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外壁洗浄の頻度・外壁の掃除方法|外壁の汚れは大掃除のタイミングで清掃!
自分の家のこととはいえ、外壁掃除に関しては意外とわからないことが多いのではないでしょうか。
例えば、洗浄する頻度はどのくらいか、その場合のお掃除方法はどんなやり方が適切か、など。
そこで今回は「家の外壁掃除方法と頻度」について解説します。
年に1回水洗いしておくと、汚れも落としやすくて劣化を防げます。
メンテナンスのコストを抑えることにもつながるので、一石二鳥!
定期的に行うのが苦ではなくなる
「効果的かつ手軽なお掃除方法」をご紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。
外壁洗浄は1年に1度行うべき
家の壁洗浄は大掃除の感覚で1年に1回程度行うことをオススメします。
それは、家の外壁洗浄によって外壁の汚れやカビ・苔の付着を防ぐことができ、外観の性能や美しさを長く保つことができるためです。
また、毎年のように外壁洗浄を自分で行うことは外壁の状態をチェックする機会にもなるので、定期的な点検にもつながります。
自宅の戸建ての寿命を延ばすためには、少なくとも2〜3年に一度の外壁洗浄をしておきたいところです。
洗浄頻度を決めるポイント
家の外壁洗浄の頻度は、1〜2年に一度を目安にしながら、外壁材の種類や立地環境に合わせて調整することが大切です。
具体的には下記のポイントを考慮してお手入れするようにしましょう。
ポイント
- 環境や気候条件を考慮する
- 外壁の状態を定期的にチェックする
- 塗装やコーティングの種類に合わせる
環境や気候条件を考慮する
湿気や排気ガス、砂ぼこりの多い地域、北側の壁面などでは、汚れの付着が早いため洗浄する頻度を上げることが必要です。
外壁の状態を定期的にチェックする
洗浄を行う頻度は、外壁の汚れや苔の付着具合を見ながら調整しましょう。
目立った汚れがない場合は、頻度を下げても問題ありません。
塗装やコーティングの種類に合わせる
防汚性の高い塗料やコーティングが施されている場合、洗浄の頻度を少し下げても大丈夫です。
塗料の耐用年数に合わせて洗浄を計画しましょう。
>>サイディング外壁の耐用年数では、塗料ごとの耐用年数を解説していますので参考にご覧ください。
自分で外壁掃除をする方法
外壁塗装の汚れ落としは、軽い汚れであれば自分でも簡単な方法でキレイにすることができます。
ただし、外壁掃除の仕方は、外壁の素材や状態、汚れの種類によって適した方法が異なり、高所や頑固な汚れがある場合は業者に依頼することをお勧めします。
外壁洗浄方法は主に以下のやり方です。
外壁汚れの掃除方法
- 準備
- 外壁の汚れを確認
- 水洗いを行う
- 洗剤を使って洗う
- しっかりすすぐ
- 乾燥させる
1. 準備するもの
傷がつかないように、柔らかいものを使用。
洗剤
外壁専用の洗浄剤を推奨。
ホースまたは高圧洗浄機
汚れを洗い流すために、通常のホースまたは家庭用の高圧洗浄機を使用。
バケツ
洗剤を溶かすために使用。
保護具
手袋、ゴーグル、マスクを着用し、安全対策を行う。
2. 外壁の汚れを確認
まずは、外壁の種類と汚れの種類を確認します。
外壁の種類 | 汚れの種類 |
サイディング モルタル タイル レンガなど | カビ 苔 ホコリ 排気ガス チョーキングなど |
3. 水洗いを行う
外壁全体をホースや高圧洗浄機を使って水で流します。
表面のホコリや軽い汚れを落とすことができます。
また、高圧洗浄機を使う場合は、圧力を低めに設定して外壁を傷めないように注意しましょう。
>>【ケルヒャー】外壁に高圧洗浄機では、外壁の高圧洗浄をDIYで行う方法について詳しく解説。
デメリットや注意点もぜひチェックしてください。
4. 洗剤を使って洗う
水洗いで落とせない汚れや、コケ・カビなどの外壁黒ずみ掃除には洗剤を使用します。
洗剤の使用方法・手順
- バケツに水を入れ、適量の中性洗剤を加えて混ぜます。
- スポンジやブラシに洗剤液をつけ、外壁を優しくこすります。強くこすりすぎると外壁を傷めることがあるので、注意してください。
- 上から下へと順番に洗うと、汚れが落ちやすくなります。
- カビや苔がある部分には、専用のカビ取り剤を使用することも可能です。ただし、外壁材に合ったものを使用し、使用前に目立たない場所でテストを行うことをお勧めします。
5. しっかりすすぐ
洗剤が残らないように、ホースや高圧洗浄機でしっかりとすすぎます。
洗剤が残ると、外壁材を劣化させることがあります。
洗い流さないコケ取りスプレーなどを散布した場合は、使用上の注意を守ってお使いください。
6. 乾燥させる
最後に、自然乾燥させます。
早めに乾燥させたい場合には、晴れた日を選んで作業すると良いでしょう。
>>外壁洗浄のやり方でも、外壁の手入れ方法や自分で掃除する注意点について詳しく解説しています。
こんなときは業者に依頼!
外壁洗浄を自分で行うのではなく、専門業者に依頼すべき症状には、以下のようなものがあります。
業者に依頼すべき症状
- 広範囲に発生しているコケ・カビ
- 掃除してもコケ・カビが再発する
- 高所の外壁洗浄
- ひび割れや剥がれが見られる
- 長年メンテナンスを行っていない
- チョーキング現象がある
- 外壁材がデリケートな素材
- 外壁の劣化やサビが見られる
これらの症状が見られる場合、外壁の状態が悪化している可能性があるため、専門的な知識や技術を持つ業者に依頼することが推奨されます。
>>外壁洗浄の相場では、外壁クリーニングを業者に依頼する際の料金目安を解説しています。
広範囲に発生しているコケ・カビ
苔やカビが広範囲に発生している場合、表面を軽く掃除するだけでは完全に除去できず、再発のリスクも高くなります。
特に、日陰や湿気が多い場所では、苔やカビの根が深くまで浸透していることがあり、自分での対処は難しいでしょう。
専門業者であれば、バイオ洗浄や防カビコーティングなど、適切な方法で根本的な解決を図ることができます。
掃除してもコケ・カビが再発する
目に見えないカビや菌の繁殖が心配な場合は業者を検討すべきです。
特に、バイオ洗浄が必要な場合は、自分では対応が難しいため、業者に依頼するのが賢明です。
業者は、カビや菌の根本的な除去を行い、再発防止のためのコーティング処理も提案してくれます。
>>外壁のコケ取りを自分ででは、外装で高所のコケ・カビ掃除と予防策を解説しています。
高所の外壁洗浄
2階建て以上の建物や屋根の洗浄は、脚立やはしごを使った作業が必要になり、非常に危険です。
特に屋根の清掃は、滑りやすく転落のリスクが高いため、専門業者に依頼することが安全です。
業者は、安全装備を整え、高所作業の技術を持った作業員が作業を行うため、事故のリスクを減らせます。
ひび割れや剥がれが見られる
ひび割れや塗膜の剥がれがある場合、高圧洗浄を行うとさらにダメージを与えてしまう可能性があります。
素人が高圧洗浄を行うと、水圧が強すぎて外壁内部に水が浸入し、建物の構造に悪影響を与えることも。
専門業者は、外壁の状態を適切に判断し、低圧洗浄や手作業での清掃など、最適な方法を選択して施工します。
長年メンテナンスを行っていない
長期間メンテナンスを行っていない外壁は、見た目には分かりにくい劣化が進行している場合があります。
例えば、塗膜の劣化や外壁材の脆化が進んでいることがあり、自分での高圧洗浄では、外壁の損傷をさらに進めてしまうリスクも。
専門業者は、まず外壁の状態を診断し、適切な洗浄方法と必要な補修作業を提案してくれます。
>>外壁洗浄|外壁の掃除では、業者に外壁洗浄を依頼するメリット・デメリットをご紹介しています。
チョーキング現象がある
外壁の塗装が剥がれている、または触ると白い粉が手に付くチョーキング現象が見られる場合、塗膜が劣化している証拠です。
この状態で高圧洗浄を行うと、塗装がさらに剥がれ、外壁の保護機能が低下してしまいます。
専門業者は、劣化具合を見極めた上で、塗装の再施工や部分補修などの提案を行い、適切な対応をします。
外壁材がデリケートな素材
外壁材がデリケートな素材の場合、外壁磨きの洗浄方法には注意が必要です。
強すぎる水圧をかけると、表面が削れたり、割れたりするリスクがあるためです。
業者は、素材に合わせて適切な水圧を調整したり、手作業でのクリーニングを行うことができるため、安全に外壁をきれいにすることができます。
外壁の劣化やサビが見られる
外壁にサビが浮いている、または劣化が見られる場合、金属系の外壁材や外壁の内部に問題がある可能性があります。
高圧洗浄を行うと、サビが拡散したり、劣化が進行してしまうことがあるためです。
専門業者は、まず劣化状況を診断し、適切な洗浄方法や防錆対策を提案してくれます。
>>外壁クリーニング料金では、壁面清掃を業者に依頼する場合の費用相場を解説。
まとめ
外壁の汚れを落とす方法とその頻度についてご紹介しました。
家の外壁では、1年に1回の水洗いを基本とし、汚れの落ちない箇所にはスポンジや洗剤を使った洗い方をオススメします。
大事な壁面を傷つけないように配慮した方法をとることが最優先です。
それは、外壁のみならず建物の寿命を長くするため。
外壁を自分で掃除することは年に1度の点検作業としても良い機会になります。
外壁の洗浄は、家を長持ちさせるためには欠かせない大事なこと、定期的なお手入れで快適な住まいを守りましょう!