも、新築時の外観に蘇ります。
クリリーンの特徴
- 低圧洗浄+薬剤で傷つける心配なし
- 外壁洗浄緑コケ、黒ずみ、カビを除菌洗浄液 & 効果継続
- 安心の第3者機関による損害保証加入済み
まとめ
今回は、「外壁塗装の高圧洗浄」について解説しました。
高圧洗浄機は外壁の汚れを落とすのに効率的で便利なアイテムですが、その一方で注意すべきなのは、水圧の刺激が負担となって、外壁の塗膜を剥がしてしまう恐れも含みます。
古い建物で劣化が激しい外壁や、サイディングやモルタルなどの水圧に弱い壁材の場合には、無理に自分でやろうとせず、専門業社に依頼するのが賢明でしょう。
外壁清掃を定期的に行うことで、外壁のみならず建物自体の寿命を延ばすことが可能です。
屋根修理については交換費用などを解説している>>棟板金補修を参考にご覧下さい。