外壁の黒ずみの落とし方｜汚れの掃除方法や洗剤・黒い汚れの原因を解説

一戸建ての外壁に目立った黒ずみや黒い点々、放置しておいた油汚れやコケ・カビ。

外壁洗浄で一気にさっぱり落としたい！とお考えですか？

黒ずみの原因には、ホコリや排気ガス、カビ・コケ、雨だれなどがありますが、それぞれの汚れに適した対処法を行うことで効果的に除去できます。

軽度の汚れにはブラシやスポンジでの手洗い、高圧洗浄機による効率的な洗浄が効果的。

また、汚れが広範囲にわたる場合やセルフクリーニングが難しい場合は、プロの業者に依頼することも選択肢です。

これからご紹介する方法や人気の外壁洗浄剤ランキングを参考に、住まいの外壁ケアにお役立てください。

外壁の黒ずみの落とし方

外壁についた黒ずみ汚れを落とすやり方は以下の4つが挙げられます。

黒ずみ汚れの落とし方

• ブラシ・スポンジでこする
• 高圧洗浄機で洗浄する
• 外壁汚れ落とし専用の洗剤を使う
• プロの業者に依頼する

>>【塗り壁の黒ずみ】落とし方｜珪藻土や漆喰外壁についた汚れを掃除する方法

ブラシ・スポンジでこする

まずは、自分でできる簡単な外壁汚れの落とし方をご紹介します。

ブラシやスポンジを使って黒ずみをこすり落とす方法で、外壁材を傷つけないように、柔らかいスポンジやソフトブラシで優しく行うのがポイントです。

• 手軽に始められる方法
• 軽度の汚れやコケ、ホコリなどの黒ずみに効果的

頑固な汚れには、洗浄剤を使うとより効果的です。

ただし、広範囲の黒ずみや頑固な汚れには時間がかかるため、小規模な部分の清掃に向いています。

高圧洗浄機で洗浄する

高圧洗浄機で洗浄するのに適しているのは、タイルやレンガなどの衝撃耐性が高い外壁材です。

サイディングやモルタルは耐性が低く傷つける可能性があるので注意しましょう。

高圧洗浄機は、広範囲にわたる黒ずみや、手作業では落としにくい頑固な汚れを効率よく除去できます。

高圧水流によってコケや汚れをはがし取るため、外壁を傷つけずに短時間で作業が可能なため。

ただし、圧力が強すぎると外壁の表面が削れる恐れがあるため、圧力設定は慎重に。

高圧洗浄機は、特に排気ガスやカビなどが原因の黒ずみに対して効果が高く、清掃範囲が広い場合に適しています。

自分で高圧洗浄機を使った掃除方法について詳しくは、>>【ケルヒャー】外壁に高圧洗浄機で使い方や注意点・デメリットなどをご紹介しています。

外壁汚れ落とし専用の洗剤を使う

外壁を洗浄する場合には、外壁専用の洗剤を使うようにしましょう。

市販されている外壁専用の汚れ落とし洗剤は、黒ずみの原因に応じた成分で設計されており、頑固なカビやコケ、排気ガスの黒ずみなどに効果的だからです。

洗剤を外壁に塗布し、時間を置いてからブラシやスポンジでこすり、最終的に水で洗い流します。

洗剤を選ぶ際は、外壁材に適したものを確認することが大切。

また、環境や素材を傷めない成分の洗剤を選ぶと、安心して作業できます。

>>外壁のコケを高圧洗浄機で！では、外壁にカビキラーやハイターをおすすめしない理由について解説。

プロの業者に依頼する

自力での清掃が難しい場合や、外壁全体に広がる頑固な黒ずみがある場合は、専門の清掃業者に依頼するのも一つの方法です。

プロの業者は、外壁の材質や汚れの種類に合わせた方法と機材で洗浄を行うため、仕上がりがきれいで安全。

また、再汚れ防止のコーティングや保護剤の施行も併せて行うことができ、外壁の美観や耐久性を高めることができます。

費用はかかりますが、定期的なメンテナンスとして依頼する価値があります。

>>外壁高圧洗浄の業者では、外壁洗浄の費用相場についてご紹介しています。

外壁の黒ずみの原因・種類

黒ずみの種類と原因を知ることで、適切な対策を取ることができ、外壁を長くキレイに保てます。

それぞれの汚れる原因について確認していきましょう。

黒ずみ汚れの原因

• ホコリ・排気ガス
• カビ・コケ
• 雨だれ

ホコリ・排気ガス

特に都市部や交通量の多い場所では、車の排気ガスや工場の煙などが空気中に漂い、それらが外壁に付着して黒ずみの原因になります。

モルタルやコンクリートなどの表面がザラザラした材質は、ホコリや排気ガスを吸着しやすく、雨風によって洗い流されない限り蓄積しやすい！

ホコリや排気ガスによる黒ずみは外壁全体に広がることが多く、洗浄や塗装によって定期的にメンテナンスを行うことで清潔感を保てます。

カビ・コケ

湿気がこもりやすく日が当たりにくい北面や陰になる場所では、カビやコケが繁殖しやすく、黒ずみが発生する原因となります。

カビやコケは、外壁の隙間やザラザラした表面に根を下ろし、繁殖することで黒ずみが広がる性質から。

これらの菌類は、湿気と温度が揃うと急速に増えるため、外壁洗浄を行い、除菌効果のある洗剤を使用して防止することが効果的。

また、外壁の材質によっては、抗菌・防カビ機能のある塗料でのコーティングも予防策として有効です。

>>外壁コケ落とし・予防する方法では、カビの色・種類ごとの原因や特徴、苔カビが生えにくい外壁、失敗しない業者の選び方などについて解説しています。

雨だれ

外壁をつたう雨水の流れが原因で生じる黒ずみです。

雨だれは特に窓の下や排水口の近く、屋根や雨樋から水が落ちる部分で見られるのが特徴。

また、雨水が伝わることで外壁の表面に筋状の汚れが残りやすいです。

雨水に含まれる汚れや大気中のチリ、ホコリが雨だれとともに流れ、外壁に蓄積して黒ずみとなるためです。

対策としては、定期的に清掃を行うことや、雨だれがつきやすい場所に防汚コーティングを施すと効果的。

雨だれについて詳しくは、>>【外壁の雨だれ】落とし方と予防法で、解説しています。

外壁の黒ずみを落とす際の注意点

外壁の黒ずみを落とす際には、以下のことに注意して行うようにしましょう。

注意点

• 専用の洗剤を使う
• 高圧洗浄機は適切に使う
• 高いところは掃除しない

専用の洗剤を使う

外壁洗浄には必ず専用の洗剤を使うことを推奨します。

なぜなら、洗剤の成分によって外壁をかえって痛める可能性もあるためです。

また、せっかく苦労して洗ってもキレイに落ちきれなかったり、苔やカビがすぐに再発するケースも考えられるでしょう。

自己責任でもいから洗剤を代用したい！という場合には、中性洗剤を水かぬるま湯に薄めて使用します。

また、洗剤の代わりに重曹を使いたい場合には、スプレーボトルに水で薄めて噴射し、浸透させてから柔らかめのブラシで洗うこともできます。

その場合、目立たない箇所でお試し洗いすることをオススメします。

あまり濃い重曹液は素材に影響を与えることもあるため、サイディングやコンクリート、石材に使用する際は注意が必要です。

高圧洗浄機は適切に使う

高圧洗浄機は適切に使うことで効果を発揮できます。

効率よく、かつ傷つけないように注意して扱うことが大切です。

>>【ケルヒャー】外壁に高圧洗浄機では、ケルヒャーの使い方について詳しくご紹介しています。

また、外壁の換気扇周りについている黒い汚れは、埃やカビ、排気ガス、湿気、油などが原因で発生します。

これらの落としにくい汚れには、高圧洗浄ではなく、専用洗浄剤とスポンジを使って優しく洗いましょう。

高いところは掃除しない

2階部分や屋根などの高所は自分で掃除しない方がいい箇所です。

ケガや落下の危険性が伴うため、専門業者に依頼するようにしましょう。

脚立や梯子を使わずに自分で掃除したいという方は、>>【ケルヒャー】外壁に高圧洗浄機で、ケルヒャーの高圧洗浄機専用アクセサリー、2階の外壁まで届く延長パイプなどをご紹介しています。

外壁のコケ取り剤・人気ランキングTOP5

人気の外壁コケ取り剤・外壁汚れ用洗剤をランキングトップ5にしてご紹介します。

カインズなどのホームセンターや、ネットショッピングで手軽に購入できるラインナップです。

順位	画像	商品名	価格（税込）	容量
1 位	引用元：Amazon	TO-PLAN(トプラン) キエール コケ・カビ	732円	400ml
2位	引用元：Amazon	アルタン ワンステップ・スプレー・クリーナー	1,249 円	1L
3位	引用元：Amazon	アサヒペン コケ・カビ・黒ずみ除去スプレー	1,064円	800ml
4位	引用元：Amazon	トーヤク コケカビ取り	1,300円	850ml
5位	引用元：Amazon	友和 ホームケアシリーズ外壁用	767円	400ml

第1位のキエール コケ・カビは、Amazonでも「リピートしました」「スプレー散布だけですごい効果！！！」と圧倒的販売・口コミ数と高評価を誇る外壁用洗剤です。

一方、第5位のホームケアシリーズ外壁用は、ヒルナンデスでも紹介され、売り切れ続出の人気商品。

それぞれの容量については最小サイズをご紹介しているタイプもありますが、業務用も販売していますのでサイトでご確認ください。

>>外壁塗装のコケでは、おすすめのコケスプレーやカビ取り剤 、コケを放置するリスクについてご紹介しています。

まとめ

外壁の黒ずみ汚れには、ホコリや排気ガス、カビ・コケ、雨だれなどさまざまな原因があり、汚れに合わせた対策が重要です。

軽度な汚れには、柔らかいブラシやスポンジを使い優しくこする方法が手軽で効果的。

広範囲に黒ずみがある場合では高圧洗浄機が効率的ですが、外壁を傷めないように圧力調整が必要です。

頑固な汚れやカビには外壁専用の洗剤を使い、素材に合ったものを選ぶと安心でしょう。

さらに、個人での対応が難しい場合や全面的なクリーニングを望む場合は、プロの業者に依頼することで安全かつ美しく仕上げられます。

こうした方法を組み合わせることで、外壁の美観と耐久性を保つことができ、定期的なメンテナンスが快適な住環境の維持につながります。

外壁をキレイにしておくことで、建物寿命も延ばすことができるので、年に1回は大掃除と同様に行うことをオススメします。