【外壁のコケ取り】自分でコケ落とし掃除|外壁塗装業者の苔洗浄と予防

【外壁のコケ取り】自分でコケ落とし掃除|外壁塗装業者の苔洗浄と予防

外壁に生えるコケやカビは、見た目だけでなく建物の劣化を促進する要因にもなります。

特に高所のコケ取りは危険を伴い、専門知識と技術が必要です。

今回は、外壁のコケやカビの掃除と予防について、自分で行う場合の注意点と、専門業者に依頼するメリットを解説します。

また、苔取りに関するよくある質問、コケ取り剤人気ランキングなども参考にご活用ください。

齋藤

安全かつ効果的に外壁を美しく保つための方法を知り、快適な住環境を維持しましょう。

解説内容

  • 自分で外壁の苔(コケ)を取る方法
  • 高所は業者に頼む
  • 外壁のコケが発生する原因
  • 外壁のコケ予防・対策法
  • よくある質問
目次

自分で外壁の苔(コケ)を取る方法

⑥自分で外壁の苔(コケ)を取る方法

外壁の緑の汚れは、コケや藻が発生している状態。

そこでまずは、家の外壁の苔の取り方についてご紹介します。

DIYで必要なお掃除道具と洗浄手順を順に見ていきましょう。

用意するもの

まず、用意するものは下記の内容です。

用意

  • ゴム手袋
  • 保護メガネ
  • 作業用マスク
  • コケ取り剤
  • 柔らかいブラシ
  • スポンジ
  • バケツ
  • ホース
  • スプレーボトル

苔や藻などを除去する専用洗剤を使用することをオススメします。

>>外壁汚れ落としや外壁の掃除では、カインズなどのホームセンターで売っているブラシや、外壁のコケ用スプレーなどおすすめお掃除グッズをご紹介しています。

よく以下のようなアイテムを使って汚れが落ちると言われていますが、専用洗剤で対応する方がより確実で安心です。

  • 中性洗剤
  • クエン酸
  • 熱湯
  • カビ取りハイター
  • 次亜塩素酸ナトリウム
  • オキシクリーン
  • カビキラー

掃除の手順

自分でコケ取りする場合の手順は以下の通りです。

苔の落とし方

  1. 安全対策
  2. 洗浄剤の準備
  3. 苔の除去
  4. ブラッシング
  5. すすぎ
  6. 乾燥

安全対策

作業前に、ゴム手袋、保護メガネ、マスクを着用します。

苔やカビなど、汚れが付着したり、吸い込んでしまうのを防ぐ必要があるためです。

洗浄剤の準備

バケツに水を入れ、苔取り専用洗剤を規定の割合で薄めます。

スプレーボトルに入れる場合も同様。

苔の除去

スポンジや柔らかいブラシを洗浄剤に浸し、外壁の苔が生えている部分に塗布します。

スプレーボトルを使用する場合は、直接スプレーを噴射。

しばらく放置して洗浄剤が苔に浸透し、効果を発揮するまで待機。

使用する製品によって時間が使用方法が異なるため、説明をよく確認しましょう。

ブラッシング

柔らかいブラシで、苔を丁寧に擦り取ります。

硬いブラシを使うと外壁を傷つける可能性があるため優しく擦る。

タイルは比較的、耐性の強い外壁材ですが、サイディングやモルタルは刺激に弱い材質のため繊細に扱いましょう。

すすぎ

ホースで水を流し、洗浄剤と苔をしっかりと洗い流します。

洗剤が残らないように注意。

洗い流さないタイプのコケ取りスプレーの場合は、説明書の指示に従ってください。

乾燥

完全に乾燥させます。

乾燥するまでの間は、外壁が再び濡れないように注意します。

>>高圧洗浄機で外壁のコケ落としでは、ケルヒャーの使い方やNG例についてご紹介。

高所は業者に頼む

高所は業者に頼む

外壁洗浄において、自分で掃除する場合は2階以上の高所作業は危険を伴います。

落下事故や怪我につながる恐れがあるため。

無理をせず、外壁のコケ取り専門業者に依頼することをオススメします。

プロとして安全面への配慮だけでなく、専門的知識と経験から、高圧洗浄機やバイオ洗浄を使用して、外壁に適した方法を採用してもらえるため仕上がりもキレイです。

特に、サイディングやモルタルなどは、刺激に弱い外壁材のため、無理に擦って落とすのはNG。

落とせない汚れも同様に、専門業者に依頼するようにしましょう。

>>外壁コケ落とし・予防する方法では、家の外壁のコケ落としについてや、苔が生えにくい外壁材、失敗しない業者選びのポイントをご紹介しています。

外壁のコケが発生する原因

外壁のコケが発生する原因

外壁にコケが発生する原因はさまざまですが、主に以下の要因が挙げられます。

苔の原因

  • 湿度と水分
  • 日当たりの悪さ
  • 環境要因
  • 外壁の素材とメンテナンス不足
  • 外壁の設計・施工の問題
  • 大気汚染や排気ガス

外壁のコケは、上記のようなさまざまな要因が絡み合って発生します。

コケを防ぐためには、適切なメンテナンスとともに、外壁の素材選びや施工時の注意が重要です。

定期的な清掃や防コケ剤の使用も効果的な対策となります。

湿度と水分

高い湿度の環境下や、水はけの悪さなどから苔が発生しやすくなります。

コケは湿度の高い環境を好むためです。

建物の周辺環境に湿気が溜まりやすかったり、雨が多い地域や湿度の高い季節などはコケの発生も活発化します。

また、水はけが悪いと、外壁に水分が残った状態が続き、コケの発生を助長することにも。

日当たりの悪さ

日陰の多い場所は、湿度が高くなりやすい条件となって、コケの発生が活発になります。

コケは直射日光を嫌うためです。

建物の北側や木陰など、日光が当たりにくい場所を好む性質をもちます。

環境要因

周囲の植物や近隣の建物が密集していると、風通しが悪くなり湿気がこもりやすくなります。

建物の近くに木や植物が多いと、そこから飛んできた胞子が外壁に付着し、コケが発生するためです。

外壁の素材とメンテナンス不足

外壁の素材やメンテナンス不足も苔増殖の起因となるでしょう。

凹凸のあるデザインや吸水性の高い外壁素材は、水分を保持しやすく、コケが発生しやすくなるためです。

また、定期的な清掃や塗装のメンテナンスが行われていないと、古い塗装や劣化した塗装に水分を含み、コケが生えやすい状態になります。

外壁の設計・施工の問題

設計ミスや施工不良によっても苔の原因となり得るでしょう。

建物の設計時に排水対策が不十分だと、外壁に水が溜まりやすくなり、コケの発生を招くからです。

また、施工時に防水処理が不十分だったり、適切な塗料が使用されなかった場合も外壁が湿気を吸収しやすくなります。

大気汚染や排気ガス

汚染物質は、その汚れがコケの栄養源になることがあります。

都市部など大気汚染や排気ガスの多い場所では、外壁に汚れが付着しやすくなるためです。

外壁のコケ予防・対策法

外壁のコケ予防・対策法

外壁のコケ予防・対策法には、日常的なメンテナンスから専門的な処理までさまざまな方法があります。

外壁のコケ予防には、日常的なメンテナンスとともに、外壁の素材選びや専門的な対策が必要です。

定期的な清掃や防コケ塗料、防水処理などの対策を講じることで、コケの発生を抑え、外壁を美しく保つことができます。

これらの対策を組み合わせて実施することで、効果的にコケを防ぐことができます。

コケ予防対策の種類

  • コケ予防の基本対策
  • 専門的なコケ予防対策
  • 長期的なコケ対策
  • 日常的な注意点
齋藤

長期的には、建物の設計段階からコケ対策を考慮することも重要です。

以下に具体的な対策法をまとめました。

コケ予防の基本対策

住宅の定期的な清掃として、半年に一度、ホースや低圧洗浄機を使って外壁を水洗いし、汚れや胞子を取り除きます。

落ちにくい部分には、柔らかいブラシを使って付着した汚れやコケを除去しましょう。

また、建物の通気性を確保するために、 建物周辺の植物などを整理し、風通しを良くして湿気がこもらないようにします。

木々の剪定なども、日光が外壁に当たりやすい環境を作るのに効果的です。

専門的なコケ予防対策

コケの発生を抑える成分を含んだ防コケ塗料の使用によって、コケの付着を防ぐ効果が期待できます。

また、外壁に防水剤を塗布することでも、壁面への水分浸透を防ぎ、コケの発生を抑制できます。

市販では手軽なコケ防止スプレーなどもあり、これもまた効果的です。

長期的なコケ対策

外壁の素材選びでは、吸水性の低い素材を使用することで、水分が外壁に浸透しにくくなり、コケの発生を抑えることができます。

例えばタイル、ガラスコーティングなど。

また、外壁のリフォーム時の対策としては、コケ対策を考慮した設計を行い、適切な防水・防コケ処理を施します。

日常的な注意点

雨水が適切に排出されるように、雨樋や排水路の定期的な点検と清掃を行います。

排水システムに詰まりなどが生じると、建物の水はけが悪くなるためです。

また、建物周囲の植栽を適切に管理し、過度な湿気が外壁に届かないようにすることも有効な手段です。

外壁のコケ取りに関するFAQ

外壁塗装の火災保険に関するFAQ

外壁のコケ取りに関してよくある質問をまとめましたので参考にご覧ください。

  • 外壁に生えたコケを除去する際に「重曹」を使う方法は?
  • 外壁やベランダ掃除で重曹を使うメリット・デメリットは?
  • 外壁のコケ取り剤ランキングで人気の洗浄剤は?

Q.外壁に生えたコケを除去する際に「重曹」を使う方法は?

A. 以下に準備するものと作業手順をご紹介します。

準備

  • 重曹(ベーキングソーダ)
  • スプレーボトル
  • ブラシ(柔らかめの毛
  • ホース
  • バケツ
  • 保護手袋
  • ゴーグル

作業手順

1. 重曹溶液を作る

バケツに水を入れ、重曹を加えます。重曹の割合は水1リットルに対して大さじ2~3杯程度が目安です。よくかき混ぜて、重曹をしっかりと溶かしましょう。

2. 重曹溶液をコケにスプレーする

スプレーボトルに重曹溶液を入れ、外壁のコケが生えている部分にまんべんなくスプレーします。コケが濃い部分には、溶液を多めにスプレーしましょう。スプレーした後は、5~10分ほどそのまま放置します。この時間が、コケを浮き上がらせて除去しやすくするポイントです。

3. ブラシでコケをこすり落とす

柔らかめのブラシを使い、コケを優しくこすり落とします。強くこすりすぎると外壁の表面を傷つける可能性があるので、力加減に注意しましょう。コケが根深い場合は、重曹溶液をもう一度スプレーして繰り返し行います。

4. 水で洗い流す

ホースを使って、重曹と一緒にコケをしっかりと洗い流します。高圧洗浄機を使う場合は、水圧を弱めに設定して外壁を傷つけないように注意してください。重曹は環境に優しい素材ですが、長時間放置すると白い粉が残る場合があるので、しっかりと流しましょう。

5. 乾燥させる

コケ取り後は、外壁をしっかりと乾燥させます。湿気が残っていると、再びコケが発生しやすくなるため、風通しの良い日に作業するのがおすすめです。

注意点

外壁の種類によっては、重曹が適さない場合もあります。
特に、塗装が剥がれやすい外壁や、デリケートな素材(漆喰や一部のサイディングなど)は、重曹のアルカリ性が影響を与えることがあるため、事前に目立たない箇所でテストすることをおすすめします。

外壁やベランダ掃除で重曹を使うメリット・デメリットは?

A. 以下が外壁洗浄で重曹を使用するメリット・デメリットと言えるでしょう。

メリットデメリット
環境に優しく、人体にも安全な素材。
手軽に入手でき、コストがかからない。
化学薬品を使わずにコケを除去できる。
長期間放置された頑固なコケや、根深い苔には効果が薄い場合がある。
外壁の種類や状況によっては、効果が十分に発揮されないことがある。

重曹を使った苔退治は、軽度な汚れやコケの予防には有効ですが、効果が薄い場合や、外壁にダメージを与えないためにも、必要に応じて業者に依頼することを検討するのが良いでしょう。


外壁のコケ取り剤ランキングで人気の洗浄剤は?

A. 以下のコケ専用洗浄剤が人気トップ5です。

ランキング順位商品名
1位キエール コケ・カビ
2位ワンステップ・スプレー・クリーナー
3位コケ・カビ・黒ずみ除去スプレー
4位コケとーるしっかり原液
5位コケとーるスプレー

参考:Amazon
参考:モノタロウ

まとめ

「外壁のコケ落とし方」について解説しました。

外壁の苔を取る方法では、自分でできる軽度な症状から、業者に依頼した方がいいケースまでを認識しておくことがとても重要です。

外壁のコケやカビの掃除は、美観と建物の耐久性を保つために欠かせません。

特に高所の作業はリスクが高く、専門業者に依頼することで安全かつ効果的に洗浄できます。

業者によるプロフェッショナルな清掃と予防策を活用することで、コケやカビの再発を防ぎ、長期的に美しい外観を維持できます。


家の壁の定期的なメンテナンスで快適な住環境を守りましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次