外壁洗浄のやり方|自分でする外壁の掃除方法・塗装外壁の汚れに高圧洗浄機

外壁洗浄のやり方|自分でする外壁の掃除方法・塗装外壁の汚れに高圧洗浄機

家の外の壁を綺麗にするにはどういったやり方が正しいのか、疑問をお持ちの方も多いかと存じます。

一戸建ての住宅では、外観を保つことは重要で、なおかつお金もかかること。

できればコストをかけずに外観の美しさを維持できると嬉しいですよね。

一軒家の壁に付着した汚れを落とす方法は、軽度な段階であれば水洗いや洗剤とスポンジで簡単に洗い流すことができます。

外壁洗浄方法では水洗いが基本。

この記事では「外壁洗浄のやり方・自分でできる外壁の手入れ法」について解説します。

その他にも、

  • お掃除する際の注意点
  • 自分でやらない方がいい場合
  • 外壁洗浄の重要性

などについてご紹介していくので、外壁をきれいにする方法・自分でもできる簡単で効果的な方法が知りたいという方は、ぜひ参考にご覧ください。

>>外壁洗浄だけでは、塗装なし・足場なしの高圧洗浄にかかる費用相場を解説。

目次

自分で行う外壁の掃除方法

自分で行う外壁の掃除方法

自分で行う手軽な掃除方法は主に2つの掃除方法です。

家の外壁掃除方法

スポンジでの洗浄軽い汚れやデリケートな素材の外壁、
小規模な範囲に向いている。
高圧洗浄機での洗浄頑固な汚れや広範囲の外壁、
大きな汚れが目立つ場合に効果的。

いずれの方法も、外壁の状態や素材に応じて適切に選択し、必要に応じて専門業者に相談することをお勧めします。

>>外壁洗浄を自分で掃除する方法では、外壁汚れの原因や外壁磨きの必要性について解説。

スポンジで洗う

スポンジを使って外壁の汚れを落とす方法は、高圧洗浄機に比べて、外壁材に与えるダメージが少なく済みます。

また、手作業なので、汚れが気になる部分を細かく確認しながら洗浄できます。

基本的な道具しか必要ないため、コストをかけないでOK。

家の外壁の汚れ落とし方はこちらの手順で行います。

手順

  1. 準備:バケツに水を張り、洗剤を適量加えて混ぜます。スポンジや柔らかいブラシを用意し、事前に外壁の表面を水で軽く洗い流します。
  2. 洗浄:スポンジに洗剤を含ませ、優しくこすって汚れを落とします。ゴシゴシと力を入れてこすると外壁を傷つける可能性があるので注意します。
  3. すすぎ:ホースで洗剤をしっかりと洗い流します。洗剤が残ると外壁の劣化を招くことがあるので、隅々まで念入りにすすぎます。
  4. 乾燥:最後に、自然乾燥させます。晴れた日を選ぶと乾燥が早くなります。

カビや苔など、根強い汚れには効果が薄いことがあります。

また、広い範囲を掃除するには時間と体力を消費するため、業者への依頼をオススメします。

>>外壁汚れ落としや外壁の掃除では、外壁汚れの原因と自分で掃除する方法、人気の洗剤や、高いところにも便利な通水タイプの伸縮デッキブラシなどのホームセンターおすすめグッズをご紹介しています。

高圧洗浄機で洗う

広い範囲を短時間で洗浄できるため、頑固な汚れも効率よく落とせます。

手の届きにくい場所や高所の洗浄にも効果的。

手順

  1. 準備:高圧洗浄機の取扱説明書を読み、外壁に合った圧力を設定します。周囲の物(窓や植木など)を保護し、洗浄する外壁の表面を事前にホースで軽く濡らします。
  2. 洗浄:高圧洗浄機を使い、外壁の表面を上から下へと順番に洗浄します。高圧ノズルを外壁に近づけすぎるとダメージを与える可能性があるため、適度な距離(30~50cm程度)を保ちます。
  3. すすぎ:必要に応じて、洗浄後の表面をホースで洗い流し、洗浄水や汚れが残らないようにします。
  4. 乾燥:自然乾燥させます。高圧洗浄機を使用する場合は、風の強い日や雨の日は避けるようにします。

圧力が強すぎると、外壁材(特に劣化しているもの)や目地、塗装面を傷めることがあります。

また、洗浄中の騒音や水の飛散があり、近隣への配慮が必要です。

>>漆喰外壁にケルヒャーでは、自宅の高圧洗浄機でDIY外壁掃除・塗り壁汚れの落とし方について解説しています。

自分で外壁掃除を行う際の注意点

自分で外壁掃除を行う際の注意点

外壁の掃除の仕方がわかったところで、洗浄時の注意点を確認しておきましょう。

外壁のお手入れでは、以下の内容に配慮することが重要となります。

注意点

  • 高所作業の安全確保
  • 洗剤の使用
  • 高圧洗浄機の使用方法
  • 近隣トラブル
  • 天候の確認

高所作業の安全確保

二階や屋根などの高圧洗浄作業では、脚立やはしごを使用するため、転倒や落下の危険があります。

安全な作業環境を整え、無理な体勢で作業しないようにしましょう。

安全帯を使用することも検討してください。

洗剤の使用

使用する洗剤が外壁材に適しているか確認します。

酸性やアルカリ性の強い洗剤は、外壁を傷める可能性があるためです。

オススメするのは外壁専用洗浄剤ですが、代用したい場合には中性洗剤を選ぶようにします。

高圧洗浄機の使用方法

圧力が強すぎると外壁材を傷める可能性があります。

特に、サイディングやモルタル、古い外壁材の場合は、圧力を低く設定して使用、もしくは使用しないことも検討してください。

試し洗いなどをして様子を見ながら慎重に行うといいでしょう。

近隣トラブル

周囲の建物や車、植物などに水が飛ばないように配慮します。

特に、高圧洗浄機を使用する場合は、窓が開いている部屋に汚水が入り込んだり、洗濯物にかかってしまったり、騒音で苦情がくるケースなど様々なトラブルが潜んでいます。

隣家や道路沿いで作業する場合は、事前にご近所へ一言声をかけるとトラブルを防げます。

>>外壁塗装の高圧洗浄でトラブルで近隣への注意やデメリットを解説。

天候の確認

雨の日や風の強い日の作業は危険です。

天候が安定しているに日に行うようにしましょう。

自分で行わずに業者に依頼すべきケース

自分で行わずに業者に依頼すべきケース

家の外壁の掃除は自分でもできるとお伝えしてきましたが、下記のケースに該当する場合にはプロの外壁洗浄専門店に依頼することを推奨します。

業者に依頼すべきケース

  • 外壁にひび割れや破損がある場合
  • 頑固なカビや苔が広範囲にある場合
  • 高所や屋根付近の作業が必要な場合

また、業者に依頼することで玄関やベランダ、弊などもまとめて洗浄してもらえるのもメリットと言えるでしょう。

>>【外壁クリーニング料金】外壁洗浄の相場では、外壁・屋根塗装を高圧洗浄する専門業者の費用について解説。

外壁にひび割れや破損がある場合

洗浄の際に水が内部に入り込み、建物の劣化を早める原因になることがあります。

頑固なカビや苔が広範囲にある場合

専用の洗浄剤や高圧洗浄機での作業が必要となるため、プロの業者に依頼する方が確実です。

無理をして洗いすぎては外壁が痛む原因となるため。

外壁の黒ずみ落としや外壁水垢落とし方も素人では除去するのが困難な汚れとなります。

高所や屋根付近の作業が必要な場合

自分で作業を行うと非常に危険です。

落下事故の可能性も考えられるためです。

安全のために業者に依頼しましょう。

>>外壁洗浄の頻度でも、業者に依頼すべき外壁症状について詳しく解説しています。

外壁洗浄の重要性

外壁洗浄の重要性

外壁洗浄の重要性は、建物の美観を維持するだけでなく、耐久性や機能性を保つためにも欠かせないものです。

以下に、外壁洗浄が重要な理由について解説します。

外壁洗浄の重要性

  • 美観の維持
  • 外壁の劣化を防ぐ
  • 塗装の密着性を高める
  • 建物の耐久性向上
  • 住環境の改善
  • メンテナンスコストの削減

>>外壁塗装で高圧洗浄しないとダメな理由では、洗浄なしで外壁塗装・屋根塗装するとどうなるのかについて解説。

美観の維持

定期的な外壁清掃を行うことで、住宅の見た目を美しさや、建物の寿命を長く保つことができます。

外の壁面は常に雨風や日光にさらされるため、時間が経つと汚れやカビ、苔などが付着して美観が損なわれてしまうため。

特に、家の外観がきれいであることは快適な環境づくりや資産価値に直結します。

外壁の劣化を防ぐ

外壁洗浄は劣化を防ぐことにも効果的です。

外壁に汚れやコケやカビが蓄積すると、表面の塗膜が劣化しやすくなり、ひび割れや剥がれが発生しやすくなるからです。

コケ取りは専門的な知識と技術を要するケースが多いのも特徴。

外壁の防水性を低下させ、建物内部への水の浸入や、さらなる劣化の原因となるのが「外壁汚れの放置」です。

また、外装で最も使用されるサイディングなどは、つなぎ目となるコーキング(目地)の劣化によっても外壁の健康状態を損なわせる劣化因子となるので注意が必要です。

>>【外壁の雨だれ】落とし方と予防法では、外壁黒ずみ掃除方法をご紹介。

塗装の密着性を高める

外壁塗装を行う前に洗浄することは、塗料の密着性を高めるために非常に重要です。

古い塗膜や汚れ残り、カビが残った状態で塗装を行うと、塗料がしっかりと密着せず、塗装の剥がれや耐久性の低下を招く可能性があるためです。

高圧洗浄などで外壁をしっかりと洗浄することで、新しい塗装の密着性が向上し、長持ちする塗装仕上げが期待できます。

建物の耐久性向上

外壁の汚れやカビは見た目だけでなく、建物の構造そのものにも悪影響を与えることがあります。

特にカビや苔は、放置すると外壁材を侵食し、ひび割れや剥がれを引き起こす原因となるからです。

外壁洗浄を定期的に行うことで、これらの要因を除去し、建物全体の耐久性を向上させることができます。

住環境の改善

外壁に付着する汚れやカビ・苔は、建物の内部にも影響を及ぼす可能性があります。

特にカビは健康に悪影響を与え、アレルギーや呼吸器疾患の原因となることも。

外壁洗浄を行うことで、こうした人体・建物自体の健康リスクを低減し、住む人にとって安全で快適な環境を提供することができます。

メンテナンスコストの削減

外壁の汚れや劣化を放置すると、将来的に大規模な修繕が必要になることがあります。

例えば、外壁材が傷んで交換が必要になったり、内部の断熱材や構造部分までダメージが及ぶと、修繕費用が大きく膨らみます。

定期的な壁面洗浄を行い、外壁の状態を良好に保つことで、将来的なメンテナンスコストを削減することができます。

外壁の吹き付け塗装とサイディングどっちにするべき?では、「デザイン性とコスパを重視するなら2つの工法を組み合わせるのがおすすめ!」な無塗装サイディング工法について解説。

まとめ

今回は「外壁洗浄のやり方・自分でできる外壁の手入れ法」について解説しました。

家の外壁を洗うことは、家そのものを守ることに直結します。

そのため、外壁洗浄を定期的に行うことはとても重要なメンテナンス方法と言えます。

家の壁洗浄では、水洗いが基本です。

より効率的に外壁の汚れを落とすには、高圧洗浄機が効果的ですが、外壁の状態や種類によっては適切とは言えない場合があるため注意が必要です。

また、自分で行わない方がいい外壁症状もお伝えしたので、該当しているかどうか確認してから判断してください。

年に1度の大掃除として、定期的に外壁洗浄を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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