080-4199-0852
高圧洗浄機で外壁塗装のコケ落とし|コケ取りを自分で行うケルヒャーの使い方
外壁に生えるコケは、見た目を損ねるだけでなく、建物の劣化を早める原因にもなります。
できれば自分で外壁洗浄したいとお考えですか?
今回は、そういった外壁の状態に合わせた洗浄法や、自分でも手軽に使える家庭用の高圧洗浄機で、汚れをキレイに落とせる方法をご紹介します。
高圧洗浄機を使えば、効率的にコケを除去できますが、使用方法を誤ると外壁を傷める可能性も。
そこで、専門業者による高圧洗浄のメリットや、人気の家庭用高圧洗浄機「ケルヒャー」を使う際のポイント、外壁塗装を放置するリスクについて確認していきましょう。
【外壁のコケ落とし】正しい洗浄方法
外壁に付着したコケの落とし方は、以下のケースごとに適した方法をご紹介していきます。
正しい洗浄方法
- 部分的な場合は自分で手洗い
- 広範囲な場合はスプレー洗浄
- 高所の場合は業者へ依頼
部分的な場合
外壁のコケ取りは、部分的な範囲であれば比較的簡単な方法で除去できます。
掃除の手順
- 柔らかいブラシやスポンジでコケの表面を軽くこすり落とす
- 市販の外壁用洗浄剤を適量スプレーして数分間放置
- 水で洗い流す
強力な漂白剤や酸性の洗剤は避け、外壁の材質に合った製品を選びましょう。
また、洗浄剤・製品に記載されている使用上の指示に従ってください。
>>外壁洗浄を自分ででは、外壁汚れの原因や、外壁掃除の頻度、重要性について解説しています。
広範囲な場合
外壁全体や広範囲にわたってコケが発生している場合は、洗浄剤を使用したスプレー洗浄が効果的です。
掃除の手順
- 専用の外壁洗浄剤をスプレーガンやポンプ式の噴霧器で均一に噴霧
- 数分間から数十分放置してコケを浮かせる
- 低圧の水道ホースで洗い流す
高圧洗浄機を使用する場合は、圧力を低めに設定し、適切な距離を保つことで外壁のダメージを防ぎます。
広範囲の作業は、時間と労力がかかるため、プロの業者に依頼するのもオススメです。
>>【ケルヒャー】外壁に高圧洗浄機の注意点では、家庭用高圧洗浄機の使い方を解説。
高所の場合
2階や屋根部分など高所のコケ除去は、安全性を確保するために特別な注意が必要です。
重量のある高圧洗浄機を使用する場合は特に、噴射する際の高圧力でバランスを崩す可能性も高いためです。
高所作業ではそういったリスクが高いため、専門業者に依頼することを強くお勧めします。
専門業者は、安全装備や高所作業の経験が豊富であり、効率的かつ安全にコケを除去できます。
外壁の苔を放置することで起こるリスク
外壁の苔を放置することで起こるリスクは主に以下の2つが挙げられます。
2つのリスク
- 劣化が早まりリフォームすることに
- 人体に悪影響
劣化が早まりリフォームすることに
外壁の苔を放置すると、外観を損ねるだけでなく「建物の劣化」を早める大きな原因となります。
苔は湿気を保持する性質があり、外壁材に長時間接触することで湿気が壁材に浸透するからです。
これにより、外壁の防水機能が低下し、ひび割れや剥離の原因に。
特に、木材や塗装仕上げの外壁では、腐食や劣化が加速しやすく、最終的には全面的なリフォームが必要になることもあります。
また、苔が根を張ることで外壁の表面を侵食し、素材自体の劣化を引き起こします。
総じて建物全体の強度が低下し、耐久性が損なわれることに直結。
>>外壁の高圧洗浄で剥がれるでは、高圧洗浄機の塗装剥がれやコンクリート外壁でのトラブルについて解説。
人体に悪影響
外壁に生えた苔を放置することは、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
苔は湿気の多い環境で繁殖しやすく、その環境はカビや菌類の発生を促進するためです。
特に、アレルギー体質の人や喘息のある人にとって、カビや菌類は深刻な健康問題を引き起こす可能性も。
さらに、苔自体も滑りやすい表面を形成するため、外壁や屋根に登る必要がある場合、転倒や怪我のリスクも増加します。
また、苔の繁殖による見た目の悪化は、住宅の価値を下げるだけでなく、心理的なストレスを引き起こすこともあるでしょう。
これらのリスクを避けるためにも、早めに苔を除去し、清潔な環境を保つことが重要です。
続いて、家の外壁の苔の取り方における「やってはいけないこと」についてチェックしていきましょう。
外壁のコケ落としでやってはいけないNG例
外壁コケ取りに効果があると言われている以下の方法は、場合によってはNG行為になることもあります。
- カビキラーやハイターを使う
- 重曹や酢などを使う
- 高圧洗浄機を使う
外壁の掃除やカビ取りにハイター(漂白剤)を使うと、ハイターに含まれる塩素系の成分で、外壁表面の塗装がダメージを受ける恐れがあります。
カビキラーやハイターを使う
外壁やブロック塀などにカビキラーを使うと、その素材に適していないケースがあります。
カビキラーやハイターは強力な漂白剤であり、雨だれによる黒ずみ汚れや外壁の藻・コケ・カビを効果的に除去できますが、これらの薬剤は外壁の塗装や素材を傷め、色落ちや劣化を引き起こす可能性があるためです。
また、洗い流しが不十分だと、化学物質が残留し、環境や健康に悪影響を及ぼすリスクもあります。
特に外壁が植物やペットなどの近くにある場合、慎重に取り扱わなければなりません。
重曹や酢などを使う
重曹や酢は家庭内の掃除には有効ですが、外壁のコケ除去にはあまり適しているとはいえません。
これらの自然素材は効果が弱く、家外壁コケの根本的な除去には不十分だからです。
また、長時間放置すると外壁の塗装や素材を傷めることがあります。
重曹や酢が乾燥して外壁に残留することで、美観を損ねる原因にもなりかねません。
自作のコケ取りスプレーよりも、専門的な外壁洗浄剤を使用する方が安全で効果的です。
熱湯も苔やカビに効果的と言われていますが、範囲が広いほど効率的ではなく、火傷などの危険性も伴うためあまりオススメできません。
高圧洗浄機を使う
タイルなど耐性のある外壁材なら高圧洗浄機を使っても痛むことなく洗浄できる場合もありますが、
基本的に外壁へ高圧洗浄機をあてることはオススメできません。
高圧洗浄機は外壁のコケを効果的に除去できますが、専門知識なく使い方を誤ると外壁を傷つけるリスクがあるからです。
特に、圧力が強すぎたり、何度も同じ箇所に噴射することで塗装が剥がれたり、素材にダメージを与えることがあります。
また、適切な距離や角度を守らないと、水しぶきが飛び散り、近隣に迷惑をかけることがあります。
外壁を痛めずに高圧洗浄機を使う方法
外壁洗浄をご自身でどうしても行いたい場合、外壁が痛む可能性を下げるように極力やさしい洗い方をしてください。
ケルヒャーなどが代表的な高圧洗浄機は、たとえ家庭用であっても高い圧力で外壁に衝撃が加わるためです。
具体的には、以下の手順で行います。
掃除の手順
まずはいきなり洗浄するのではなく、外壁の目立たない箇所でお試し洗いしてみましょう。
水圧を弱に設定してどの程度汚れが落とせているか、塗装剥がれなどが生じていないかチェックする作業。
テスト洗浄に問題がなければ、広角ノズルで壁面全体を上から下へ動かして洗い流します。
洗浄機はゆっくり動かすと効率良く汚れが落とせます。
汚れが落ちにくい箇所にはノズルを変えてスポット洗浄しましょう。
洗浄剤を使用するのも効果的です。
また、外壁に負担をかけすぎないように、以下のことに留意します。
注意点
- ノズルと壁面との距離は20~30cm程度に離す
- 壁面に対して直角に水圧を当てる
>>【ケルヒャー】外壁に高圧洗浄機では、ケルヒャーの使い方や洗浄機を選ぶときのポイント、おすすめのお掃除グッズをご紹介しています。
カインズなどのホームセンターやネットで買えるコケ取り剤や、専用ブラシなどがあると、より快適にお掃除ができ洗浄効果を実感できるでしょう。
コケ取りスプレーは100均などでも購入できるので、ぜひ外壁専用のタイプで使用上を守ってお使いください。
>>外壁塗装のコケ|重曹で苔退治!で、おすすめの洗剤・コケスプレーランキングを紹介。
コケ・カビの除去には外壁洗浄専門店がオススメ!
家の外壁に付着したコケやカビを果的に除去するには、外壁洗浄の専門店に依頼するのがオススメです。
コケやカビが外壁に生えると、見た目が悪くなるだけでなく、建物の劣化を早める原因にもなるからです。
専門店は、高圧洗浄機を使用したプロの技術で、外壁の素材に応じた最適な洗浄方法を提供しています。
また、専門店は環境に優しい洗剤を使用し、近隣への配慮も徹底しています。
さらに、コケやカビの再発防止策も提案してくれるため、長期的な美観と建物の保護が期待できます。
外壁の美しさと耐久性を保つために、コケ・カビの除去には信頼できる外壁洗浄専門店の利用を検討しましょう。
まとめ
家の外壁のコケ落としについて解説しました。
DIYの高圧洗浄機を使って外壁の苔を取る方法は、適切に行えば美観を保ち、建物の耐久性を向上させる効果があります。
専門業者に依頼することで、安全かつ確実に青カビ・コケを除去できますが、ケルヒャーなどの家庭用高圧洗浄機を使って自分で行う場合も、正しい手順と注意点を守ることが重要です。
市販のコケ取り剤も種類が豊富で、外壁素材に適したものを選ばなくてはなりません。
外壁塗装を放置せず、正しい方法で定期的なメンテナンスを心がけましょう。