外壁塗装の相場は30坪でいくら?塗装面積の出し方と塗料別の金額、40坪・50坪・屋根込みの目安

外壁塗装の相場は30坪でいくら?塗装面積の出し方と塗料別の金額、40坪・50坪・屋根込みの目安

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延床30坪の外壁塗装の相場は、比較サイトの目安で60万〜140万円前後です。同じ30坪でも金額に大きな幅があるのは、サイトごとに塗装面積の前提が90〜139㎡まで違うことと、使う塗料が違うためです。自分の家の金額を確かめるには、外周×高さで塗装面積を出し、見積書の㎡数と㎡単価に当てはめて比べます。

この記事でわかること

  • 30坪の相場: ハピすむとくらしのマーケットは60万〜100万円、ミツモアは上限を140万円前後としています。どのページも、何件の見積もりから出した数字かは示していません。
  • 幅が出る理由: 同じ30坪でも、塗装面積を約90㎡(平屋)から139㎡(係数1.4)まで違う前提で計算しています。面積が1.5倍違えば、塗料代や手間も変わります。
  • 見積書の検算: 外周×高さ−窓・ドアで自分の家の塗装面積を出し、見積書の㎡数と比べます。単価は塗り回数をそろえてから比べます。
目次

30坪の外壁塗装の相場は60万〜140万円前後

延床30坪の外壁塗装の相場は、主な比較サイトの目安を並べると60万〜140万円前後です。

下の表は、2026年10月15日に当サイトが確かめた、30坪の相場を示している主なページの数字と、その数字の前提です。金額は各サイトの表示のまま載せ、当サイトでは足し合わせたり平均したりしていません。

ページ 30坪の相場 塗装面積の前提 含む範囲 更新日
ハピすむ 60万〜100万円 119㎡(延床面積×1.2) 外壁塗装。モデルケースに足場・シーリング・洗浄・諸経費 2026年7月14日
くらしのマーケット 60万〜100万円 延床(坪)×3.3×1.2 外壁塗装 2026年8月28日
ミツモア(30坪の解説) 70万〜140万円 約118㎡ 外壁のみ。屋根を含むと94万〜196万円 2025年5月28日
ミツモア(坪数別の解説) 74万〜142万円 119㎡ 足場・付帯部・諸経費10%を含み、屋根は含まない 2026年7月27日
ゴールドオンライン 70万〜100万円ほど 平屋 約90㎡・2階建て 約115㎡ 目安として「言われます」と紹介 2021年9月11日

下限は60万円でそろっていますが、上限はハピすむ・くらしのマーケットが100万円、ミツモアの2本が140万円前後と分かれます。

「30坪」は延床面積のこと

外壁塗装の相場でいう「30坪」は、土地の広さや1階の床面積ではなく、各階の床面積を足した延床面積のことです。

ミツモア、CREX、ハピすむは、いずれも延床面積の坪数で相場を示しています。1坪は約3.3㎡なので、延床30坪は約99㎡です。延床面積は建築時の図面や登記の書類で確かめられます。

どのサイトも根拠の件数を出していない

表の相場は、どれも何件の見積もりや工事から出した数字かが書かれていません。

ミツモアの坪数別の解説は「ミツモアの外壁塗装業者の料金設定をもとにした」と書いていますが、件数や時期は示していません。外壁塗装の費用だけを集めた公的な統計や平均も見つかりませんでした。相場の数字は「そのサイトが示す目安」として読み、自分の家の金額は、この記事の後半の手順で面積から確かめるのが確実です。

同じ30坪でも塗装面積は90〜139㎡まで違う

同じ延床30坪でも、塗装面積の前提はサイトによって約90㎡から139㎡まで違います。

各サイトが30坪の家に置いている塗装面積を、小さい順に並べると次のとおりです。

  • 約90㎡:ゴールドオンライン(延坪30坪の1階建て)
  • 約115㎡:ゴールドオンライン(延坪30坪の2階建て)
  • 約118㎡:ミツモア(30坪の解説)
  • 119㎡:ハピすむ・ミツモア(坪数別の解説)。延床面積×1.2
  • 119〜139㎡:CREX。延床面積×1.2〜1.4

90㎡と139㎡では約1.5倍の差があり、塗料代も手間も面積に合わせて増えます。どの面積を前提にした相場かを見ないと、自分の家に合わない数字と比べることになります。

平屋と2階建てで面積が変わる

同じ延床30坪なら、平屋は壁の高さが1階分しかないため、2階建てより塗装面積が小さくなります。

ゴールドオンラインでは、外壁診断士の輿石雅志さんが、延坪30坪の家の塗装面積を1階建てなら約90㎡、2階建てなら約115㎡と紹介しています。ミツモア・ハピすむ・CREXが置く約118〜139㎡は、平屋の約90㎡より2階建ての約115㎡に近い数字です。平屋の家はそのまま当てはめず、面積を出してから比べてください。

延床×1.2〜1.4は民間の目安で公的な式ではない

延床面積に1.2〜1.4を掛けて塗装面積を出す方法は、比較サイトや業者が使う目安で、国やメーカーが定めた式ではありません。

ハピすむとくらしのマーケットは1.2、CREXは1.2〜1.4の係数を使っています。係数で出した119〜139㎡は、ゴールドオンラインの2階建ての約115㎡に近い数字です。窓が多い家は実際の塗装面積が小さく、凹凸の多い家や3階建ては大きくなります。係数で出した面積はあくまで当たりを付けるためのもので、見積書の㎡数と比べるときは、次の節の方法で自分の家の面積を出してください。

自分の家の塗装面積を出す方法

自分の家の塗装面積は、外周の長さ×外壁の高さから、窓やドアなど塗らない部分の面積を引いて出します。

塗装面積=外周×高さ−窓・ドア(計算例)高さ5.5m外周=(8m+6.3m)×2=28.6m1 外周×高さ28.6m×5.5m=約157㎡(壁の全体)2 窓・ドアを引く157㎡−25㎡=約132㎡3 見積書の㎡数と比べる大きく違えば、どこを数えたかを聞く寸法はすべて仮の数字です

図の寸法は説明のための仮の数字です。自分の家の寸法に置き換えて計算してください。

外周と高さの測り方

外周は建物の各辺の長さを足したもの、高さは地面から屋根の軒先までの外壁の高さです。

建築時の図面(立面図・平面図)から寸法を読むのが正確で、図面が無ければメジャーで各辺を測って足します。高さは地上から測りにくいので仮に置いて当たりを付け、現地調査で業者が測った数字と比べます。凹凸の多い家は、出っ張った部分の側面も外周に足してください。

計算例(総2階・延床約30坪の仮の家)

1階・2階とも8m×6.3mの総2階の家で計算すると、塗装面積は約132㎡になります。

  1. 延床面積:8m×6.3m×2階=約101㎡(約30.5坪)
  2. 外周:(8m+6.3m)×2=28.6m
  3. 壁の全体:28.6m×高さ5.5m=約157㎡
  4. 窓・ドアなど塗らない部分:仮に25㎡
  5. 塗装面積:157㎡−25㎡=約132㎡

この仮の家は、延床面積×1.2の119㎡より大きく、CREXの119〜139㎡の範囲に入ります。仮の寸法での計算なので、132㎡を30坪の標準とは考えず、自分の家の寸法で同じ計算をしてください。

足場の面積は(外周+8m)×高さで別に出す

足場の面積は塗装面積とは別の数字で、くらしのマーケットは「(建物の外周+8m)×家の高さ」という目安を紹介しています。

足場は建物から少し離して周りを囲むので、外周に余分を足して計算します。くらしのマーケットは、一般的な30坪の戸建ての足場面積を166㎡、費用を132,800〜199,200円程度としています。上の仮の家で同じ式を使うと(28.6m+8m)×5.5m=約201㎡で、くらしのマーケットの1㎡800〜1,200円を掛けると約16万〜24万円です。見積書の足場の㎡数が塗装面積より小さい場合は、数え方を業者に聞いてください。

30坪の塗料別の金額と1年あたりの費用

30坪の家の塗料別の金額は、ミツモアの目安で、ウレタン20万〜26万円、シリコン27万〜36万円、フッ素45万〜57万円です。

下の表は、ミツモアが外壁面積約118㎡の家で示す塗料代と、エスケー化研が示す期待耐用年数をもとに、当サイトが1年あたりの塗料代を計算したものです。

塗料 ㎡単価(ミツモア) 118㎡の塗料代(ミツモア) 期待耐用年数(エスケー化研) 1年あたりの塗料代(当サイトの計算)
ウレタン 1,700〜2,200円 20万〜26万円 8〜10年 約2万〜3.3万円
シリコン 2,300〜3,000円 27万〜36万円 10〜15年 約1.8万〜3.6万円
ラジカル 2,500〜3,000円 30万〜36万円 記載なし ―
フッ素 3,800〜4,800円 45万〜57万円 15〜20年 約2.3万〜3.8万円

※ミツモアの㎡単価は上塗り2回分の単価です。ミツモアは下塗りを別に「600~1,000円/㎡(1回塗り)が平均的な金額」としています。1年あたりの塗料代は、塗料代の下限÷耐用年数の上限、上限÷下限で出した仮の計算です。耐用年数はエスケー化研がよくある質問で示す目安で、家の立地や下地で変わります。

1年あたりで見ると、塗料ごとの差は塗料代そのものの差より小さくなります。

塗料代は総額の一部

表の金額は塗料代(上塗り2回)だけで、足場・洗浄・下塗り・シーリング・諸経費は入っていません。

ミツモアは同じ30坪の家で、塗料代とは別に足場14万〜21万円、高圧洗浄1.7万〜3.5万円、養生3万〜5万円、下地処理2万〜8万円、シーリング7万〜12万円、下塗り9万〜14万円を挙げ、外壁のみの合計を70万〜140万円としています。塗料をシリコンからフッ素に変えたときに増えるのは主に塗料代の部分で、総額が同じ割合で増えるわけではありません。

メーカーの設計価格との比べ方

見積書の㎡単価が下塗りから上塗りまでの3回塗り込みで書かれているなら、ミツモアの上塗り単価に下塗りを足してから比べます。

たとえばシリコンなら、ミツモアの上塗り2回の2,300〜3,000円に、下塗り600〜1,000円を足した約2,900〜4,000円が、3回塗り込みの㎡単価と比べる目安になります(当サイトの計算)。メーカーの数字では、日本ペイントの設計価格表(2026年7月1日現在)が、戸建住宅等(施工面積100㎡以上300㎡未満)のシリコン系塗料の3工程の材工価格を5,940円/㎡としています。30坪の家の塗装面積はこの欄に入ります。ただし設計価格は足場代・下地調整費・養生代・諸経費・消費税を含まないメーカーの参考価格で、実際の見積もりの相場ではありません。3回塗り込みの単価が設計価格を大きく超える場合に、内訳を聞く目安として使ってください。

30坪の外壁塗装の費用の内訳

30坪の外壁塗装の費用は、ハピすむのモデルケースでは合計95.1万円で、外壁塗装・シーリング・足場の3つで約86%を占めます。

30坪住宅のモデルケース 合計95.1万円(ハピすむ)外壁塗装 41.5万シーリング 26.5万足場 14.2万諸経費外壁塗装 41.5万円(約44%) シーリング 26.5万円(約28%) 足場 14.2万円(約15%)工事諸経費 10万円(約11%) 高圧洗浄 2.9万円(約3%・帯の右端)割合は当サイトが合計95.1万円で割って出した数字です

95.1万円は、ハピすむの30坪の相場60万〜100万円の上の方に入るモデルケースで、内訳の大きさは家ごとに変わります。

足場は14万〜21万円前後

30坪の家の足場代は、ミツモアの目安で14万〜21万円、ハピすむのモデルケースでは14.2万円です。

くらしのマーケットは足場の単価を1㎡800〜1,200円、30坪の戸建てで足場だけ13万〜20万円程度としています。足場は塗料のグレードに関係なくかかる費用なので、塗料を安くしても総額は大きく下がりません。3階建ては、くらしのマーケットによると1㎡あたり200〜300円程度の追加が多いとされています。

シーリングは見積もりで差が出やすい

外壁の継ぎ目を埋めるシーリングは、ハピすむの26.5万円とミツモアの7万〜12万円で差が大きい項目です。

どちらのサイトも、継ぎ目のm数や、古いシーリングを撤去して新しくする「打ち替え」か、上から足す「増し打ち」かの前提を書いていません。サイディングの継ぎ目が多い家ほどm数が増え、金額も上がります。見積書ではシーリングが「一式」ではなく、m数と工法で書かれているかを確かめてください。

高圧洗浄・下地・諸経費

高圧洗浄は、ハピすむのモデルケースで2.9万円、ミツモアの目安で1.7万〜3.5万円です。

ミツモアは、ほかに養生3万〜5万円、下地処理2万〜8万円を挙げています。ハピすむのモデルケースの工事諸経費は10万円です。諸経費が「一式」でまとめられていたら、何が入っているかを聞いてください。

40坪・50坪の相場と30坪との違い

40坪の相場はハピすむ・くらしのマーケットで80万〜130万円、ミツモアで95万〜186万円です。

50坪は同じ順に100万〜160万円、116万〜230万円で、どちらも塗装面積の増え方に合わせて上がります。

下の表は、坪数別の相場を示しているページの数字を、サイトごとに並べたものです。

坪数 塗装面積(ハピすむ) 相場(ハピすむ/くらしのマーケット) 相場(ミツモア坪数別) 外壁面積(CREX)
30坪 119㎡ 60万〜100万円 74万〜142万円(119㎡) 119〜139㎡
40坪 158㎡ 80万〜130万円 95万〜186万円(158㎡) 158〜185㎡
50坪 198㎡ 100万〜160万円 116万〜230万円(198㎡) 198〜231㎡

※ハピすむとくらしのマーケットは、30・40・50坪で同じ金額を示しています。ミツモアは足場・付帯部・諸経費10%を含み、屋根は含みません。

面積が1.3倍・1.7倍になる

ハピすむの塗装面積で見ると、40坪は30坪の約1.3倍、50坪は約1.7倍です。

30坪の119㎡に対して、40坪は158㎡、50坪は198㎡です。相場の下限も、ハピすむでは60万円→80万円→100万円と、面積の増え方に近い割合で上がっています。ただし足場や諸経費のように面積に比例しにくい費用もあるため、坪数を2倍にしても総額がちょうど2倍になるとは限りません。

30坪で外壁と屋根を一緒に塗る価格

30坪で外壁と屋根を塗る価格は、くらしのマーケットで80万〜140万円程度、ミツモアで94万〜196万円です。

下の表は、30坪の外壁+屋根の価格を示しているページの数字と前提です。

ページ 30坪の外壁+屋根 前提 更新日
くらしのマーケット 80万〜140万円程度 屋根塗装+外壁塗装 2024年1月22日
ミツモア(30坪の解説) 94万〜196万円 外壁面積約118㎡ 2025年5月28日
CREX 100万〜180万円 シリコン塗料・足場代込み。屋根面積60〜79㎡ 2025年12月18日

同じサイトの外壁だけの相場と比べると、上限はくらしのマーケットで40万円、ミツモアで56万円高くなっています。屋根の面積や屋根材によって金額は変わるため、外壁と同じく見積書で屋根の㎡数を確かめてください。

足場が1回で済む

外壁と屋根を同時に塗ると、足場を組むのが1回で済み、足場代も1回分になります。

くらしのマーケットは、外壁と屋根を別々に行うと足場代が2回分かかり、同時なら1回分で済むと説明しています。30坪の家の足場は同サイトで13万〜20万円程度です。屋根の傷みが外壁と同じくらい進んでいるなら、一緒に見積もりを取って比べると判断しやすくなります。

屋根の細かい費用は別に確かめる

屋根の塗装は、屋根材(スレート・金属・瓦など)や勾配によって、塗れるかどうかも単価も変わります。

屋根材ごとの単価や、塗装より葺き替え・カバー工法が向くかは、業者に屋根の状態を写真つきで説明してもらって判断してください。

30坪の見積書が相場どおりか検算する手順

30坪の見積書が相場どおりかは、総額だけでなく、塗装面積・㎡単価と塗り回数・足場・シーリング・一式の中身を順に確かめて判断します。

下の表は、見積書で見る所と、確かめ方をまとめたものです。

見る所 確かめ方
塗装面積(㎡) 外周×高さ−窓・ドアで出した自分の家の面積と比べる。延床30坪なら119〜139㎡前後が比較サイトの目安
㎡単価と塗り回数 3回塗り込みの単価か、上塗りだけの単価かを確かめる。上塗り2回の目安と比べるなら下塗りを足す
足場(㎡) 塗装面積より大きいか。(外周+8m)×高さの目安と比べる
シーリング(m) m数と、打ち替えか増し打ちかが書かれているか
付帯部 雨どい・破風・軒天など、どこを塗るかが書かれているか
一式 「一式」の項目は、何が入っているかを書面で聞く

住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル)は、見積書の見方の解説で「よく見るとすべて100㎡など同じ数字が書かれた見積書も散見されます」と注意しています。項目ごとに数量が違うはずなのに同じ数字が並んでいたら、実際に測った数字か聞いてください。

面積が多すぎ・少なすぎを見分ける

見積書の塗装面積が自分で出した面積より大きく違う場合は、どこを数えたかを業者に聞きます。

多すぎる場合は窓やドアを引いていないなどの理由が考えられ、総額が同じでも㎡単価は安く見えます。少なすぎる場合は、塗る範囲の抜けや塗料の量の不足が心配です。業者が測った寸法や図面を見せてもらうと、違いの理由が分かります。

金額差が大きいときに確かめる先

複数の見積書で金額が大きく違うときは、相見積もりで項目を並べて比べ、迷ったら第三者に見てもらいます。

相見積もりの頼み方や比べ方は「外壁塗装の相見積もりのやり方|何社に頼むか・見積書の比べ方・断り方」、見積書の項目ごとの読み方は「外壁塗装の見積書例|外壁塗装の見積もり注意点や塗り替えのチェックポイント」で解説しています。住まいるダイヤルの「リフォーム見積チェックサービス」では、契約前の見積書(1通または2通)を無料で見てもらえます(トラブル中の相談は対象外。電話0570-016-100)。

一括見積もりサイトで比べる見積書を集める

近くに頼める業者が無い場合は、一括見積もりサイトを使うと、1回の申込で複数の会社の見積書をそろえられます。

たとえばハピすむは、最大3社のリフォーム会社を無料で紹介する一括見積もりサイトで、外壁塗装も対象です。申し込むと、内容の確認や現地調査の日程の調整で電話がかかってくる前提で使ってください。届いた見積書は、上の表の順に面積と単価を並べて比べます。

2026年の値上がりと訪問業者の注意

2026年は塗料が値上がりしたので相場の更新日を確かめ、訪問業者の「今だけ」ではその場で契約しないことが大切です。

日本ペイントは2026年6月1日出荷分から溶剤系塗料を25〜35%、水性塗料を20〜30%、関西ペイントは6月15日出荷分から溶剤系を20〜35%、水性を15〜30%値上げすると発表しました。値上げは塗料の価格の話で、工事の総額がどれだけ上がるかを示した公式の数字はありません。この記事の最初の表の5ページのうち、ミツモアの30坪の解説(2025年5月28日)とゴールドオンライン(2021年9月11日)は値上げの前に更新されたページです。相場の数字を見るときは、ページの更新日も確かめてください。

突然訪ねてきた業者に「今日決めれば安くなる」と言われても、その場で契約しないでください。訪問販売の契約は、書面を受け取った日から8日間はクーリング・オフで解除できます。値上がりの背景や訪問業者の注意点は「外壁塗装の相場|30坪の費用目安と坪数・塗料別の単価、内訳と自分の家での計算方法」でくわしく解説しています。

汚れが気になるだけなら塗装の前に洗浄の見積もりも

塗装を考えたきっかけが外壁の汚れなら、塗装の見積もりと一緒に外壁洗浄の見積もりも取ると、判断材料が増えます。

壁を触ると白い粉が付くチョーキングや、ひび割れ、塗膜のはがれが出ている場合は、塗装の見積もりを取って状態を見てもらってください。コケ・カビ・雨だれ・黒ずみといった表面の汚れだけなら、洗浄で見た目が戻る場合があります。洗浄だけで済むかの見分け方は「外壁洗浄だけでいい?高圧洗浄で外壁の汚れを洗う・屋根や外壁塗装洗浄の相場」で解説しています。

外壁洗浄の見積もりを取りたい方へ

クリリーンは、埼玉県と東京都で外壁洗浄を行っています。塗装の見積もりと並べて比べたい場合も、現地を見たうえで見積もりをお出しします。料金の目安は外壁洗浄の料金、ご依頼はお問い合わせ(見積無料)からどうぞ。

よくある質問

Q. 30坪の2階建ての外壁塗装はいくらですか。

A. 比較サイトの目安では、延床30坪の2階建ての外壁塗装は60万〜140万円前後です。ハピすむとくらしのマーケットは60万〜100万円、ミツモアは70万〜142万円前後と示しています。2階建ての塗装面積はゴールドオンラインで約115㎡、係数で出すと119〜139㎡で、どの面積を前提にした数字かで金額が変わります。どのサイトも、相場が税込か税抜かは書いていません(ハピすむ・ミツモアの30坪の解説)。見積書を比べるときは、税込か税抜かをそろえてから相場と比べてください。

Q. 平屋の30坪は2階建てより安くなりますか。

A. 塗装面積が小さい分、平屋のほうが塗料代や手間は少なくなります。ゴールドオンラインでは、延坪30坪の塗装面積を平屋で約90㎡、2階建てで約115㎡と紹介しています。一方で平屋は屋根の面積が広くなるため、屋根も一緒に塗る場合は総額の差が小さくなることがあります。比較サイトの30坪の相場は2階建てを前提にしたものが多いので、平屋は面積を出してから見積書と比べてください。

Q. 見積書の塗装面積が業者によって違うのはなぜですか。

A. 窓やドアを引くかどうか、付帯部や凹凸をどこまで数えるか、図面から出すか現地で測るかが、業者によって違うためです。業者ごとの面積が大きく違う場合は、それぞれの業者に測った寸法や計算のしかたを聞いてください。面積を大きく書くと、総額が同じでも㎡単価が安く見えるため、単価だけで比べないことが大切です。自分で外周×高さ−窓・ドアで出した面積があると、どの数字が近いか判断できます。

Q. 30坪の家の足場代はいくらですか。

A. 30坪の家の足場代は、くらしのマーケットの目安で足場面積166㎡・132,800〜199,200円程度、ミツモアの目安で14万〜21万円です。飛散防止のネットが1㎡150〜400円加算されることや、3階建てで1㎡200〜300円程度の追加がかかることもあります。足場は塗料に関係なくかかるので、外壁と屋根を同時に塗れば1回分で済みます。

Q. 屋根も一緒に塗ったほうがいいですか。

A. 屋根の傷みが外壁と同じくらい進んでいるなら、一緒に塗ると足場代が1回分で済みます。屋根がまだ新しい場合や、葺き替えが必要なほど傷んでいる場合は、塗装を同時にする意味が薄れます。外壁だけの見積もりと、外壁+屋根の見積もりを両方出してもらうと、足場代を含めた差がはっきりします。屋根の状態は自分で上らず、業者に写真で見せてもらってください。

Q. 外壁塗装は何年ごとにやればいいですか。

A. 塗料の期待耐用年数は、エスケー化研の目安でウレタン8〜10年、シリコン10〜15年、ふっ素15〜20年です。この年数で計算すると、たとえば30年のあいだに塗り替える回数は、シリコンなら2〜3回、ふっ素なら1.5〜2回の計算になります(当サイトの計算)。塗料代が高い塗料でも、足場を組む回数が減ると、その分の足場代も減ります。年数だけで決めず、チョーキングやひび割れ、塗膜のはがれが出てきたら見積もりを取る目安にしてください。外壁材そのものの寿命は「外壁サイディングの耐用年数」で解説しています。

まとめ

30坪の外壁塗装の相場について、この記事で解説した要点を次の6つにまとめました。

  • 延床30坪の外壁塗装の相場は、比較サイトの目安で60万〜140万円前後。どのサイトも根拠の件数は示しておらず、公的な統計も無い
  • 同じ30坪でも、塗装面積の前提は平屋の約90㎡から係数1.4の139㎡まで違う。延床×1.2〜1.4は民間の目安で公的な式ではない
  • 自分の家の塗装面積は、外周×高さ−窓・ドアで出す。足場の面積は(外周+8m)×高さの目安で別に出す
  • 30坪の塗料代はミツモアの目安でウレタン20万〜26万円、シリコン27万〜36万円、フッ素45万〜57万円。上塗り2回分で、下塗りや足場は別
  • 40坪はハピすむ・くらしのマーケットで80万〜130万円、ミツモアで95万〜186万円。30坪で屋根も塗るとくらしのマーケットで80万〜140万円程度、ミツモアで94万〜196万円で、足場が1回で済む
  • 見積書は、面積・㎡単価と塗り回数・足場・シーリング・一式の中身を順に確かめる。単価は塗り回数をそろえて比べる

相場の数字は、そのサイトの前提での目安です。自分の家の面積を出して見積書の㎡数と比べることが、金額が適正かを確かめるいちばんの近道です。

参考情報

記事監修者

記事監修者

齋藤 誠
(外壁洗浄専門店クリリーン 代表)

外壁洗浄専門店クリリーンの代表を務める、齋藤 誠(さいとう まこと)です。外壁洗浄・外壁塗装の分野で11年の実務経験を持ち、これまでに累計1,000件以上の施工に携わってきました(2026年時点)。
もともとは外壁塗装の職人として現場に立ち、住まいを守るためのメンテナンスに取り組んできました。その経験のなかで、外壁洗浄が果たす役割の大きさを実感しています。
外壁洗浄には美観を整える目的もありますが、それだけではありません。外壁に発生したカビやコケは乾きにくく、放置すると住まいの劣化を早める恐れがあります。ブラシや薬液による洗浄で汚れを取り除くことは、外壁の劣化を少しでも遅らせることにつながると考えています。
こうした考えのもと、クリリーンでは外壁材や汚れの種類に応じた適切な洗浄を提案しています。

→ 監修者プロフィールの詳細はこちら

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