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外壁塗装を高圧洗浄機ケルヒャーで|使い方や屋根塗装・外壁洗浄の費用と時間
外壁の汚れが気になってくると、ケルヒャーで一気に汚れを落とせるかな..とお考えではありませんか?
もちろん高圧洗浄機で効率よく洗うことは可能ですが、自分でやる際には外壁を痛めないように注意が必要です。
そもそも、
外壁塗装に高圧洗浄って必要?
高圧洗浄の作業時間は?
業者の費用相場はどの程度かかる?
といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。
今回は「外壁塗装の高圧洗浄や作業時間」について解説します。
解説内容
- 高圧洗浄機の使い方と種類
- 外壁塗装に高圧洗浄が必要な理由
- 高圧洗浄・外壁塗装の作業時間
- 費用相場と水道代
- 外壁高圧洗浄のメリット・デメリット
- 高圧洗浄しない選択肢
結論から言って、外壁塗装前の高圧洗浄は、必要な作業工程です。
外壁の寿命を延ばすために必要なメンテナンスのひとつ。
高圧洗浄の作業時間は3〜4時間程度で、費用相場は100〜300円/㎡ほどです。
家の壁の高圧洗浄におけるデメリットや、具体的な事例で見る料金もご紹介していますので、詳しく見ていきましょう。
外壁に高圧洗浄機・使い方
自宅(戸建て)の外壁洗浄を自分で行う際に、家庭用の高圧洗浄機を使う方法についてご紹介します。
洗い方の手順は以下の方法です。
使い方
- お試し洗浄
- 全体を洗浄
- ポイント洗浄
>>外壁洗浄だけでいい?では、外壁洗浄だけでもOKなケースと、塗装がセットで必要なケースについて解説しています。
1.お試し洗浄
まずは、外壁の目立たない箇所にテスト洗浄をしてみましょう。
水圧の調整を弱めて、汚れの落ち具合を確認しながら外壁に問題がないかチェックします。
2.全体を洗浄
テスト洗浄で問題なければ、外壁全体を洗い流していきます。
ノズルはゆっくり動かすと効率よくキレイにできます。
また、2階以上で高所の洗浄には、延長パイプや延長ランスなどのツールを取り入れるとより効果的な洗浄が行えるでしょう。
3.ポイント洗浄
まだ汚れ残りがある場合には、ポイント洗いをします。
ノズルを変えたり、洗浄剤を使って無理せず洗うことが大切です。
>>外壁洗浄のやり方でも、自分でする外壁の掃除方法をご紹介しています。
外壁洗浄に適した高圧洗浄機の種類
外壁洗浄に向いている高圧洗浄機の種類では以下の特徴があるタイプです。
特徴
- 水圧は7MPa以上
- 高圧ホースの10m以上
- 静音設計の高圧洗浄機
水圧は7MPa以上
外壁洗浄には、少なくとも7MPa(メガパスカル)以上の水圧が必要とされています。
これには以下の理由があります。
- 頑固な汚れの除去に適している
- 広い面積の洗浄が効率的
- 密着力の高い塗装のための下地処理に有効
ただし、あまりにも高い水圧を使うと、外壁やシーリング材を傷つける恐れがあるため、外壁の素材や状態に合わせて水圧を調整することが重要です。
高圧ホースの10m以上
高圧洗浄機を使用する際、高圧ホースの長さも重要なポイントです。
10m以上の高圧ホースには以下の利点があります。
- 作業の自由度が高い
- 安全性の向上
- 取り回しのしやすさ
高圧ホースが長いと、狭い場所や手の届きにくい部分の洗浄も容易になります。
特に高所や、洗浄機本体から離れた箇所の洗浄を行う際に便利です。
静音設計の高圧洗浄機
高圧洗浄機の使用では、動作音が大きくなり近隣トラブルにも発展する可能性があります。
そのため、静音設計の高圧洗浄機を選ぶといいでしょう。
- 近隣への配慮
- 使用者のストレス軽減
- 作業環境の向上
静音設計の機械は、作業現場全体の環境を快適に保ちます。
特に、屋内外の作業を行う場合や、周囲に人がいる場合などに、周囲の環境を損なわずに作業を進めることができます。
外壁塗装に高圧洗浄が必要な理由
外壁塗装を業者に依頼すると、必ず塗装前の洗浄がセットとなります。
それは、高圧洗浄で汚れや傷んだ塗膜の剥がれなどを洗い流すことで、塗料の密着度が高まるからです。
ムラなくキレイな仕上がりにするためには、土台を洗浄することが必要不可欠。
また、塗料の密着度が高いほど、耐久性を発揮することができます。
>>【ケルヒャー】外壁に高圧洗浄機の注意点では、自分で外壁掃除するデメリットをご紹介しています。
高圧洗浄・外壁塗装の作業時間は1日程度〜
高圧洗浄・外壁塗装それぞれの作業時間を参考までに見てみましょう。
ただし、建物の形状や施工面積、業者、施工人数、天候などによって変動します。
作業内容 | 作業時間 | 乾燥時間 |
高圧洗浄 | 3〜4時間程度 | 1日程度 |
外壁塗装 | 7日~10日前後 | 1日~2日程度 |
>>壁塗装で高圧洗浄しない工事では、外壁・屋根塗装の前に洗浄なし・雨がNGな理由を解説。
費用相場と水道代
外壁洗浄を業者に依頼する場合の費用相場は、主に以下の内容です。
また、外壁洗浄では水道料金も家主が負担となります。
洗浄方法 | 費用相場 | 水道代 |
高圧洗浄 | 100〜300円/㎡ | 1,000~2,000円 |
バイオ洗浄 | 500〜800円/㎡ | 2,000~4,000円 |
※独自調査による
一般的な高圧洗浄
高圧洗浄を依頼すると、以下の費用が一般的な目安です。
- 高圧洗浄費用:1㎡あたり100〜300円
- 水道代:1,000~2,000円
40坪=132㎡
132㎡×300円(高圧洗浄/㎡)=39,600円
39,600円+2,000円(水道代)=41,600円
40坪の家全体での外壁洗浄費用は、41,600円と算出できます。
住宅の形状・外壁の状態・足場の有無によって費用が変動します。
バイオ洗浄
バイオ洗浄を依頼すると、高圧洗浄と比較して単価がアップします。
- バイオ洗浄費用:1㎡あたり500〜800円
- 水道代:2,000~4,000円
ただし、バイオ洗浄では、高圧洗浄でとれない汚れに行うため、住宅全体に適用するケースは少ないと言えます。
40坪=132㎡
132㎡×800円(高圧洗浄/㎡)=105,600円
105,600円+2,000円(水道代)=107,600円
40坪の家全体での外壁洗浄費用は、107,600円と算出できます。
高圧洗浄と同様に、状態等によって費用が変動します。
>>外壁汚れ落としでは、家の外壁を自分で高圧洗浄する場合のやり方や、ホームセンターなどで買える掃除道具で人気の外壁専用洗剤・ブラシなどもあわせてご紹介しています。
外壁高圧洗浄のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
水だけで洗浄 環境にやさしい 強力な洗浄力 | 塗膜が傷つく 劣化に影響 汚水などの飛散 |
外壁の高圧洗浄は、効率よく洗浄できるのがメリットである一方で、外壁を傷つけてしまう恐れがデメリットに。
ただし、洗浄後に塗装を補うことで保護膜をつくり、最善のメンテナンスを発揮させることができます。
メリットは効率的に汚れを落とせる
外壁を高圧洗浄する場合のメリットは、洗剤を使わずに高い洗浄力で効率よく汚れを落とすことができ、環境に優しいという点です。
落ちにくい汚れにも強い水圧により、汚れや余分な剥がれかけの塗膜を吹き飛ばしながら落とすことができます。
ただし、劣化がある外壁に高圧洗浄しただけで放置しておくと、以下のデメリットに転換してしまう恐れも。
デメリットは外壁が痛む可能性
高圧洗浄機で外壁を掃除する場合のデメリットでは、塗膜が痛む能性もあり、かえって汚れや苔・カビなどが発生しやすい状態にしてしまう場合も。
>>漆喰外壁にケルヒャーでは、漆喰壁・塗り壁の汚れの落とし方を解説。
高圧洗浄機は、目に見えない塗膜を傷つける可能性を含む点に注意しましょう。
また、付近に隣家があるケースでは、汚れを含んだ水が勢いよく飛び散ってしまう点も。
ご近所トラブルを避けるためにも、施工前に挨拶や説明をして了承を得た上で行うことが望ましいです。
>>工事挨拶・近隣では、ご近所への工事前挨拶について解説しています。
高圧洗浄しない選択肢
外壁洗浄には「低圧洗浄」をオススメします。
その理由は、前述した高圧洗浄でのデメリットがクリアできるためです。
外壁クリーニングでは、「高圧洗浄」が主流となっていますが、外壁の状態や素材の耐性などによっては強すぎる水圧で傷つく可能性も。
その場合、思うように汚れが落とせません。
低圧洗浄なら、優しい洗い流しでも、特殊な薬剤で汚れをしっかりと落とすことができます。
- 根深い汚れ
- コケ
- カビ
などの頑固な汚れでも、バイオの力で分解・剥離。
外壁への負担を心配する必要はありません。
クリリーンの特徴
- 低圧洗浄+薬剤で傷つける心配なし
- 外壁洗浄緑コケ、黒ずみ、カビを除菌洗浄液 & 効果継続
- 安心の第3者機関による損害保証加入済み
まとめ
今回は「外壁塗装の高圧洗浄や作業時間」についてご紹介しました。
外壁塗料の密着度を増すための高圧洗浄(外壁清掃)。
塗装時間が約1週間前後に比べて、洗浄時間は3時間程度と、あまり時間を要しない作業でありながらも、重要な役割を果たしていることがわかりましたね。
外観を美しく長く保てるように、大切な住まいのメンテナンスは定期的に行いましょう。